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8ch録画にも対応。見たい番組の“発掘力”も向上

【レビュー】BS/CS/ざんまい対応、進化したレグザサーバー「DBR-M490」を使いこなす

公開日 2013/06/21 12:01 折原一也
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録画時間帯を設定する上で注意したいのは、毎日必ず1時間はシステムメンテナンス時間を設定しなくてはいけない点で、もちろんその時間帯は録画されない。特に考えることなく初期設定のまま午前4時〜5時にメンテナンス時間を指定すると、現在ブラジルで開催中の「FIFAコンフェデレーションズカップ 2013」の一部試合の中継が、ちょうど試合真っ只中に1時間抜けたりするので注意してほしい。付け加えておくと「FIFAコンフェデレーションズカップ」は、ワールドカップの1年前に同じ開催地で行われているイベントである。この設定のままでは、1年後のブラジル・ワールドカップでも同じ目に遭うということだ。

セットアップが完了したら、さっそく「タイムシフトマシン録画」が稼働し始める。今回は機能を最大限活用するため、設置から約4日間全録を続けた状態から、各機能のハンドリングを行った。

■最大8ch表示の「過去番組表」で時間を意識せずに番組を見られる

「タイムシフトマシン」で録画した番組は、まずは「過去番組表」から選択して視聴することができる。「過去番組表」はタイムシフトマシンの標準6chと追加2chも区別なくアクセスでき、非常に機能的だ。

操作レスポンスも検証したが、「タイムシフトマシン」ボタンを押した瞬間から「過去番組表」の表示までに約11秒を要した。「過去番組表」を表示した状態で、1ページ送りにかかる時間は約7秒。「過去番組表」内での番組選択のカーソル移動は0.7秒程度と、わずかにラグがある。近年BDレコーダー全体のレスポンスが高速化する中で、画面の表示や切り替えに5秒以上がかかるのは体感的にも”もっさり”だ。ちなみに「番組表」ではページ送りが約4秒、「ざんまいプレイ」を開くまでのレスポンスは、「ほかにもこんな番組」を選んだ状態で約2.5秒だった。

「タイムシフトマシン」から起動できる「過去番組表」。8ch表示が標準で地デジ/BSは自動で並び替えができる

3列/3列表示の切り替えに加え、文字サイズをより小さく変更することも可能


「ch毎表示」の画面。同じ時間帯に同じチャンネルで放送している番組探しに便利

「過去番組表」の「番組検索」では、キーワード、ジャンル、放送日、チャンネルを選べて強力な検索ができる

番組の再生は「過去番組表」から選ぶだけなので非常に簡単なのだが、番組視聴では、自動チャプター機能が搭載されていないことが残念だ。番組を見る際には、4段階の早送り(1段階目が1.5倍の音声付き早見相当)と、30秒送り、10秒戻しを活用するのが基本。長時間番組では東芝伝統の1/20ジャンプが大いに役立った。

ちなみに、同社のタイムシフトマシン録画対応テレビ「Z7」シリーズも本機と同様、自動チャプター機能は非搭載。筆者は「Z7」を使う際、「気になるプレイ」で番組のメタ情報を受信し、スキップの代用としていた。ただしこれは地デジのキー局の番組に限られる。

一方でM490にはメタ情報の受信機能はなく「レグザTimeOn」機能が非搭載のため、タイムシフトマシン録画のシーン情報からの逆引き検索ができない(番組単位の検索であれば「ざんまいプレイ」や「番組検索」で行える)。この点は是非とも、今後のモデルで対応して欲しいところだ。

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