FPGAを使った独自技術の全貌を紹介
CHORDが「DAVE/Mojo」で実現した“最先端” DAC技術。CEOやエンジニアが詳細を語る
■計測データによって示されたDAVEの驚異的なオーディオ性能
このノイズシェーパーの驚異的な実力を、ワッツ氏は実測データを示しながら紹介してくれた。下の図は、-301dB(6kHz)という非常に微少な信号を入力して、それをどれだけ再現できるのかを表したグラフとのこと。「DAVEは超微細信号を完全に再現することができるため、圧倒的な奥行きの表現が可能になるのです」(ワッツ氏)。
次に示されたのはノイズフロア変調を占めすグラフで、信号の変動に対してノイズ変調がどのように起こるかを示すという。「これはとても耳で判別しやすい要素で、ノイズ変調の影響があると、音が明るく聴こえたり、音の角が立って聴こえたりする傾向があります」(ワッツ氏)。下のグラフから、DAVEがノイズフロア変調を排除し、圧倒的に低いノイズフロアを実現していることがわかるとのこと。
さらにDAVEにおけるジッター測定値までが披露された。ワッツ氏はこのグラフを示して「DAVEのジッターは1ピコ秒の1/1000レベルに抑えられています。これは『ジッターがない』と言ってよいレベルで、グラフが示すとおり測定にも現れません」と紹介した。
最後に、24bit/-90.3dBという極めて低いレベルの信号再生時の測定値も公表。「歪がほとんどないことに加えて、左右chの均一性にも注目してください。通常は信号レベルが下がっていくと歪の割合はどんどん増えていくのですが、DAVEでは信号レベルと共に歪も相対的に下がっていきます。極めて低雑音であることが、DAVEの音の自然さに貢献しているのです」(ワッツ氏)。
最後にワッツ氏は「CHORDのDACは、雑音変調が測定できないレベルにあり、技術的には世界の最先端にあります。これは、DACの測定性能の再定義を促すものでもあります。DAVEはデジタル領域内でいかにアナログに近い波形が再現できるかを追求した結果、“音の自然さ”にいっそう肉薄することができたのです」と述べ、プレゼンテーションを締めくくった。
このノイズシェーパーの驚異的な実力を、ワッツ氏は実測データを示しながら紹介してくれた。下の図は、-301dB(6kHz)という非常に微少な信号を入力して、それをどれだけ再現できるのかを表したグラフとのこと。「DAVEは超微細信号を完全に再現することができるため、圧倒的な奥行きの表現が可能になるのです」(ワッツ氏)。
次に示されたのはノイズフロア変調を占めすグラフで、信号の変動に対してノイズ変調がどのように起こるかを示すという。「これはとても耳で判別しやすい要素で、ノイズ変調の影響があると、音が明るく聴こえたり、音の角が立って聴こえたりする傾向があります」(ワッツ氏)。下のグラフから、DAVEがノイズフロア変調を排除し、圧倒的に低いノイズフロアを実現していることがわかるとのこと。
さらにDAVEにおけるジッター測定値までが披露された。ワッツ氏はこのグラフを示して「DAVEのジッターは1ピコ秒の1/1000レベルに抑えられています。これは『ジッターがない』と言ってよいレベルで、グラフが示すとおり測定にも現れません」と紹介した。
最後に、24bit/-90.3dBという極めて低いレベルの信号再生時の測定値も公表。「歪がほとんどないことに加えて、左右chの均一性にも注目してください。通常は信号レベルが下がっていくと歪の割合はどんどん増えていくのですが、DAVEでは信号レベルと共に歪も相対的に下がっていきます。極めて低雑音であることが、DAVEの音の自然さに貢献しているのです」(ワッツ氏)。
最後にワッツ氏は「CHORDのDACは、雑音変調が測定できないレベルにあり、技術的には世界の最先端にあります。これは、DACの測定性能の再定義を促すものでもあります。DAVEはデジタル領域内でいかにアナログに近い波形が再現できるかを追求した結果、“音の自然さ”にいっそう肉薄することができたのです」と述べ、プレゼンテーションを締めくくった。