公開日 2014/05/11 13:39
【ヘッドホン祭】オンキヨー、初のポタアン「DAC-HA200」
ティアックと協業開発。「HA-P50」からオペアンプ変更
ヘッドホン関連のメーカーが集う「春のヘッドフォン祭2014」が開幕。オンキヨーは同社初のUSB-DAC搭載ポータブルヘッドホンアンプ「DAC-HA200(仮称)」を参考出展した。6月末の発売を予定しており、3万円前後での実売が予想される。
PC/Mac/iOSデバイスで96kHz/24bit、Androidデバイスでは48kHz/16bitでのハイレゾ音源再生に対応。ディスクリートのパワーアンプ部を採用し、DACにはバーブラウンのPCM5102、オペアンプにMUSE 8920を搭載している。
Androidで96kHz/24bitに対応しないのは、Android 4.1以降で定められたAOA 2.0規格の制限によるもの。同規格はAndroid端末が外部機器と接続して音声を出す際の仕様を規定するもので、現状ではこの規格がハイレゾ対応でないためだと説明。なお、「将来的に(同規格がハイレゾに)対応する可能性は残されている」という。また、サムスンのGALAXY Note 3などハイレゾ対応を謳うAndroidスマートフォンも存在するが、Androidとは別の部分で独自のオーディオシステムを搭載して実現しているのだという。
また、iOS端末で96kHz/24bitに対応するのはiOS7が必要で、iOS6では48kHz/24bitまでの対応になる。
最大出力は160mW+160mW(32Ω)で、バッテリー持続時間は最大約8時間。HIGH/LOWゲインセレクターを搭載し、高インピーダンスのヘッドホンにも対応できるようにしている。最大8時間駆動、価格も3万円前後と手頃なことから、同社では「より使いやすい、ハイレゾの入門機として皆様にお届けできればと思っている」とした。
端子類はフロントに光デジタルミニとステレオミニ入力、ヘッドホン(ステレオミニ)出力を、リアにUSB-A端子とマイクロUSB端子を装備。
資本業務提携しているティアックとの協業で開発したもので、ティアックの「HA-P50」をベースにオペアンプを変更したというもの。「メーカーによって音のフィロソフィーの違いがある。そこに明確な違いを出そうということで、オペアンプを変更した。そこで音の違いが表現されている」という。
本日のイベントでは、企画・開発スタッフ陣と評論家の藤本健氏との対談で製品の特徴を説明。「HA-P50」との関係性について藤本氏が訊ね、開発陣が「趣味性の高い商品なので、味付けの違いを楽しむというスタンスもあると思う。合うジャンルによって使い分けていただけるといったようなこともできるのではないか」と答えるなどした。
「DAC-HA200」の音質傾向については、「特定のジャンル向きという作り方はしていない。だが、もともと我々はボーカルを重視している、人の声にこだわっているメーカー。その点でオペアンプにMUSEを選択した」と説明。
また、今回の製品についてはティアックとオンキヨーでもともとの思想が近かったと説明。「(HA-P50が)もともとディスクリートにこだわって作られていたが、ディスクリートは我々もエントリー帯のミニコンポなどでもこだわってきた部分」だとし、ディスクリートのパワーアンプ部を採用している点に言及した。
なお、iPhoneでのハイレゾ音源のデジタル出力は、非公式だが一般的に30ピンドック端子の場合はCamera Connection Kitを、Lightning端子の場合はLightning-USBカメラアダプターをそれぞれ介して行う。しかし本機は標準のLightningケーブルで端末と直接接続して使用可能。Lightningでの通信を規定するiAP2規格への対応によって実現したもので、「Camera Connection Kitなどを利用する場合は駆動にiOS端末側の電源も使うことになるため、ものによっては駆動時間に3倍くらいの違いが出る」と説明。「e-onkyoのFLACの音源再生で3時間と9時間という差が出た」という。
また、30ピンでのハイレゾ再生には正式には対応していないが「アップル側のテストで問題が出たが、実は我々のテストでは問題なく動いた」とコメント。例えばiPhone4にiOS7をインストールしたものなどでは使用できる可能性があるともした。
PC/Mac/iOSデバイスで96kHz/24bit、Androidデバイスでは48kHz/16bitでのハイレゾ音源再生に対応。ディスクリートのパワーアンプ部を採用し、DACにはバーブラウンのPCM5102、オペアンプにMUSE 8920を搭載している。
Androidで96kHz/24bitに対応しないのは、Android 4.1以降で定められたAOA 2.0規格の制限によるもの。同規格はAndroid端末が外部機器と接続して音声を出す際の仕様を規定するもので、現状ではこの規格がハイレゾ対応でないためだと説明。なお、「将来的に(同規格がハイレゾに)対応する可能性は残されている」という。また、サムスンのGALAXY Note 3などハイレゾ対応を謳うAndroidスマートフォンも存在するが、Androidとは別の部分で独自のオーディオシステムを搭載して実現しているのだという。
また、iOS端末で96kHz/24bitに対応するのはiOS7が必要で、iOS6では48kHz/24bitまでの対応になる。
最大出力は160mW+160mW(32Ω)で、バッテリー持続時間は最大約8時間。HIGH/LOWゲインセレクターを搭載し、高インピーダンスのヘッドホンにも対応できるようにしている。最大8時間駆動、価格も3万円前後と手頃なことから、同社では「より使いやすい、ハイレゾの入門機として皆様にお届けできればと思っている」とした。
端子類はフロントに光デジタルミニとステレオミニ入力、ヘッドホン(ステレオミニ)出力を、リアにUSB-A端子とマイクロUSB端子を装備。
資本業務提携しているティアックとの協業で開発したもので、ティアックの「HA-P50」をベースにオペアンプを変更したというもの。「メーカーによって音のフィロソフィーの違いがある。そこに明確な違いを出そうということで、オペアンプを変更した。そこで音の違いが表現されている」という。
本日のイベントでは、企画・開発スタッフ陣と評論家の藤本健氏との対談で製品の特徴を説明。「HA-P50」との関係性について藤本氏が訊ね、開発陣が「趣味性の高い商品なので、味付けの違いを楽しむというスタンスもあると思う。合うジャンルによって使い分けていただけるといったようなこともできるのではないか」と答えるなどした。
「DAC-HA200」の音質傾向については、「特定のジャンル向きという作り方はしていない。だが、もともと我々はボーカルを重視している、人の声にこだわっているメーカー。その点でオペアンプにMUSEを選択した」と説明。
また、今回の製品についてはティアックとオンキヨーでもともとの思想が近かったと説明。「(HA-P50が)もともとディスクリートにこだわって作られていたが、ディスクリートは我々もエントリー帯のミニコンポなどでもこだわってきた部分」だとし、ディスクリートのパワーアンプ部を採用している点に言及した。
なお、iPhoneでのハイレゾ音源のデジタル出力は、非公式だが一般的に30ピンドック端子の場合はCamera Connection Kitを、Lightning端子の場合はLightning-USBカメラアダプターをそれぞれ介して行う。しかし本機は標準のLightningケーブルで端末と直接接続して使用可能。Lightningでの通信を規定するiAP2規格への対応によって実現したもので、「Camera Connection Kitなどを利用する場合は駆動にiOS端末側の電源も使うことになるため、ものによっては駆動時間に3倍くらいの違いが出る」と説明。「e-onkyoのFLACの音源再生で3時間と9時間という差が出た」という。
また、30ピンでのハイレゾ再生には正式には対応していないが「アップル側のテストで問題が出たが、実は我々のテストでは問題なく動いた」とコメント。例えばiPhone4にiOS7をインストールしたものなどでは使用できる可能性があるともした。