<山本敦のAV進化論 第28回>開発者訪問&試聴レビュー
ハイレゾ・ウォークマン 新旧ガチンコ対決!新「Aシリーズ」は「F880」を超えたか?
ソニーからハイレゾ対応“ウォークマン”「Aシリーズ」(関連ニュース)が発売される。先行するハイレゾ対応機「F880」の音質を超えることを目指したという、その再生能力はどれほどのものか。F880との聴き比べ対決や、開発者インタビューも含めて徹底紹介する。
なおインタビューはソニーで実施。Aシリーズの商品企画を担当した浦川里美氏、ならびにプロジェクトリーダーの上村秀行氏に、「F880を超える」ために行った様々な取り組みについてお話をうかがった。
■上位モデルの経験を活かしたハイレゾ対応ウォークマン「第2世代モデル」
ウォークマン「Aシリーズ」には内蔵フラッシュメモリーが64GBの「NW-A17」と、32GBの「NW-A16」が発売される。それぞれの想定売価はA17が35,000円前後、A16が25,000円前後で、ハイレゾ対応ポータブルプレーヤーの中ではエントリークラスに位置づけられる。
Aシリーズの企画背景について浦川氏は「ZX1、F880シリーズはオーディオコア層の方々や、アーリーアダプターの皆様から支持をいただき、ソニーのハイレゾ対応ウォークマンのテイクオフを成功に導きました。次はハイレゾをより一般的な音楽ファンに向けて訴求する段階と考え、音質面でも好評をいただいていたAシリーズをベースにハイレゾ化することを決定しました」と説明する。
Aシリーズでは本体の小型化・軽量化とともに、microSDカード対応によるストレージの拡張性を加えるなど、エントリー層に向けた利便性向上も図った。音質的には「F880を超える高音質をよりコンパクトな筐体で実現すること」が目標にあったと、音響設計を担当する上村氏は語る。
「最上位のZX1からAシリーズに下ろしてきた高音質設計の技術が色々とあります。ZX1はハイレゾ対応のフラグシップモデルとして、設計側にとっては“できることは何でもやってしまおう”という発想のもと、自由に作ることができました。Aシリーズはサイズや軽さ、バッテリー容量も考慮に入れて、製造コストと駆け引きしながら、ソニーがハイクラスのオーディオで培ってきた技術をどうすれば入れ込むことができるのか、徹底して突き詰めました」(上村氏)。
なおインタビューはソニーで実施。Aシリーズの商品企画を担当した浦川里美氏、ならびにプロジェクトリーダーの上村秀行氏に、「F880を超える」ために行った様々な取り組みについてお話をうかがった。
■上位モデルの経験を活かしたハイレゾ対応ウォークマン「第2世代モデル」
ウォークマン「Aシリーズ」には内蔵フラッシュメモリーが64GBの「NW-A17」と、32GBの「NW-A16」が発売される。それぞれの想定売価はA17が35,000円前後、A16が25,000円前後で、ハイレゾ対応ポータブルプレーヤーの中ではエントリークラスに位置づけられる。
Aシリーズの企画背景について浦川氏は「ZX1、F880シリーズはオーディオコア層の方々や、アーリーアダプターの皆様から支持をいただき、ソニーのハイレゾ対応ウォークマンのテイクオフを成功に導きました。次はハイレゾをより一般的な音楽ファンに向けて訴求する段階と考え、音質面でも好評をいただいていたAシリーズをベースにハイレゾ化することを決定しました」と説明する。
Aシリーズでは本体の小型化・軽量化とともに、microSDカード対応によるストレージの拡張性を加えるなど、エントリー層に向けた利便性向上も図った。音質的には「F880を超える高音質をよりコンパクトな筐体で実現すること」が目標にあったと、音響設計を担当する上村氏は語る。
「最上位のZX1からAシリーズに下ろしてきた高音質設計の技術が色々とあります。ZX1はハイレゾ対応のフラグシップモデルとして、設計側にとっては“できることは何でもやってしまおう”という発想のもと、自由に作ることができました。Aシリーズはサイズや軽さ、バッテリー容量も考慮に入れて、製造コストと駆け引きしながら、ソニーがハイクラスのオーディオで培ってきた技術をどうすれば入れ込むことができるのか、徹底して突き詰めました」(上村氏)。