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公開日 2024/02/21 06:40
【連載】ガジェットTIPS

USB PD充電器は「大は小を兼ねる」。一体何のこと?

海上 忍
USB充電器は「大は小を兼ねる」ことがポイント。ここでいう大小とは、筐体サイズではなく「出力」のことを指します。USB PD対応モデルの場合、記載されている最大ワット数が30Wより60W、60Wより100Wのほうが有利になるのです。

写真は4ポートで120WのAnker 547 Charger

通常USB PD対応モデルは、電圧/電流の組み合わせパターンをいくつか備えています。スペック表をよく見れば、「5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3.25A」などと記載されている製品が大半です。

ここで見るべきポイントは、電圧と電流の乗算によって求められるワット数です。前掲の例でいえば、20V X 3.25A=65Wが最大で、そのUSB充電器におけるUSB PDの最大出力ということになります。USB PD対応のUSB-Cポートを複数備えた製品は、それぞれのポートで最大出力を持っています。

つまりは最大ワット数で判断するわけですが、羅列されたすべての電圧/電流の組み合わせを検証する必要はありません。USB PDの規格では、最大出力65WのUSBアダプターの場合、最低限出力できなければならない電圧・電流として、「5V/最低3A」や「9V/最低3A」、「15V/最低3A」も対応を要求しているからです。低い電圧にも対応することが必須要件、すなわち「大は小を兼ねる」というわけなのです。

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