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■「最強のクリエイティブノートPC」type A
現在、日本のクリエイター向けノートPCを代表する存在がtype Aだ。type R同様にビデオ作業向けのビデオエディション、フォトレタッチ向けのフォトエディションの2タイプが用意されている。
それぞれ目的に合ったソフトが付属し、ビデオエディションは地デジWチューナー搭載でTV、レコーダー代わりとしても使えるなどのキャラクター分けがされているのだが、それぞれに共通する美点は、その液晶のクオリティ、サウンドのクオリティ、そして動作ノイズの低さだ。
フォトエディションでは、Adobe RGBカバー率100%というプロフェッショナルレベルの液晶が搭載されているし、経年変化によるLEDの劣化のばらつきを自動補正で防ぐビルトインインユニフォーミティ機能を持つなど、長期的な使用も視野に入れた機能を搭載している。
ビデオエディションではNTSC比 約104%のクリアブラック液晶を搭載し、ブルーレイビデオを高画質に再生することができる。フォトエディションでもビデオエディションでも解像度は1,920×1,080ドットのフルHDとなる。
なおビデオエディションは地上波デジタルダブルチューナーを搭載し、レコーダー並に2番組同時録画が可能だし、Giga Pocket Digitalを使ってレコーダー並の自動録画も行える。またHDMI出力も可能なので、必要に応じて大型TVに映像を出力することもできる。
オーディオ機能としては、ノートPCには珍しくサブウーファーを搭載した2.1チャンネルタイプのスピーカーを採用し、PCの正面に座った人間に対して音の定位を正確に再現できるようにセッティングされている。
基本性能も充実している。デュアルコアCPU搭載だが、グラフィックスチップにNVIDIA GeForce9600M GTを搭載しており、PureVideoHDによってブルーレイビデオも軽々と再生できるし、ある程度の3Dゲームも楽しめる。またCUDAにも対応しているため、ビデオ関連アプリケーションの高速化が期待できる。
そして、何よりも凄いのはその動作音の低さだ。当然、高い負荷がかかる状態では、ファンの回転もそれなりに上がるが、あまり耳障りな音ではない。多くのハイパワーPCが負荷がかかると不快なノイズが増加するのが避けられないのに対して、type Aではカタログスペックでは見えない部分にも十分、コストがかかっているのがわかる。
type Aはビデオ用途でもフォトレタッチでも、クリエイティブ用途に持ち歩きたいハイクオリティなノートPCを探している人には絶対のお勧めだ。