【PR】「次なるデジタル再生」を秘めた可能性を解説
iFi audioテクニカルノート「xDSD ― プレミアム、ポケットに入るポータブル性、完璧」
■パート2 ― テクノロジーを満載
私たちは、新製品を開発する時には、私たち自身がもっとも厳しい批評家になります。ひとつには、ユーザー側から見たらどうかを検証するために、そして時には、ちょっとやってみようかという軽い気持ちで、そうするのです。私たちは、テクノロジーをどれだけ押し拡げることができるかを見たいのです。
xDSDは、その縮図のようなものです。このセクションでは、そのテクノロジーと特徴を詳しく解説します。使いやすいと「同時に」音質も素晴らしいというのがAMR/iFiのいつものやり方ですが、そういった結果がなぜ生まれたのか、その理由を説明しましょう。
AMR GLOBAL MASTER TIMINGを備えたマルチビット・デジタル・エンジン
xDSDはmicro iDSD Black Labelに非常によく似ていますが、それには完璧に有効な理由があります。どちらの製品も「バーブラウンDSD1793」 DAコンバーターを使用し、極めて似通ったデジタル&アナログ回路を使用しているのです。
xDSDのデジタル・セクションは、micro iDSD Black Labelのものを応用していますが、これは以下の仕様を備えています。DSD512/PCM768(DoP経由のDSDと互換性あり)、DSDネイティブ再生、USB A入力、S/PDIF入力、XMOSベースのUSB回路、micro iDSD Black Label由来のクロック(AMR Global Master Timing 〔GMT〕によるゼロ・ジッター動作)、リクロック、データ・マネージメント。
xDSD内部のBluetoothセクションは、弊社のRetro Stereo50のものを応用すると共に、フェムト秒精度で動作するAMR GMTクロック・システムも使用しています。クロック領域は、USB、S/PDIF、Bluetoothをカバーするのみならず、MCU(マスター・コントロール・ユニット)ともシンクロします。xDSDのデジタル機能の「全体」が、GMTクロック・システムに従属する形になっているので、きわめて効果的です。名前の点でも特性の点でも「global」なのです。
リマッピング − MQAや非MQAフォーマットに最適化
私たちは、中途半端に仕事をすることはありません。ソフトウェア・コードも自社で書いているので、xDSDは特製のXMOSファームウェア・バージョンで走らせることができるのです。
v5.30 − プリインストールされており、MQAに最適化されています。
v5.20 − DSD512/PCM768(非MQA)までの音楽ファイル・フォーマットに最適化されています。
どちらのファームウェアも、ユーザーに最適になるように、xDSDから最後の一滴まで能力を絞り出します。
カーマニアがECU(電子コントロール・ユニット)に異なった「リマッピング」をロードするのと同じように、私たちはユーザーのみなさまが、音楽の「トルク・カーブ」に合わせて、お好みの「ファイル・フォーマット・リマッピング」をロードできるようにしているのです。