ポタアンをスマートに使いこなす
“リモート操作アプリ” やApple Watchでポタアンがもっと便利に? OPPO「HA-2」で検証
VGP2016においてヘッドホンアンプ(ポータブルタイプ・3万円以上5万円未満)の金賞を受賞したOPPO Digital「HA-2」。本機の魅力についてはこれまでも様々な角度から紹介してきたが、今回はアプリと組み合わせることで可能となる“ちょっと意外な”ワイヤレスで楽しむ方法を紹介してきたい。
■スマホ+ポタアンは確かに“いい音”。だからこそ操作性をもっと高めたい
スマートフォンはもはや我々の生活に欠かせないアイテムだ。仕事に、プライベートに、肌身離さず持っているという人も多いことだろう。スマホは日常生活でカジュアルにエンターテインメントを楽しむプレーヤーとして圧倒的に優れている。大画面やアプリ、タッチパネルによる快適な操作性、そしてヘッドホン・イヤホンとの接続性が高まったことなどが背景にあるのだろう。
だが、当然ながらポータブルプレーヤーとしてのスマホは万能ではない。電話やメール、マップ検索など音楽再生以外のことができるのと引き替えに、電池の減りも速い。いざ音楽を聴く時にバッテリーが尽きかけていたり、映画や音楽を楽しんでいたらバッテリーが切れて電話がかけられなくなったという体験をした方も多いだろう。
音楽再生の場合、スマホ単体のオーディオ出力ではパワーが不足し、リスニング時に十分なボリュームが得られなかったり、むやみに音量を上げても音が割れてしまうことがある。そんなときにはポータブルヘッドホンアンプ、いわゆる“ポタアン”が大きな効果を発揮する。ポタアンを併用することで十分な音圧が得られ、ハイエンドクラスのイヤホンやヘッドホンのベストパフォーマンスを引き出しながら“いい音”を味わい尽くせる。
一方、スマホ+ポタアンの組み合わせにも弱点はある。せっかくスマホが薄くて軽いのに、ポタアンを一緒に持ち歩くと、必然的にポータビリティが損なわれてしまう。またスマホとポタアンを結束バンドで固定すると、ポータビリティは多少向上するものの、今度はバンドがスマートフォンの画面の一部をふさぎ、快適なタッチパネル操作が損なわれる。スマホの快適さを可能な限りキープしながら、ポタアンを併用して“いい音”も楽しむために、何かいい方法はないものか? 今回、この課題を「リモート操作」により解決しようと、いろいろと検証してみた。
■スマホアプリ「Tango Remote」を使ってみる
最初に試したのは、リモコンアプリ「Tango Remote」と、iOSデバイスを2台使うという方法だ。ポータブルヘッドホンアンプには、OPPO Digital(以下OPPO)の「HA-2」を選んだ。その理由は後述するとして、まずはリモコンアプリ「Tango Remote」について紹介したい。
Tango RemoteはiOS用アプリで、iPhoneやiPod touch、iPadで使うことができる。App Storeから購入でき、価格は600円。2台のiOS機器をWi-FiまたはBluetoothで接続し、マスター側のiOS機器から、メディアプレーヤーとして紐付けたもう片側のiOS機器を遠隔操作できるというものだ。Bluetoothのピア・ツー・ピア接続が使えるので面倒なペアリングの手順が省けるだけでなく、Wi-Fiのようにアクセスポイントが要らないため、ポケットWi-Fiルーターなど持ち歩く機器を増やさずに済むのがいい。
たとえば自宅で眠っている古いiPhoneやiPod touch、iPadを活用すれば、「Tango Remote」アプリを基点とした軽快な音楽再生環境がつくれる。
今回、ふだんiPhoneと一緒に持ち歩いているiPod touchを使って「Tango Remote」によるリモート再生環境を試してみた。最初にApp Storeからアプリを購入。iPhoneとiPod touchの各々にインストールする。宅内で使う場合は互いにWi-Fiを起動して同じ無線ルーターに接続してもいいし、外出先の場合はBluetooth接続が便利だ。iPhoneは手元でウェブ閲覧やメールチェックに活用することを想定してマスター側にし、iPod touch側はアプリを起動してから「メディアプレーヤー」を選択。するとiPhone側アプリの画面にiPod touchの名前が表示されるので、これを選択すればアプリの画面上にApple Musicを含む、iPod touchに保存されている「ミュージック」アプリのライブラリが表れる。
接続設定が完了したら、iPod touchをLightningケーブルでOPPOのポータブルヘッドホンアンプ「HA-2」につなぐ。そしてバンドでしっかりと固定してから、バッグの中に放り込む。これでiPhoneはスマホとしての使い勝手を全く損なうことなく、iPod touchに入れたお気に入りの楽曲を、あたかもiPhone上で再生しているかのように「Tango Remote」アプリの画面上で操作しながら、音楽を手軽に、そしてより“いい音”で楽しめるようになった。
■スマホ+ポタアンは確かに“いい音”。だからこそ操作性をもっと高めたい
スマートフォンはもはや我々の生活に欠かせないアイテムだ。仕事に、プライベートに、肌身離さず持っているという人も多いことだろう。スマホは日常生活でカジュアルにエンターテインメントを楽しむプレーヤーとして圧倒的に優れている。大画面やアプリ、タッチパネルによる快適な操作性、そしてヘッドホン・イヤホンとの接続性が高まったことなどが背景にあるのだろう。
だが、当然ながらポータブルプレーヤーとしてのスマホは万能ではない。電話やメール、マップ検索など音楽再生以外のことができるのと引き替えに、電池の減りも速い。いざ音楽を聴く時にバッテリーが尽きかけていたり、映画や音楽を楽しんでいたらバッテリーが切れて電話がかけられなくなったという体験をした方も多いだろう。
音楽再生の場合、スマホ単体のオーディオ出力ではパワーが不足し、リスニング時に十分なボリュームが得られなかったり、むやみに音量を上げても音が割れてしまうことがある。そんなときにはポータブルヘッドホンアンプ、いわゆる“ポタアン”が大きな効果を発揮する。ポタアンを併用することで十分な音圧が得られ、ハイエンドクラスのイヤホンやヘッドホンのベストパフォーマンスを引き出しながら“いい音”を味わい尽くせる。
一方、スマホ+ポタアンの組み合わせにも弱点はある。せっかくスマホが薄くて軽いのに、ポタアンを一緒に持ち歩くと、必然的にポータビリティが損なわれてしまう。またスマホとポタアンを結束バンドで固定すると、ポータビリティは多少向上するものの、今度はバンドがスマートフォンの画面の一部をふさぎ、快適なタッチパネル操作が損なわれる。スマホの快適さを可能な限りキープしながら、ポタアンを併用して“いい音”も楽しむために、何かいい方法はないものか? 今回、この課題を「リモート操作」により解決しようと、いろいろと検証してみた。
■スマホアプリ「Tango Remote」を使ってみる
最初に試したのは、リモコンアプリ「Tango Remote」と、iOSデバイスを2台使うという方法だ。ポータブルヘッドホンアンプには、OPPO Digital(以下OPPO)の「HA-2」を選んだ。その理由は後述するとして、まずはリモコンアプリ「Tango Remote」について紹介したい。
Tango RemoteはiOS用アプリで、iPhoneやiPod touch、iPadで使うことができる。App Storeから購入でき、価格は600円。2台のiOS機器をWi-FiまたはBluetoothで接続し、マスター側のiOS機器から、メディアプレーヤーとして紐付けたもう片側のiOS機器を遠隔操作できるというものだ。Bluetoothのピア・ツー・ピア接続が使えるので面倒なペアリングの手順が省けるだけでなく、Wi-Fiのようにアクセスポイントが要らないため、ポケットWi-Fiルーターなど持ち歩く機器を増やさずに済むのがいい。
たとえば自宅で眠っている古いiPhoneやiPod touch、iPadを活用すれば、「Tango Remote」アプリを基点とした軽快な音楽再生環境がつくれる。
今回、ふだんiPhoneと一緒に持ち歩いているiPod touchを使って「Tango Remote」によるリモート再生環境を試してみた。最初にApp Storeからアプリを購入。iPhoneとiPod touchの各々にインストールする。宅内で使う場合は互いにWi-Fiを起動して同じ無線ルーターに接続してもいいし、外出先の場合はBluetooth接続が便利だ。iPhoneは手元でウェブ閲覧やメールチェックに活用することを想定してマスター側にし、iPod touch側はアプリを起動してから「メディアプレーヤー」を選択。するとiPhone側アプリの画面にiPod touchの名前が表示されるので、これを選択すればアプリの画面上にApple Musicを含む、iPod touchに保存されている「ミュージック」アプリのライブラリが表れる。
接続設定が完了したら、iPod touchをLightningケーブルでOPPOのポータブルヘッドホンアンプ「HA-2」につなぐ。そしてバンドでしっかりと固定してから、バッグの中に放り込む。これでiPhoneはスマホとしての使い勝手を全く損なうことなく、iPod touchに入れたお気に入りの楽曲を、あたかもiPhone上で再生しているかのように「Tango Remote」アプリの画面上で操作しながら、音楽を手軽に、そしてより“いい音”で楽しめるようになった。