公開日 2023/04/21 06:30
新オーディオ技術による音質面も注目
“着けていることを忘れる”装着感!Shokz初の完全ワイヤレス「OpenFit」は抜かりない完成度のオープンイヤー型
海上 忍
「骨伝導イヤホンといえば!」というフレーズでその名が浮かぶほど、骨伝導の代名詞的ブランドに急成長した「Shokz(ショックス)」。今回、そんなShokzが満を持して投入するのがオープンイヤー型イヤホン、しかも完全ワイヤレスの新モデル「OpenFit」だ。
“耳を塞がない”というコンセプトを骨伝導とは異なる手法で実現し、新オーディオ技術「DirectPitch™」や装着性の工夫など、盛りだくさんの内容には胸を躍らされる。本稿では、そんな本機の仕様や特徴、使い勝手や気になる音質インプレッションを紹介しよう。
OpenFitの特長は、「コンパクト」と「オープンイヤー」という言葉に集約される。ブランド十八番の骨伝導技術こそ使用していないものの、約8.3gと軽量で耳を塞がない構造は、すなわち長時間装着しても疲れにくい点や、自動車の走行音など環境音を聞き取れることで屋外でも安心して使用できるといった、骨伝導ヘッドホン同様のメリットを享受できる。
装着性にもこだわりを見せる。まず、2層構造のリキッドシリコンを採用したイヤークッションコアを採用。その柔軟性により、あらゆる耳の形状にフィットすることを目指している。
彼らが「ドルフィンアーク」と呼ぶイヤーフックは、人間工学に基づく設計を施したうえ、0.7mmと極めて細い形状記憶素材を内蔵する。多くの人の耳のカーブにフィットしつつも、適度なグリップ力を生み出すようデザインされているのだ。
充電ケースにも抜かりはなし。スマートフォンアプリのアイコンを意識したのか、四隅に丸みを帯びた“角丸”四角形のケースは、細かいサンドブラスト仕上げのようなマット調で手触り良好! 磁石の働きで開け閉めする感触が心地いい。
また、イヤホンの耳掛け部を重ねて置く構造は、左右どちらを先に置いても収納できるという柔軟性がうれしい。
オーディオ目線では、「DirectPitch™」という技術に注目したい。ひらたくいえば音圧最適化技術で、Shokzの言を借りると「音源と人の耳の距離と角度から音を最適化させ、反相波を利用して外部への音漏れを減らすことで、耳に向けた方向の音圧を相対的に大きくさせるとともに、耳道の他の方向の音圧を相対的に小さくする」とのこと。耳穴に挿し込まなくても各帯域の音圧をバランスよく、それでいて音漏れを少なく再生してくれる新技術だ。
さらには、超軽量コンポジット振動板を採用した18×11mmのカスタマイズ・ダイナミック・ドライバー・ユニット、それを支える鉄の20倍の強度を持つ超軽量カーボンファイバー製ドーム型リングを備える。ほか、独自の低周波強調アルゴリズム「OpenBass™」を採用するなど、本機への興味は尽きない。
“耳を塞がない”というコンセプトを骨伝導とは異なる手法で実現し、新オーディオ技術「DirectPitch™」や装着性の工夫など、盛りだくさんの内容には胸を躍らされる。本稿では、そんな本機の仕様や特徴、使い勝手や気になる音質インプレッションを紹介しよう。
■あらゆる耳にフィットするこだわりの形状!新オーディオ技術などサウンド面も注目
OpenFitの特長は、「コンパクト」と「オープンイヤー」という言葉に集約される。ブランド十八番の骨伝導技術こそ使用していないものの、約8.3gと軽量で耳を塞がない構造は、すなわち長時間装着しても疲れにくい点や、自動車の走行音など環境音を聞き取れることで屋外でも安心して使用できるといった、骨伝導ヘッドホン同様のメリットを享受できる。
装着性にもこだわりを見せる。まず、2層構造のリキッドシリコンを採用したイヤークッションコアを採用。その柔軟性により、あらゆる耳の形状にフィットすることを目指している。
彼らが「ドルフィンアーク」と呼ぶイヤーフックは、人間工学に基づく設計を施したうえ、0.7mmと極めて細い形状記憶素材を内蔵する。多くの人の耳のカーブにフィットしつつも、適度なグリップ力を生み出すようデザインされているのだ。
充電ケースにも抜かりはなし。スマートフォンアプリのアイコンを意識したのか、四隅に丸みを帯びた“角丸”四角形のケースは、細かいサンドブラスト仕上げのようなマット調で手触り良好! 磁石の働きで開け閉めする感触が心地いい。
また、イヤホンの耳掛け部を重ねて置く構造は、左右どちらを先に置いても収納できるという柔軟性がうれしい。
オーディオ目線では、「DirectPitch™」という技術に注目したい。ひらたくいえば音圧最適化技術で、Shokzの言を借りると「音源と人の耳の距離と角度から音を最適化させ、反相波を利用して外部への音漏れを減らすことで、耳に向けた方向の音圧を相対的に大きくさせるとともに、耳道の他の方向の音圧を相対的に小さくする」とのこと。耳穴に挿し込まなくても各帯域の音圧をバランスよく、それでいて音漏れを少なく再生してくれる新技術だ。
さらには、超軽量コンポジット振動板を採用した18×11mmのカスタマイズ・ダイナミック・ドライバー・ユニット、それを支える鉄の20倍の強度を持つ超軽量カーボンファイバー製ドーム型リングを備える。ほか、独自の低周波強調アルゴリズム「OpenBass™」を採用するなど、本機への興味は尽きない。
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