トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > レビュー記事一覧

公開日 2023/11/23 06:30
リアルタイムAIプロセッサーの成せる技

たった数分で劇的効果、テレビが好みの画質に! LG「パーソナルピクチャーウィザード」をプロが徹底チェック

折原一也

前のページ 1 2 3 次のページ

■新たな発想でユーザー好みの映像を叶える「パーソナルピクチャーウィザード」




4Kテレビの技術として “AI” がトレンドのひとつになっており、映像エンジンの画質・音質処理で導入されるケースも多く、AIの効果が働く「オートAI」などの映像モードを装備するモデルも増えている。映像コンテンツのジャンルの把握、超解像処理、オブジェクト検出など、AIによる映像分析を活用し、最適な映像処理が施せるのが大きな特徴だ。

LGエレクトロニクスでも、AI対応の映像エンジンを搭載したモデルを多数ラインナップしている。最新世代のリアルタイムAIプロセッサー「α9 AI Processor 4K Gen6」は4K有機ELモデルの「OLED G3」や「OLED C3」のシリーズなどに搭載されており、「α7 AI Processor 4K Gen6」は4K有機ELモデル「OLED B3」、4K液晶モデル「QNED85JRA」「QNED80JRA」シリーズに採用されている。

リアルタイムAIプロセッサー「α9 AI Processor 4K Gen6」

LGエレクロトニクスの4K有機ELテレビでは、「AI映像プロ」や「AI映像ジャンル選択」などの機能を搭載

リアルタイムAIプロセッサーの機能の中で、革新的な高画質技術としてひと際注目を集めているのが、同社の独自機能である「パーソナルピクチャーウィザード」だ。画質調整に詳しくないユーザーでも手軽に好みの映像を再現することができる機能であり、ユーザーが好みの画像をどんどん選択して設定することで、嗜好に最適化した映像を楽しめるのだ。

「パーソナルピクチャーウィザード」の設定画面

映像の設定画面から「パーソナルピクチャーウィザード」の設定項目に進んでいける

「パーソナルピクチャーウィザード」の学習によって調整されるパラメーターには、開示されているだけでも明るさ/コントラスト/シャープネス/ガンマ/色温度/RGBなどがあり、これらを調整した8,500万ものパターンからユーザー好みの映像を自動で作ってくれるという。

新たな発想による画質調整を実現した「パーソナルピクチャーウィザード」だが、本稿ではその効果をチェックすべく、使い勝手から映像の変化について詳解していく。

取材では、LGエレクトロニクスの4K有機ELテレビ「OLED C3シリーズ」を使用。同社の上位モデルであり、42/48/55/65/77/83インチの全6サイズ展開で、幅広いユーザーのニーズに応えるラインナップを揃えている。今回は最小サイズの42インチ「OLED 42C3PJA」をレファレンスとした。

4K有機ELテレビ 「OLED C3シリーズ(OLED42C3PJA)」 オープン価格(予想実売価格290,000円前後/税込

OLED C3シリーズは「OLED evo」パネルを採用。独自の「webOS 23」によって、YouTubeやAmazon Praime Video、Apple TV、Disney+、Netflixなど、多数のVODを楽しめる。また、LG WebCamとの連動など、スマート機能も豊富。応答速度0.1msやVRR、ALLM対応など、ゲームプレイにも最適なモデルだ。

「webOS 23」の搭載で豊富なVODサービスに対応

ゲームプレイ専用の設定画面も採用

「パーソナルピクチャーウィザード」を実際に試す

前のページ 1 2 3 次のページ

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新

WEB