スマホのカメラ機能を簡単強化
【レビュー】ソニーのレンズスタイルカメラ「DSC-QX100/QX10」を試す
■スマートフォンにつないでみる
今回はQXシリーズのハンドリングを試すため、ソニーモバイル「Xperia Z1」au版を借りてテストを行った。iOSとの使い勝手の違いの検証はiPod touchでチェックした。
カメラとモバイル機器に加え、撮影にはWi-Fiカメラ用アプリ「PlayMemories Mobile」(以下:PMM)を用意する。アプリはそれぞれのストアから無料でダウンロードできる。
カメラとスマートフォンの接続の方法は、モバイル側がNFCに対応しているか否かと、AndroidかiOSかの違いによって変わってくる。
NFCのスマートフォン(またはタブレット)の場合の手順は以下の通り。
カメラとスマホの電源を起動→NFCでワンタッチペアリング→PMMが自動で起動→撮影スタンバイ状態に
PMMまで自動で起動するのが、NFCを使ったときの大きなアドバンテージだ。慣れてしまえば、本体電源OFFの状態から約10秒で撮影が開始できる。初回のペアリング時だけパスワードの入力が必要になるが、2回目以降は接続履歴を確認し、すぐに撮影モードへ移行してくれる。
AndroidスマートフォンでNFCを使わずにペアリングする場合、またはNFC非対応の場合の手順は以下の通りとなる。
カメラとスマホの電源を起動→PMMを手動で起動→機器一覧からQXシリーズを選択→撮影スタンバイ状態に
こちらもパスワードの入力は初回のみ必要で、一度接続した履歴があれば、カメラの電源を入れてスマホのWi-FiとPMMを起動すれば、自動でQXシリーズを認識する。こちらも慣れたら約10秒で撮影スタンバイに持っていけるが、PMMを手動で立ち上げ、QXシリーズを一覧から選ぶ手間は毎回必要になる。
iOSでの接続は、ここからまた少し手順が変わってくる。
カメラとスマホを起動→「設定」から「Wi-Fi」を選び、カメラのWi-Fiに接続→PMMを手動で起動→撮影スタンバイ状態に
iOS端末の場合は、一度カメラのWi-FiからほかのWi-Fiへ切り替えてしまったら、接続のたびにカメラのWi-Fi接続先を選び直す必要がある。PMMを起動後に機器一覧からQXシリーズを選ぶステップは不要。Wi-Fiのつなぎ直しが必要になるぶん、撮影開始まで15〜20秒ぐらいは必要になる。またWi-Fiの電波が多く飛び交う街中で使った時など、カメラのWi-Fiをすぐに掴むことができず、ペアリングに時間がかかることもあった。
続いてQXシリーズの設定項目をチェックしてみよう。