• ブランド
    特設サイト
公開日 2014/01/15 10:57

【CES】T.H.E. Showレポート − darTZeelのNWプレーヤー搭載プリメイン「LHC-208」登場

ラトックのDSD対応ポタアンも
オーディオ編集部:伊佐山勝則
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
CESと同じ日程にて、ラスベガスのフラミンゴホテルで開催されたピュアオーディオのイベント「T.H.E. Show(The Home Entertainment Show)」。今年はフレッシュなメーカーも参加し盛り上がりを見せていた。1998年から始まり今年で16年目を迎えるT.H.E. Showは、CESがビジネス中心のイベントであるのに対し、来場者が音楽を楽しむためのイベントとして定着している。

ラスベガスのフラミンゴホテルで開催されているピュアオーディオのイベント「T.H.E. Show」

今年の注目はスイスのハイエンドオーディオブランドdarTZeel(ダールジール)の参加であろう。T.H.E. Showのパンフレットや、来場者に配布されるバッグにも同ブランドのロゴがあしらわれ、ショウ自体の目玉にもなっている。そのdarTZeelのブースでは、ニューモデルであるインテグレーテッド・ストリーミング・アンプリファイヤー「LHC-208」を発表した。

「LHC-208」の内部も公開。同社初のプリメインプとして注目を集めるはず

同モデルはダールジール初のプリメインアンプというだけでなく、フルデジタルストリーミングのネットワークプレーヤーを搭載している。同モデルには最大で362kHz/24bitのサンプリングとDSDデータに対応するDACを搭載している。

デジタル入力は4系統で、ネットワークプレーヤーとして使用するためのRJ45、そしてUSBが1系統と、SPDIF(RCA)が2系統、TOS Linkも2系統が装備されている。アンプ部は200W(8Ω)、300W(4Ω)、325W(2Ω)の出力を備え、フロントパネルにはヘッドフォン出力とAUXジャックが搭載しされている。ネットワークプレーヤーのコントロールには専用のアプリが用意されている。価格は米国で13,000ドルを予定しているという。日本での発売も楽しみな製品だ。

「LHC-208」のリア部。4系統のデジタル入力を装備

その他にもDaniel Herzのブースでは創業者のマーク・レビンソン自身が試聴会を開催。フラグシップスピーカーの「M1」をUSB-DAC付きのプリアンプ「M6(L)」とモノラルパワーアンプ「M5(L)」でドライブ。マーク・レビンソン自身の講演ということもあって、多くのファンがかけつけていた。

Daniel Herzのブースでは創業者のマーク・レビンソン自身が試聴会を開催

日本からは、このショウに毎年参加しているテクニカルブレーンとラトックシステムが合同ブースをかまえていた。会場では、ラトックのDSDネイティブ再生に対応したUSB-DAC「RAL-DSDHA2」や、高品位DACであるESS「ES9018KM」を搭載したDSD対応のポータブルヘッドホンアンプも登場。ブースのデモンストレーションとしては、この「RAL-DSDHA2」を使い、テクニカルブレーンのプリアンプ「TBC-Zero/EX」とモノラルパワーアンプ「TBP-Zero/EX」でTADのコンパクトハイエンドスピーカー「TAD-CR1MK2」をドライブ。圧倒的なクオリティに加え、最高品位のDSDサウンドが堪能できるスペースとして盛況を博していた。

テクニカルブレーンのブースではモノラルパワーアンプ「TBP-Zero/EX」でTADのコンパクトハイエンドスピーカー「TAD-CR1MK2」をドライブ

ラトックのDSDネイティブ再生に対応したUSB DAC「RAL-DSDHA2」とテクニカルブレーンのプリアンプ「TBC-Zero/EX」とのコラボレーション


ラトックの高品位DACであるESS ES9018KMを搭載したDSD対応のポータブルヘッドホンアンプも登場
さらに日本からは2年ぶりにWAVAC Audio Labが参加。広大なブースをかまえ、最新のモノラルパワーアンプ「HE-833v2」をデモンストレーション。米国のディストリビューターであるConvenant Audio Consultingが手がける巨大なスピーカーを使い駆動力の高さを示していた。日本よりもむしろ欧米のオーディオファンから絶大な評価を得ている同ブランドだけに、現地ファンの関心の高さが伺えた。

WAVAC Audio Labも2年ぶりに参加。同社の最新のモノラルパワーアンプ「HE-833v2」で巨大スピーカーをドライブ

Magnepanのブースではスピーカーが全く見えない状態。メールアドレスを伝えれば、試聴スピーカーの情報を教えてくれる

なお、このT.H.E. Showは今年も5月30日から6月1日にかけてロサンゼルスのニューポートビーチでも開催される。出展メーカー数や来場者数ともに、ミュンヘン・ハイエンドに並ぶほどの規模のオーディオイベントになっているということである。興味のある方はぜひとも訪ねてみてほしい。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX