好きなシーンを検索・再生
レコーダーの使い方が変わる! パナソニックの新サービス「ミモーラ」の威力とは
■歌番組なら1分単位で情報が記載される驚愕の「シーン詳細」
ミモーラのメイン機能は、DIGAに録画した番組の「シーン一覧表示」「シーン検索」が利用できることだ。読者のみなさんが気になるのは、そのシーンデータがどれだけ使い物になるか、ということだろう。
そこで、一つのサンプルを紹介したい。2月14日19時から放送された「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP バレンタインスペシャル」の「シーン一覧」を見てみたら、シーンデータのきめ細かさに圧倒された。
番組開始の19:00から「1分1秒(オープニング)<オープニング>」に始まり、1分以下の単位でコーナー名が紹介される。さらに「19:01 | 1分2秒 名曲HEY!HEY!HEY!スペシャル<ゲスト紹介>」と番組内のコーナー編成までを、時間とともに表示。さらには歌のシーン、トークシーンでアイコンが変わり、視覚的に内容が判別できるのも芸が細かい。
さらにシーンを選択すると、スタジオトークの話題にまで触れられており、番組を観なくてもどんな内容か把握できるくらいの情報密度だ。気になるシーンが見つかったら、ブラウザからDIGAに再生指示できる。ただしシーンの再生指示に対応しているのはDIGAの今春モデル(DMR-BZT900/800/700/600/BWT500/BRT300)のみとなる。
歌番組らしい活用法としては、「スタジオトークは全部飛ばし、スタジオライブのシーンだけを視聴」などという見方が一般的だろうか。もっとも最近の歌番組は、歌よりアーティストの素顔が見える脱線トークの方が楽しかったりもするのだが…。
番組のどの部分を重点的に視聴するにせよ、ミモーラなら番組全体を再生するまでもなく番組の流れがだいたい俯瞰でき、しかも気になるシーンからダイレクトに再生できる。
今までのBDレコーダーでは、リモコンで再生を開始したあと、録画番組の内容をチェックしながらお目当てのシーンを探していたわけだが、ミモーラにはまったく異次元の便利さを感じる。
放送から約2時間のうちに番組内容を確認し、番組情報を手入力している運用の手間を考えると、月額315円の有料サービス(5月31日までは無料で試用できる)であることも納得がいく。