• ブランド
    特設サイト
公開日 2007/01/25 18:48

マランツ、セットで約50万円のSACD/プリメイン「SA-13S1」「PM-13S1」を発売

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)マランツ コンシューマー マーケティングは、同社11シリーズと15シリーズの中間に位置するSACD/CDプレーヤー「SA-13S1」、プリメインアンプ「PM-13S1」を3月に発売する。価格はともに262,500円(税込)。

なお、15シリーズは157,500円、11シリーズは367,500円(いずれもプレーヤー/アンプ共通、税込)。13シリーズの価格はちょうどこの間を埋めるもので、マランツファンに新たな選択肢が加わったことになる。

両機とも、11/15シリーズのデザインコンセプト「ニュープレミアムデザイン」を踏襲。3ピース構造のフロントパネルを採用している。

●SACD/CDプレーヤー「SA-13S1」

SACD/CDプレーヤー「SA-13S1」は、SA-15S1の回路をベースに、同社のレファレンスモデル「SA-7S1」で開発したパーツや、高剛性なメカなどを投入した。

「SA-13S1」

背面端子部

メカモジュールは、SA-11S1と同じスタビライザーに加え、メカベース取り付け部の厚みを2倍にするなどの方法で高剛性化。このメカモジュールを、トータル4.2mm厚のダブルレイヤードシャーシ、アルミダイキャスト製インシュレーターで支えている。

ドライブメカ

フィルターアンプはディスクリート構成で、マランツオリジナルのHDAM回路を使用した電源帰還型とした。DACにはシーラスロジックの「CS4397」を採用している。またシステムクロックはDACの直近に配置することで、ジッターや信号のデューティー歪などにも配慮している。

コンデンサーには、SC-7S2/MA-9S2 開発時に、パーツ供給メーカーと音質検討を重ねて開発された高音質フィルムコンデンサー“スターキャップ”や、マランツ特注のカスタム電解コンデンサーを採用。さらに電解コンデンサーなど各種パーツにも高品位なものを搭載している。

高音質パーツを多数使用


トロイダルトランスは新開発の大型のもので、上位モデルを上回る大型ケースに高比重材で封入し振動を抑えている。さらにケイ素鋼板と銅メッキされた外部ケースの2重シールドを採用するなど、贅沢な構成となっている。

ヘッドホン出力にも注力。アナログ出力回路との間にバッファーアンプを搭載するなどで、もともと高い評価を受けていたSA-15S1のヘッドホン出力をさらにグレードアップ。アナログオーディオ出力回路に使用しているコンデンサーと同グレードの高音質タイプを採用している。

大型トランスは銅メッキでシールド

内部構成

このほか、液晶ディスプレイを採用することによるノイズの低減、極太のOFC電源ケーブル、真鍮削り出しのアナログ出力端子などを搭載している。

●プリメインアンプ「PM-13S1」

定格出力90W×2(8Ω負荷)のステレオプリメインアンプ。マランツでは、「現代の最新スピーカーをハイスピードかつ十分にドライブするためには、瞬時電流供給能力を向上させることが最も重要なポイント」との考えから、トランスの大容量化、電源部のブロックコンデンサーの改良など、様々な工夫を施し、PM-15S1と比較して、瞬時電流供給能力の20%アップを実現した。

PM-13S1

背面端子部

トロイダルトランスはアルミケースを採用し、ケイ素鋼板コアリングとアルミケースの二重シールドで磁束漏れを抑えている。

パワーアンプはPM-11S1の設計コンセプトを踏襲し、ボルテージアンプ(電圧増幅回路)と完全電流帰還型のパワーバッファーアンプ(電力増幅回路)からなる2アンプ構成とした。またフォノイコアンプにも電流帰還型を採用し、使用パーツも厳選している。


パワーブロック

大型トランスを装備

同社オリジナルの高速電圧モジュール「HDAM SA2」は、ラインバッファー、プリバッファー、プリアンプ、パワーアンプの各部に搭載。信号ループの最短化、外来ノイズ飛び込みの低減化、実装面積の小型化などのメリットをもたらすという。


プリアンプ部
プリアンプ部も電流帰還型の高速仕様で、ボリュームには0.5dBステップで電子制御可能なイギリスWolfson社製WM8816ボリュームコントロールICを採用。また、ディスクリート構成のバッファーアンプ、リニアコントロールボリュームとラインバッファーの組み合わせにより、信号ラインを大幅に低インピーダンス化。高域周波数でのチャンネルセパレーションを同社比で10dB以上改善した。

また、複数台のプリメインアンプをシンクロ動作させることが可能な「フローティング・コントロール・バス・システム」(F.C.B.S.)も、PM-11S1/15S1と同様に装備。本機を複数台つなげてマルチチャンネルシステムを構築することもできる。

電源ケーブルには、SA-13S1と同じく、極太のOFC線を採用したものを同梱する。

【問い合わせ先】
(株)マランツ コンシューマー マーケティング
お客様相談センター
TEL/03-3719-3481

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

製品スペックを見る
  • ブランドMARANTZ
  • 型番SA-13S1
  • 発売日2007年3月
  • 価格¥262,500(税込)
【SPEC】●周波数特性:2Hz〜50kHz(SACD/-3dB) ●ダイナミックレンジ:111dB(SACD) ●高調波歪率:0.001%(1kHz) ●出力端子:アナログ2ch(RCA)1、同軸デジタル1、光デジタル1 ●消費電力:22W ●最大外形寸法:440W×127H×419Dmm ●質量:14.8kg
  • ブランドMARANTZ
  • 型番PM-13S1
  • 発売日2007年3月
  • 価格¥262,500(税込)
【SPEC】●定格出力:90W×2(8Ω)/140W×2(4Ω) ●全高調波歪率(20Hz〜20kHz両ch同時駆動、8Ω負荷):0.05% ●周波数特性(CD、1W,8Ω負荷):5Hz〜100kHz (±3dB) ●S/N比:90dB(1W,8Ω負荷,CD/LINE/RECORDER) ●入出力端子:ライン入力3、フォノ入力1、テープ入出力2 ●消費電力:220W(8Ω負荷時) ●最大外形寸法:440W×127H×444Dmm ●質量:20.0kg
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX