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USB-DAC機能まで徹底レポート

【レビュー】“Astell&Kern”新ハイレゾDAP「AK120」の実力を全方位検証

公開日 2013/06/10 12:42 岩井喬
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スペック上の差としては、まず内蔵メモリーが32GBから64GBへと倍増。さらに2基設けられたmicro SDスロットもそれぞれ最大64GBまで対応し、容量の対応上限が合計192GBまでとなった。

microSDカードスロット。最大64GB×2を搭載する

バッテリーは、3.7Vリチウムイオン充電池を搭載。こちらもDACチップが倍となったことで容量を増やし2,350mAhとなったものの、連続使用時間はAK100と同じ条件(FLAC・44.1kHz/16bit・スペック参照)で約16時間から約14時間へと、若干短くなっている。それだけDAC2個使いの負担がかかることが理解できるが、機能面でもギャップレス再生に対応したことと、96kHz/24bit(192kHzは16bit)までのUSB-DAC機能も実装されることとなったので、今後予定されているDSDフォーマットへの対応も含めて考えれば、現段階でのDAPにおける決定版といえるだろう。

ギャップレス再生にも対応する

静電容量式タッチパネルを搭載した2.4型QVGA・IPS方式カラー液晶ディスプレイはAK100を踏襲した仕様だが、本機にはこの液晶面と裏側の強化ガラス面を保護するシートも同梱されるほか、イタリアの職人による手作りの天然皮革・イタリアンレザープレミアムケースが購入時からセットされていることも大きなメリットといえる。

静電容量式タッチパネルを搭載した2.4型QVGA・IPS方式カラー液晶ディスプレイ


イタリアの職人による手作りの天然皮革・イタリアンレザープレミアムケースが付属する

本体にケースを装着したところ

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