ラックスマン、木箱入り真空管プリメイン第2弾「LX-32u」

ラックスマンは、真空管プリメインアンプ「LX-32u」を9月下旬から発売する。価格は273,000円（税込）。

LX-32uは2008年に登場した「SQ38u」以来となる、木箱ケース入りの復刻シリーズとして2モデル目にあたる真空管プリメインアンプ。1970年代に発売されたヒットモデルを彷彿とさせるフロントパネルと木箱ケースを組み合わせたデザインを採用し、各ツマミはアルミ削り出しとなる。

連続実効出力は16W＋16W（6Ω）、15W＋15W（8Ω）、12W＋12W（4Ω）。ムラード型のドライバー段と5極管接続のファイナル段を採用。特性の揃った選別済みの「EL84」真空管8本を横並びにレイアウトし、プッシュプル構成で各チャンネルごとにパラレル接続している。

大容量電源トランスとオーディオ専用ブロックコンデンサーを組み合わせた電源回路を搭載。信号切り替えについても耐久性に優れたオーディオ専用リレーを採用する。また、MM/MC対応のフォノアンプも内蔵している。

音質機能については。詳細な音質調整が可能なターンオーバー周波数3段切り替えのバス/トレブル式コントロール機能を搭載。アナログレコードの反りによるウーファーのふらつきを抑えるローカット・スイッチや、モノラルレコード再生用のモノラル・スイッチも備えている。

入力端子はアナログLR（RCA）を3系統搭載、フォノを1系統搭載する。プリ/パワー分離機能を備え、プリアウト端子、パワーアンプへのダイレクト入力端子も搭載する。また、各RCA端子は大型のケーブルの接続を考慮し、端子間のピッチを幅広く取っている。Yラグ、バナナプラグに対応したスピーカー端子は2系統を搭載（同時出力可能）。ヘッドホン出力も搭載する。

音量調節が可能なアルミ製小型リモコンが付属。OFC極太線ノンツイスト構造を採用した同社製の電源ケーブルも同梱される。

周波数特性は20Hz〜80kHz（+0、-3.0dB、LINE）、入力感度/インピーダンスは180mV/47kΩ（LINE）、全高調波歪率は1%以下（1kHz、16W / 6Ω）、S/Nは95dB以上（IHF-A、トーンディフィート・オン、LINE）。

外形寸法は400W×166.5H×400Dmm、質量は19.5kg。