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公開日 2024/06/19 06:30
USB、Bluetooth、microSDなど色々対応。カーオーディオにも

“何でも聴ける” CDプレーヤー!Shanling「EC Mini」で楽しく上質に音楽を再生しよう

土方久明

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いま水面下でCD再生が再注目されている。オーディオ愛好家にとっては未だメインソースのひとつだが、青春時代に購入したCDを改めて聴いたり、若い世代の中にも今改めてCDを聴いてみたいという層が出現しているようだ。

そのような中、中国の深センに本社を構えるShanling(シャンリン)より、高品位かつ機能性の高いコンパクトなCDプレーヤー「EC Mini」が登場した。

Shanling「EC Mini」(市場想定価格:税込54,450円前後)

Shanlingは1988年に高価格帯のオーディオ用アンプを発売するなど、オーディオへの関わりは30年を越える老舗ブランド。最近はDAPなどのポータブルオーディオに力を入れ、国内のコアなヘッドホン/イヤホンファンからも支持されている。

そんなShanlingがこのタイミングで出したCDプレーヤーだけあり、EC Miniは基本となるCD再生の高音質化への取り組みと共に、数多くの利便性の高い機能を備える。

CDはもちろん、それ以外のソースへの対応力も充実しており、microSDカードによる楽曲ファイル再生やUSB-DAC機能、Bluetooth機能など再生可能ソースが多い。また、内部に大容量のバッテリーを搭載するなど、単純な据え置きCDプレーヤーとして以外にも見どころの多いモデルとなっている。

■小型ながら、見た目も中身も作り込みは上質


早速、EC Miniのブラックモデルを自宅の試聴室に設置してクオリティチェックを行った。シャーシは上面から見てA5サイズとコンパクト。筐体の大部分はマットブラック仕上げで、そこに光沢のあるフロントパネル。ロゴなどのレタリングは明度を抑えたゴールドで、素材の使い分けが上手い。


また、リアパネル以外にはビスも見えず、天板部には2.33型のフルカラータッチスクリーンを搭載し、天板から側面にかけてラウンドした形状を持つなど、オーディオ機器として手抜きのないデザインだ。


ネジやボディのエッジなどの角張った部位を減らした、滑らかなデザイン
フロントパネルにはスロットイン式のCDドライブと同時に、電源ボタンやソース切り替えボタン、ボリュームスイッチを搭載。3.5mm/4.4mmバランスの2系統のヘッドホン端子を備えるのは、CDプレーヤーとしては貴重なポイントだ。


4.4mmバランス出力を備えたCDプレーヤーという点でも珍しい
オーディオ回路部の音質対策も充実している。CDプレーヤーの音質を左右するCDのドライブユニットはPhilips製のメカ部およびサンヨー製のHD860レーザーを採用し、DACチップにESS社「ES9219MQ」を左右デュアル構成で搭載。

D/A変換後のアナログ回路部は「RT6863 OPAMP」をデュアルで使用するフルバランス回路で、さらにELNA製 SILMICコンデンサーやKDS製 水晶発振器、パナソニック製 タンタルコンデンサーなどの高品位なパーツが投入される。

CD/ハイレゾ、スピーカー/ヘッドホンと複数の組み合わせで聴き比べ

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