公開日 2008/05/09 16:48
<ハイエンドショウ>クリプトン新製品/MIT新ケーブル/フルテック新コネクターほか
本日から11日まで、有楽町の東京交通会館で開催されている「ハイエンドショウトウキョウ2008スプリング」。本項では、サイレントブースに出展したメーカーの注目機器を順不同でご紹介する。なお、文中の価格はすべて税込価格となる。
■クリプトン
クリプトンは、6口の電源ボックス「PB-200」(39,900円)、ライントランスボックス「LT-10II」(48,300円)の2機種を新製品として展示。いずれも6〜7月の発売を予定している。
PB-200は、特殊磁性体センダスト・トロイダルチョークコイルの新ノイズフィルター回路を搭載。内部配線は2.4φの極太OFCを採用している。ACインレットはロジウムメッキ仕上げで、質量は2.2kg。OFC電源ケーブルも同梱している。
LT-10IIは型番の通りLT-10の後継機。LT-10は今後販売を終了する。LT-10IIは出力端子にバランス端子を追加。RCA端子は入力信号に対して1/2出力(-6デシベル)としている。バランス端子は1対1出力の高性能ライントランスとして使用する。特殊磁性体複合ケースを採用している。トランスコアには35mm、板厚0.2mmのスーパー・パーマロイを12mmに積層している。
そのほか、先日発表されたばかりの音場調整パネル「AP-R30」、各種インシュレーターやオーディオボード、スピーカー“KX-3 Series"など定番商品も展示していた。
■レクスト
昨年11月に発売したDAコンバーター「DAC-NS1S」を展示。同社独自のNS441D技術を搭載した製品だ。本機は発売後にもバージョンアップを重ねており、今回出展しているのは4月にバージョンアップを行った最新バージョン。ブースでは、プレーヤー内蔵DACを使った場合と本機を通した場合の比較試聴も行える。
■ナイコム
ナイコムのイチ押しは、MITの新たなケーブルラインナップ「CVT Terminator HYBRID」シリーズ。スピーカーケーブル(シングル/バイワイヤ)、RCAオーディオケーブル、XLRオーディオケーブルの4種類があり、それぞれ高級ラインの「1」とスタンダードラインの「2」の2グレードを用意している。
ケーブルの真ん中にボックスが設けられ、中にはコイルやコンデンサー、抵抗などを搭載した基板が設けられている。これが本シリーズの音質を決定づける秘密なのだという。
すべて5月末から6月上旬にかけて発売を予定している。価格もまだ最終決定していないが、1ドル=107円を想定した予価は、「1」シリーズのRCAオーディオケーブルは78,750円、XLRオーディオケーブルは112,350円(いずれも1m/ペア)。スピーカーケーブルはシングルが169,050円、バイワイヤが191,100円(いずれも2.4m/ペア)。「2」シリーズのRCAオーディオケーブルは56,750円、XLRオーディオケーブルは78,750円(いずれも1m/ペア)。スピーカーケーブルはシングルが112,350円、バイワイヤが145,950円(いずれも2.4m/ペア)となる。
■フルテック
フルテックは、新製品としてカーボン仕上げの電源コネクターシリーズと、ハイエンドグレードのオーディオヒューズを新製品として紹介していた。
カーボン仕上げの電源コネクターは、電源プラグ「FI-50M(R)」とインレットプラグ「FI-50(R)」が26,250円、20A対応の電源プラグ「FI-52M(R)」とインレットプラグ「FI-52(R)」が29,400円。電源プラグのナイフ部とインレットプラグのブレードには純銅を採用。ロジウムメッキ処理やαプロセス処理を施している。ハウジングはステンレス合金の削りだしで、内部には制振性のある特殊樹脂を採用。外側はカーボンファイバーで仕上げた3層構造としている。
オーディオヒューズは20mmタイプ(4,200円)と32mmタイプ(4,725円)の2種類を用意。キャップ部にロジウムメッキ処理を施したほか、導体には低誘導性の銅合金を採用。さらにαプロセス処理を施し伝導効率を高めた。タイムラグタイプで突入電流は1ns/1500A。
そのほか同社は、HDMIウォールプレートも参考展示。壁内はLANケーブルで取り回し、プレート内部にイーサネット→HDMIの変換部が設けられている。変換のために別途電源が必要となる。1080pまでの伝送に対応するが、Ver.1.3への対応は未定とのこと。
■ネットスタッフ
ネットスタッフは、Infra Acousticsブランドのアナログプレーヤー除振装置「AN-0604a」を展示。標準仕様では20kgまでの積載が可能で、価格は262,500円(税込)。不要振動を遮断することで、超低域から中高域まで、全体的に音の明瞭度やなめらかさが向上するという。
■木曽興業
木曽興業は、fo.Qブランドの制振シート、制振テープ、制振スペーサーなどの音質改善グッズを所狭しと展示。中でも力を入れているのは、光ディスクの中央部に0.3mm厚のリング状シールを貼る「DS-25」で、展示会で紹介するのは今回が初めてとのこと。微少な不要振動を吸収することで、光ディスクの音質・画質を改善させることができるという。
なお「DS-25」を貼りつけたディスクと通常のディスクが聴き比べられるヘッドホン試聴コーナーも設けられている。ぜひその効果を試してみて欲しい。
■佐藤商事
佐藤商事は、「サウンドステージワールド」シリーズの聴音パネルを展示。スピーカーの裏に置く「MODEL4-1200」、コーナー用の「MODEL1-1200」などのほか、不快な低音を取り除く吸音管「MODEL5」なども紹介している。同社製品はそのコストパフォーマンスの高さも大きな特長で、たとえばMODEL1-1200は桐材などを使用しているにもかかわらず32,000円と低価格に抑えている。このため、追加で導入する例が後を絶たないという。
■AET
AETは、同社の電源ケーブル「SIN-AC」、スピーカーケーブル「SIN-SP」など同社のケーブルラインナップを箱入りで展示。実際に触ったり音を聴いたりすることはできないものの、有名ブランドだけあって多くの来場者が足を止めていた。
(Phile-web編集部)
■クリプトン
クリプトンは、6口の電源ボックス「PB-200」(39,900円)、ライントランスボックス「LT-10II」(48,300円)の2機種を新製品として展示。いずれも6〜7月の発売を予定している。
PB-200は、特殊磁性体センダスト・トロイダルチョークコイルの新ノイズフィルター回路を搭載。内部配線は2.4φの極太OFCを採用している。ACインレットはロジウムメッキ仕上げで、質量は2.2kg。OFC電源ケーブルも同梱している。
LT-10IIは型番の通りLT-10の後継機。LT-10は今後販売を終了する。LT-10IIは出力端子にバランス端子を追加。RCA端子は入力信号に対して1/2出力(-6デシベル)としている。バランス端子は1対1出力の高性能ライントランスとして使用する。特殊磁性体複合ケースを採用している。トランスコアには35mm、板厚0.2mmのスーパー・パーマロイを12mmに積層している。
そのほか、先日発表されたばかりの音場調整パネル「AP-R30」、各種インシュレーターやオーディオボード、スピーカー“KX-3 Series"など定番商品も展示していた。
■レクスト
昨年11月に発売したDAコンバーター「DAC-NS1S」を展示。同社独自のNS441D技術を搭載した製品だ。本機は発売後にもバージョンアップを重ねており、今回出展しているのは4月にバージョンアップを行った最新バージョン。ブースでは、プレーヤー内蔵DACを使った場合と本機を通した場合の比較試聴も行える。
■ナイコム
ナイコムのイチ押しは、MITの新たなケーブルラインナップ「CVT Terminator HYBRID」シリーズ。スピーカーケーブル(シングル/バイワイヤ)、RCAオーディオケーブル、XLRオーディオケーブルの4種類があり、それぞれ高級ラインの「1」とスタンダードラインの「2」の2グレードを用意している。
ケーブルの真ん中にボックスが設けられ、中にはコイルやコンデンサー、抵抗などを搭載した基板が設けられている。これが本シリーズの音質を決定づける秘密なのだという。
すべて5月末から6月上旬にかけて発売を予定している。価格もまだ最終決定していないが、1ドル=107円を想定した予価は、「1」シリーズのRCAオーディオケーブルは78,750円、XLRオーディオケーブルは112,350円(いずれも1m/ペア)。スピーカーケーブルはシングルが169,050円、バイワイヤが191,100円(いずれも2.4m/ペア)。「2」シリーズのRCAオーディオケーブルは56,750円、XLRオーディオケーブルは78,750円(いずれも1m/ペア)。スピーカーケーブルはシングルが112,350円、バイワイヤが145,950円(いずれも2.4m/ペア)となる。
■フルテック
フルテックは、新製品としてカーボン仕上げの電源コネクターシリーズと、ハイエンドグレードのオーディオヒューズを新製品として紹介していた。
カーボン仕上げの電源コネクターは、電源プラグ「FI-50M(R)」とインレットプラグ「FI-50(R)」が26,250円、20A対応の電源プラグ「FI-52M(R)」とインレットプラグ「FI-52(R)」が29,400円。電源プラグのナイフ部とインレットプラグのブレードには純銅を採用。ロジウムメッキ処理やαプロセス処理を施している。ハウジングはステンレス合金の削りだしで、内部には制振性のある特殊樹脂を採用。外側はカーボンファイバーで仕上げた3層構造としている。
オーディオヒューズは20mmタイプ(4,200円)と32mmタイプ(4,725円)の2種類を用意。キャップ部にロジウムメッキ処理を施したほか、導体には低誘導性の銅合金を採用。さらにαプロセス処理を施し伝導効率を高めた。タイムラグタイプで突入電流は1ns/1500A。
そのほか同社は、HDMIウォールプレートも参考展示。壁内はLANケーブルで取り回し、プレート内部にイーサネット→HDMIの変換部が設けられている。変換のために別途電源が必要となる。1080pまでの伝送に対応するが、Ver.1.3への対応は未定とのこと。
■ネットスタッフ
ネットスタッフは、Infra Acousticsブランドのアナログプレーヤー除振装置「AN-0604a」を展示。標準仕様では20kgまでの積載が可能で、価格は262,500円(税込)。不要振動を遮断することで、超低域から中高域まで、全体的に音の明瞭度やなめらかさが向上するという。
■木曽興業
木曽興業は、fo.Qブランドの制振シート、制振テープ、制振スペーサーなどの音質改善グッズを所狭しと展示。中でも力を入れているのは、光ディスクの中央部に0.3mm厚のリング状シールを貼る「DS-25」で、展示会で紹介するのは今回が初めてとのこと。微少な不要振動を吸収することで、光ディスクの音質・画質を改善させることができるという。
なお「DS-25」を貼りつけたディスクと通常のディスクが聴き比べられるヘッドホン試聴コーナーも設けられている。ぜひその効果を試してみて欲しい。
■佐藤商事
佐藤商事は、「サウンドステージワールド」シリーズの聴音パネルを展示。スピーカーの裏に置く「MODEL4-1200」、コーナー用の「MODEL1-1200」などのほか、不快な低音を取り除く吸音管「MODEL5」なども紹介している。同社製品はそのコストパフォーマンスの高さも大きな特長で、たとえばMODEL1-1200は桐材などを使用しているにもかかわらず32,000円と低価格に抑えている。このため、追加で導入する例が後を絶たないという。
■AET
AETは、同社の電源ケーブル「SIN-AC」、スピーカーケーブル「SIN-SP」など同社のケーブルラインナップを箱入りで展示。実際に触ったり音を聴いたりすることはできないものの、有名ブランドだけあって多くの来場者が足を止めていた。
(Phile-web編集部)