<連載:折原一也の“いまシュン!”ビジュアルプロダクト>
製品版が正式登場。ソニーの電子ペーパー搭載新機軸リモコン「HUIS」をじっくり使った
しかし、そんな筆者のような人のために「リモコン編集」と「リモコン学習」機能も搭載。標準には用意されていないボタンをあとから追加することができる。
「HUIS REMOTE CONTROLLER」本体に追加ボタン用のアイコンデザインが収録されており、そのボタンの候補には「TIME SLIP」なる、レグザのタイムシフトマシンを彷彿とさせるアイコンもある。これを選び、一般的な学習リモコンと同じようにボタン同士を向かい合わせて登録するといった具合だ。
リモコンボタンのカスタマイズでは、既存のボタン表示も列単位で入れ替えも可能。カスタマイズの操作はタップとフリックで直感的。説明書なしでもすぐに理解できるだろう。
このように筆者の場合は東芝のみボタン追加が必要だったが、そのほかのメーカー製レコーダーについてはデフォルト設定でさほど不自由はない。使いこなしていくうちにチャプター分割ボタンが欲しくなったりとリクエストは無限に出てくるが、もちろんそういった要求にも対応可能だ。
■オーディオやプロジェクター、さらには白物家電も1台で操作可能に
「HUIS REMOTE CONTROLLER」には「テレビ」「エアコン」「照明」「オーディオ」「ブルーレイ/DVD」「プロジェクタ」「セットトップボックス」「扇風機」のプリセットが用意されている(それ以外の機器も赤外線であれが学習可能)。ということで、前述の機器以外にも身の回りにある製品を色々と登録してみた。
まずは、BDプレーヤーのOPPO「BDP-105D JAPAN LIMITED」。だが、初期設定にOPPOというメーカー自体の選択肢がない。この場合はBDプレイヤー用の汎用テンプレートにリモコン信号を学習(カスタマイズも可能)すれば完了だ。
次にオーディオ系の機器も登録していく。ソニーのAVアンプは2度のテストで機器登録が完了。ボリュームだけでなく、入力切り替え、メニュー操作など一般的な操作を十分にこなす、かんたんリモコン程度の機能性だ。
パナソニック製のコンポも同じく「オーディオ」ジャンルから選択して登録に成功。当たり前だが画面もCD再生用のボタンや入力切り替えなどコンポ用にカスタマイズされている。
次は生活家電だ。エアコン(ダイキン製)に挑戦すると、2ステップのテストで登録完了。リモコンの温度表示やモード表示もリモコンの画面で確認して操作できる。