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公開日 2017/02/22 10:12
テレビ・PC・格安スマホでテスト

開幕直前、DAZNのJリーグ中継は“使える”か? Jサポーター記者がチェック

編集部:小野佳希

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いよいよ今週末2月25日にJリーグが開幕する。このJリーグの試合中継がスカパー!からDAZN(ダ・ゾーン)へ切り替わったことが今季の大きなトピックのひとつだが、実際のところDAZNでのネット配信は“使える”レベルに仕上がっているのだろうか? とあるJリーグチームのサポーターでもある記者が自腹で加入し、テレビ、PC、スマホと様々なデバイスでの視聴を試してみた。

テレビでの視聴を始め複数端末でDAZNを実際に試してみた

■Jリーグ中継、DAZNとスカパー!でどう違っている?

これまでにも何度か記事を掲載しているように、Jリーグの中継は従来のスカパー!での放送とスカパー!オンデマンド(Jリーグオンデマンド)での配信というスタイルから、DAZNでのネット配信のみというスタイルに変更された。DAZNと昨シーズンまでのスカパー!のサービスの、メリットとデメリットを簡単にまとめると、下図のようになる。

DAZNとスカパー!との主な違い(スカパー!は昨シーズン)

Jリーグ系のコンテンツでは、J3もリーグ戦を全試合中継する点がまず大きな違い。スカパー!ではJ3は注目試合がある場合のみの中継で、その試合も昨季は首位争いなどではなく、特に終盤戦は「FC東京U-23で久保建英が出場する試合」がほとんどだった。記者は栃木SCを応援しており、昨季J3で首位争いをしているのに中継がない状況に不満を覚えていたので、J3も全試合中継というのは個人的に非常にうれしいポイントだ。

J3以外では、DAZN移行によってYBCルヴァンカップや天皇杯の試合が見られなくなる。また、「アフターゲームショー」や「Jリーグラボ」といった、サポーターの間での人気番組もDAZNでは配信されない。これらを視聴したい場合はDAZNとは別にスカパー!にも加入する必要が出てくる。

その代わり、DAZNではスカパー!にはなかった試合前のプレビュー番組が登場。すでに第1節のプレビューが公開されている。また試合後にはハイライトが配信されるほか、レビュー番組も登場予定。そのほか、ブンデスリーガやリーグアンを始めとする海外サッカーや、バレーボールのVリーグ、NBAやF1など他スポーツも追加料金不要で見放題だ。

アンテナやチューナーの設置、およびそのための工事期間が必要なスカパー!に比べて、それらが必要ないため加入後すぐに見られるのもDAZNの利点。テレビでの視聴も、ソニーやパナソニック、LG製のスマートテレビにはすでにDAZNアプリの提供が開始されており、東芝製テレビも間もなくアプリ提供が開始される予定になっている。テレビでの視聴方法の詳細については、以前に掲載した別記事を参照してほしい。なお、加入に際してクレジットカードを持っていることが必要だ。

テレビからのサインイン画面

ちなみに、DAZNは日本だけでなく海外でも展開しているサービス。しかし1月に記者が海外出張した際に試したところ、アメリカからはサービスを視聴できなかった。

アメリカからのアクセス時はなぜかドイツ語でのエラーメッセージ。アメリカではサービスインしていないことも関係していかもしれないが、おそらく海外からは一律にアクセス不可なのではないかと思われる

■テレビ・PC・スマホそれぞれでDAZN視聴を試す

さて、それでは実際にDAZNを視聴してみての感想を紹介していこう。今回はAmazon Fire TV Stickを東芝製58型4Kテレビ「Z20X」に接続しての視聴と、ソニー製55型4Kテレビ「X9350D」にアプリをインストールしての視聴、A4サイズのWindowsノートPC、Androidスマートフォンでの視聴を試してみた。

Amazon Fire TV/Fire TV StickをテレビのHDMI端子に接続してDAZNを視聴することも可能(写真はAmazon Fire TV Stick)

だが……正直に言って、特にテレビの大画面での視聴は不満が残るものだったと言わざるをえない。それはAmazon Fire TV Stick経由、アプリによるテレビ直接視聴のどちらにおいても、だ。

テレビでの視聴時の不満点/格安スマホでもスムーズに再生できる?

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