公開日 2005/07/15 18:08
ディナウディオからスピーカーシステムの新シリーズ「FOCUS」が登場
ディナウディオ ジャパン(株)は、DYNAUDIOブランドの新製品スピーカーとして「FOCUS」シリーズを新たに発表した。本シリーズでは最先端のDYNAUDIOドライバー技術と、デンマークの伝統的な美意識との融合が実現されたという。
FOCUSシリーズは4つのモデルから構成される。コンパクト・ブックシェルフ型の「FOCUS 110」と「FOCUS 140」、フロア・スタンディング型の「FOCUS 220」、ならびにセンタースピーカーの「FOCUS 200C」となる。DYNAUDIOの製品シリーズにおける位置づけとしては、AUDIENCEとContourの間をカバーするラインナップとなり、新たなブランドのファン層を掘り起こすものと期待される。
新シリーズでは「このクラスの製品で最高水準をねらって設計開発が行われた」という。DYNAUDIOがフラグシップモデルの開発成果から直接発展させた新規の独自技術による、「Esotec+ドライバー・デザイン」を特徴とする。本来上位のモデルでしか使用されない材料と技術も惜しみなく投入されている。DYNAUDIO固有技術によるMSP(ケイ酸マグネシウム・ポリマー)を材料としたウーファー・コーン、大口径軽量のアルミニウム・ワイヤー製ボイス・コイル、特殊処理をほどこしたソフトドーム・トゥイーター振動板、厳選したハイ・クオリテイ・コンポーネントを組み込んだ位相補正1段階クロスオーバー・ネットワークが、その代表例としてあげられる。下記より個別のモデルについて詳細をお伝えしていこう。
■ブックシェルフ型スピーカーシステム「FOCUS 110」/199,500円(ペア・税込)
本機はESOTEC+D280トゥイーターとESOTEC+15W-75ウーファーを特徴とするコンパクト2ウェイタイプのスピーカーシステムだ。
キャビネットの形状は非対称で、サイドウオールが後部に向けてなだらかに細くなっており、これでアセンブリーの構造が一段と強固になっている。この形状によって、好ましくない共鳴やその有害な影響を防いでいる。
ESOTEC+技術の搭載も本機の大きな特徴である。28mm被覆処理ソフトドーム装着のD280トゥイーターは優れた解像度を備え、新Esotec+ミッド/バス・ドライバーについては、音像定位を促進する回析最適化処理を施したコーンを採用することにより、リスニング距離が短い場合でもクリアーな3次元音場を楽しむことができる。コーン表面積に比してボイスコイル径が際立って大きく、アンプ信号の音楽への極めて精密な変換が可能となる。
他のシリーズモデルと同じく、クロスオーバーはインピーダンス補正しているため、インピーダンスが4Ω以下に下がることがなく、各種のアンプと柔軟に組み合わせることができる。
■ブックシェルフ型スピーカーシステム「FOCUS 140」/262,500円(ペア・税込)
本機はESOTEC+T380トゥイーターとESOTEC+17W-75ウーファーを搭載したコンパクト2ウェイタイプのスピーカーシステムだ。
本機ではFOCUSシリーズのため設計された高度のクロスオーバーを採用する。最高純度の銅で巻いた空心コイル、ハイグレードのSolenコンデンサー、温度ずれゼロのセラミック製抵抗器が、自然な音楽再生を作り出す。DYNAUDIOでは、クロスオーバーに常に1段階フィルター(6dB/octyave)を採用している点が特徴となる。これにより卓越したトランジェントと、2個のドライバーの優れた統合が実現される。
ESOTEC+ソフトドーム・トゥイーターは、特殊コーティングを施すことで歪みのない高度の周波数特性を達成している。強力なネオジム・マグネット内では、超軽量アルミニウム製ボイスコイルを磁性流体中に浮遊させることで、減衰を抑制する。
■フロア・スタンディング型のスピーカーシステム「FOCUS 220」/399,000円(ペア・税込)
本機はESOTEC+17W-75ウーファーとESOTEC+T380トゥイーターを採用した、2.5ウェイ・フロア・スタンディング型のスピーカーシステムだ。
ESOTEC+による2本のミッド/バス・ドライバーが特徴となる。超高圧圧縮したフェライト・マグネットと増強コーン・エキスカーションを搭載したダブル・マグネット・モーター・システムにより、強力なトランジェントであっても圧縮なしに正確な対応が可能となる。
大径のアルミニウム・ボイスコイルで、熱の処理能力が驚異的に増大している。剛性をコントロールしたコーン振動板は、MSP(ケイ酸マグネシウム・ポリマー)製となる。このモーター・アセンブリー一式が、ねじりに強いダイカスト・アルミニウム製バスケットに組み込まれており、空気乱流と共振をなくしている。
ESOTEC+T380トゥイーターにより、滑らかで解像度の高い高音域再生を実現する。このトゥイーターの頑丈なメタル・フェイスプレートは、6本のネジでキャビネットに固定され共鳴を排除している。
これらの技術とともに魅力的なデザインを取り入れている。スリムなキャビネットの後方にむけてなだらかなテーパーがついており、本機の独創性を高めている。
■センタースピーカーシステム「FOCUS 200C」/147,000円(1本・税込)
本機は、ESOTEC+テクノロジーを採用した15cmミッド/バス・ドライバー2本を搭載する。最高レベルのダブルマグネット・システム、大径軽量アルミニウム・ボイスコイル、ねじりに強く乱流を排除するダイカスト・アルミニウム製スピーカー・バスケット、およびMSPコーン振動板を特徴としている。これらDYNAUDIOの高性能のコンポーネントが耐入力を上げて色付けをなくし、センターチャネルにとって不可欠なリアルで開放的な音楽再生を実現している。ESOTEC+15W-75ウーファー2個と、ESOTEC+D280 Sトゥイーターが搭載されている。
【問い合わせ先】
DYNAUDIO JAPAN(株)
TEL/03-5542-3545
(Phile-web編集部)
FOCUSシリーズは4つのモデルから構成される。コンパクト・ブックシェルフ型の「FOCUS 110」と「FOCUS 140」、フロア・スタンディング型の「FOCUS 220」、ならびにセンタースピーカーの「FOCUS 200C」となる。DYNAUDIOの製品シリーズにおける位置づけとしては、AUDIENCEとContourの間をカバーするラインナップとなり、新たなブランドのファン層を掘り起こすものと期待される。
新シリーズでは「このクラスの製品で最高水準をねらって設計開発が行われた」という。DYNAUDIOがフラグシップモデルの開発成果から直接発展させた新規の独自技術による、「Esotec+ドライバー・デザイン」を特徴とする。本来上位のモデルでしか使用されない材料と技術も惜しみなく投入されている。DYNAUDIO固有技術によるMSP(ケイ酸マグネシウム・ポリマー)を材料としたウーファー・コーン、大口径軽量のアルミニウム・ワイヤー製ボイス・コイル、特殊処理をほどこしたソフトドーム・トゥイーター振動板、厳選したハイ・クオリテイ・コンポーネントを組み込んだ位相補正1段階クロスオーバー・ネットワークが、その代表例としてあげられる。下記より個別のモデルについて詳細をお伝えしていこう。
■ブックシェルフ型スピーカーシステム「FOCUS 110」/199,500円(ペア・税込)
本機はESOTEC+D280トゥイーターとESOTEC+15W-75ウーファーを特徴とするコンパクト2ウェイタイプのスピーカーシステムだ。
キャビネットの形状は非対称で、サイドウオールが後部に向けてなだらかに細くなっており、これでアセンブリーの構造が一段と強固になっている。この形状によって、好ましくない共鳴やその有害な影響を防いでいる。
ESOTEC+技術の搭載も本機の大きな特徴である。28mm被覆処理ソフトドーム装着のD280トゥイーターは優れた解像度を備え、新Esotec+ミッド/バス・ドライバーについては、音像定位を促進する回析最適化処理を施したコーンを採用することにより、リスニング距離が短い場合でもクリアーな3次元音場を楽しむことができる。コーン表面積に比してボイスコイル径が際立って大きく、アンプ信号の音楽への極めて精密な変換が可能となる。
他のシリーズモデルと同じく、クロスオーバーはインピーダンス補正しているため、インピーダンスが4Ω以下に下がることがなく、各種のアンプと柔軟に組み合わせることができる。
■ブックシェルフ型スピーカーシステム「FOCUS 140」/262,500円(ペア・税込)
本機はESOTEC+T380トゥイーターとESOTEC+17W-75ウーファーを搭載したコンパクト2ウェイタイプのスピーカーシステムだ。
本機ではFOCUSシリーズのため設計された高度のクロスオーバーを採用する。最高純度の銅で巻いた空心コイル、ハイグレードのSolenコンデンサー、温度ずれゼロのセラミック製抵抗器が、自然な音楽再生を作り出す。DYNAUDIOでは、クロスオーバーに常に1段階フィルター(6dB/octyave)を採用している点が特徴となる。これにより卓越したトランジェントと、2個のドライバーの優れた統合が実現される。
ESOTEC+ソフトドーム・トゥイーターは、特殊コーティングを施すことで歪みのない高度の周波数特性を達成している。強力なネオジム・マグネット内では、超軽量アルミニウム製ボイスコイルを磁性流体中に浮遊させることで、減衰を抑制する。
■フロア・スタンディング型のスピーカーシステム「FOCUS 220」/399,000円(ペア・税込)
本機はESOTEC+17W-75ウーファーとESOTEC+T380トゥイーターを採用した、2.5ウェイ・フロア・スタンディング型のスピーカーシステムだ。
ESOTEC+による2本のミッド/バス・ドライバーが特徴となる。超高圧圧縮したフェライト・マグネットと増強コーン・エキスカーションを搭載したダブル・マグネット・モーター・システムにより、強力なトランジェントであっても圧縮なしに正確な対応が可能となる。
大径のアルミニウム・ボイスコイルで、熱の処理能力が驚異的に増大している。剛性をコントロールしたコーン振動板は、MSP(ケイ酸マグネシウム・ポリマー)製となる。このモーター・アセンブリー一式が、ねじりに強いダイカスト・アルミニウム製バスケットに組み込まれており、空気乱流と共振をなくしている。
ESOTEC+T380トゥイーターにより、滑らかで解像度の高い高音域再生を実現する。このトゥイーターの頑丈なメタル・フェイスプレートは、6本のネジでキャビネットに固定され共鳴を排除している。
これらの技術とともに魅力的なデザインを取り入れている。スリムなキャビネットの後方にむけてなだらかなテーパーがついており、本機の独創性を高めている。
■センタースピーカーシステム「FOCUS 200C」/147,000円(1本・税込)
本機は、ESOTEC+テクノロジーを採用した15cmミッド/バス・ドライバー2本を搭載する。最高レベルのダブルマグネット・システム、大径軽量アルミニウム・ボイスコイル、ねじりに強く乱流を排除するダイカスト・アルミニウム製スピーカー・バスケット、およびMSPコーン振動板を特徴としている。これらDYNAUDIOの高性能のコンポーネントが耐入力を上げて色付けをなくし、センターチャネルにとって不可欠なリアルで開放的な音楽再生を実現している。ESOTEC+15W-75ウーファー2個と、ESOTEC+D280 Sトゥイーターが搭載されている。
【問い合わせ先】
DYNAUDIO JAPAN(株)
TEL/03-5542-3545
(Phile-web編集部)
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トピック
- ブランドDYNAUDIO
- 型番FOCUS 110
- 発売日2005年8月中旬
- 価格¥199,500(ペア・税込)
【SPEC】●感度:85 dB(2.83 V/1 m) ●インピーダンス:4 Ohms ●周波数特性:45 Hz〜25 kHz ●外形寸法:173W×305H×285D mm ●質量:7.3kg
- ブランドDYNAUDIO
- 型番FOCUS 140
- 発売日2005年8月中旬
- 価格¥262,500(ペア・税込)
【SPEC】●感度:86 dB(2.83 V/1 m) ●インピーダンス:4 Ohms ●周波数特性:41 Hz〜25 kHz ●外形寸法:203W×350H×295D mm ●質量:8.5kg
- ブランドDYNAUDIO
- 型番FOCUS 220
- 発売日2005年8月中旬
- 価格¥399,000(ペア・税込)
【SPEC】●感度:87 dB(2.83 V/1 m) ●インピーダンス:4 Ohms ●周波数特性:32 Hz〜25 kHz ●外形寸法:205W×980H×295D mm ●質量:18.7kg
- ブランドDYNAUDIO
- 型番FOCUS 200C
- 発売日2005年8月中旬
- 価格¥147,000(1本・税込)
【SPEC】●感度:87 dB(2.83 V/1 m) ●インピーダンス:4 Ohms ●周波数特性:38 Hz〜25 kHz ●外形寸法:640W×173H×285D mm ●質量:12.7kg