• ブランド
    特設サイト
公開日 2014/09/23 14:48

【TIAS】オルトフォン、創立95周年記念カートリッジ「SPU 95 Anniversary」発表

アイシン高丘からは新フラグシップラック登場
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
本日9月23日から「2014 東京インターナショナルオーディオショウ」が有楽町の東京国際フォーラムで開催されている。本記事では、オルトフォン、アイシン高丘、今井商事のブース出展内容をご紹介する。

■オルトフォン

オルトフォンは、同社の創業95周年を記念したカートリッジ「SPU 95 Anniversary」を公開している。

オルトフォンブースの様子

同社の創業95周年を記念したカートリッジ「SPU 95 Anniversary」

本機は、今年5月にドイツ・ミュンヘンで開催された「Munich High-End 2014」の会場で一部のディーラーにのみ特別公開されていたモデル(関連ニュース)。今回のインターナショナルオーディオショウの展示ではガラスケースの中に収納されており、試聴は行えない。

ケースに収納されているところ

このようにガラスケースの中にあり、試聴は行えない

本製品は、独自に開発した「SLM(セレクティブ・レーザー・メルティング)」技術を採用することが特徴。チタンのマイクロパウダーをレーザーで構成し密度を均一としたモノコックオーディオエンジンを生成することによって、ハウジングの剛性を高め、内部ダンピング効果を向上させている。オーディオエンジンの駆動コイルには銀メッキを施した高純度銅線(99.9999%)を採用する。

磁気回路は全てチタニウムで構成した骨格で組み上げている。また、磁気回路の中に導体性の極小シリンダーを組み込み、磁界の強さを一定に保つ技術「FSE(Field Stabilizing Element)」も採用した。SPUのハウジングは木紛末55%と混合樹脂のハイブリッド製で、鳴きを抑えた柔らかく温かい自然な再生を実現するとしている。

純粋楕円ダイアモンド針は、音溝両壁の凹凸を完全にトレースするとのこと。カンチレバーはアルミニウムとしている。スタイラスチップはr/R 8/18μmで、適正針圧は3.0g。

出力電圧は0.3mVで、周波数帯域は20Hz〜30kHz(±2dB)。本体質量は28g。なお、本製品は全世界で500個限定の発売となり、国内における販売価格は30万円(税抜)。


■アイシン高丘

アイシン高丘は、TAOCブランドのスピーカー「FC4500」「FC3100/R」を使用した試聴デモを行っている。

アイシン高丘ブースの様子

また、ブース内では、10月発売を予定している同社ラック製品のフラグシップ“CSR”シリーズを公開中だ。TAOCが培った制振技術を搭載した“集大成モデル”としてラインナップされていた“CS”シリーズの後継で、CSシリーズのユーザーから寄せられた声を反映させながらさらに制振性能を高めている。

同社ラックのフラグシップ“CSR”シリーズ

制振性能をさらに向上させたことが特徴

本製品は、鋳鉄入りのスチールパイプを支柱に使用することで、制振性を向上。さらに棚板は二層のサンドイッチ構造で、真ん中に鋳鉄粉入りのハニカムコアを挟んでいる。二枚の棚板同士はスパイクとプレートでフローティング支持させており、3mmの隙間をあけている。

一枚の棚板の上部だけをはずしたところ。二枚の棚板同士はスパイクとプレートでフローティング支持させている

支柱に採用されている鋳鉄入りのスチールパイプ

なお棚板の幅は従来のラック製品に多い600mmサイズより少し長い630mmで、これはデザイナーが室内に配置してオーディオ機器を設置したときに収まりが良く安定する長さを選択したという。脚部は、鋳鉄製スパイクを包むような深型プレートを採用。キャスターへの変更も行えるようにしている。

製品は、ライトとダークの2種類のカラーをラインナップ。1段〜4段構成まで選択可能で、価格は1段構成で16万円(税抜)、4段構成で46万円(税抜)となる。


■今井商事

今井商事は、同社が取り扱うMYTEK DIGITAL「192 DSD DAC P」などを使用した再生デモを実施。

今井商事ブースの様子

会場の後方では、ヘッドホン環境による試聴コーナーも設けている

スピーカーによる2ch再生のほかにも、会場の後方ではヘッドホン試聴コーナーを設けており、MYTEK DIGITAL「192 DSD M」、CANOR Audio「TP10」、Densen Audio「BEAT B-420」などを使用してヘッドホン試聴が行える。オリオスペックの静音PC「Canarino」最新モデルも用意されている。

ヘッドホン試聴コーナーにはオリオスペックの静音PCも

Burson Audioの最新プリアンプ「TIMEKEEPER」も展示

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX