【レビュー】シャープ “フリースタイルAQUOS”を試す − 「AQUOS第二章」の真価とは?
壁掛けできることがフリースタイルAQUOSの大きな特徴の一つだが、今回は社内でテストしたため、テーブルスタンドで試用した。
ディスプレイ部は軽いだけでなくデザインの美しさも特筆したい。私が特に気に入ったのはベゼルの狭さと、側面部にあしらわれたシルバー部分の仕上げだ。
ベゼルが狭いから、正面からみたときにとてもスマートな印象を受けるし、設置した際、より小さい面積で大画面を堪能できることにもなる。特に壁掛け設置をしたとき、ベゼルの狭さは大きな魅力だ。
また側面には側面のヘアラインが施されており、高級感は十分。側面にまで気を配った製品は少ないが、テレビは専有面積が大きいので、四六時中、あらゆる角度から視界に入る。だから側面の仕上げも非常に重要になるのだ。本機を購入したユーザーの多くはデザイン性を高く評価しているというが、それも頷ける。
一方で気になったところにも触れておくと、電源ユニットが外付なのはやや残念だ。電源ユニットを薄型筐体に内蔵するのが難しいのはわかるが、せっかくスマートに設置ができることがウリの製品なのだから、少しもったいないと思える。
■ワイヤレス設定はカンタン。別室使用はフリースタイルAQUOSならでは
本機のキモであるワイヤレス接続の設定はとてもかんたんだ。ディスプレイ部とチューナー部の電源を入れ、かんたんな操作を行うとペアリングが完了。すると、すぐにディスプレイ部にテレビ放送が表示される。あっけないほどスピーディーに初期設定が終了した。なおワイヤレス通信の状況は、携帯電話でのアンテナと同じ5本バーが表示され、一目で状況が把握できる。