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世界でも類を見ないデジタル・テクノロジーの核に迫る

鬼才ロバート・ワッツ氏が語る、CHORD「Hugo」がレファレンスである理由

公開日 2014/03/07 15:19 山本 敦
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■ワッツ氏が求める「究極のサウンド」とは

ワッツ氏が追求するサウンドにはふたつの目標があるいう。ひとつは完全に透明な音で生演奏を完全再現することだ。「何故かといえば、それが最高の音楽体験をもたらす原点であり、もっと音楽が聴きたくなる衝動の源泉だと、私は思っているからです。そしてもうひとつは、ライヴ感のあるナチュラルなサウンド……、いえ、ライヴと同じ、またはそれ以上のクオリティの音楽をオーディオコンポーネントで再現することです。優秀な録音エンジニアが目指していることと共通していると思います」(ワッツ氏)

音響心理学的な検証によれば、原音再生に近くノイズの極めて少ないサウンドはリスニング時の負担が少ないため、心地良い音楽体験に結びつくという仮説が示されていると、ワッツ氏はさらに説明を付け加える。

「Hugoは世界最先端を行くDAコンバーター」と完成度の高さについて自信を持って語る両氏

Hugoの国内での受注販売はすでにスタートしており、3月には出荷された製品が続々と到着する予定だという。「Hugoは現在のポータブルオーディオ機器の中で最先端を行くDAコンバーターです。特にリクロック機能を備えているポータブルDACはHugo以外にはないと思います。私自身もHugoを使い始めてから、音楽を聴く機会が増えました。これまで聴こえなかった音を見つける楽しみが増え、音楽を聴くときの感覚、考え方も根本から変化してきました」(ワッツ氏)

フランクス氏はHugoをHiFiヘッドホンにつないで大きめのボリュームで音楽を聴いても、全く歪みのないサウンドが楽しめることも特徴だという(もちろん、耳を痛めないため音量には注意してご使用ください、とも付け加えている)。
また、スピーカー再生にもぜひチャレンジして欲しいと呼びかける。「本体のデザインはアイコニックな"CHORDデザイン”の美しさだけでなく、その堅牢さも海外メディアのレビューなどで高い評価を受けています。ぜひHugoを長く愛用して下さい」(フランクス氏)

「いまCHORDが持てるDA変換と電源・アナログオーディオ技術の全てを惜しみなく投入したレファレンスモデル、Hugoがブランドの新たなヒストリーを築いて行くはず」。終始穏やかに、時にユーモアを添えてインタビューに答えてくれたフランクス氏、ワッツ氏は誇らしげに口を揃えながらHugoの船出にエールを贈った。

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