• ブランド
    特設サイト
公開日 2015/06/08 10:47

大阪でTechnics「C700シリーズ」のサウンドを体感!プレミアム試聴会レポート

試聴体験+開発陣とのトークを堪能
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
5月30日(土)、31日(日)に、パナソニックセンター大阪にて、Technics“Premiumシステム”「C700シリーズ」をじっくりご体験いただけるプレミアム試聴会を開催致しました。

パナソニックセンター大阪 1階にある「テクニクス サロン」

小社刊「オーディオアクセサリー」誌とPhile-webでは、昨年から「Technics プレミアム試聴会」を東京や大阪で開催して参りました。大阪での開催は、昨年12月のR1シリーズのイベント以来。その際「C700シリーズの音も聴いてみたい」という声をいただいており、今回は満を持しての開催となりました。

パナソニックセンター大阪「テクニクス サロン」は梅田駅直通のグランフロント大阪内にあります

テクニクス サロンには、歴代のテクニクス銘機が展示されています。手前のヘッドホンではハイレゾ試聴も可能です

「技術追究だけでなく、音楽の感動を伝えることが目標」

まずイベントの冒頭では、Technicsチーフエンジニアの井谷哲也氏が「C700シリーズ」に投入された技術について解説しました。


C700シリーズも、上位モデル“Referenceシステム”R1シリーズと同じく、Technicsのブランドフィロソフィーである「Rediscover Music」=音楽の魅力を再発見する製品でありたいという思いから生まれたモデル。井谷氏は「技術やスペックの追究だけでなく、音楽の感動を伝え、感性を揺さぶることを目標としました」と語ります。

テクニクス チーフエンジニア 井谷哲也氏

新生Technicsのキーとなっているのが、フルデジタルアンプ「JENO デジタルエンジン」です。「従来のデジタルアンプの音質を改善しながら、LAPCなどアナログアンプではできなかったことまで可能にしてくれます」

技術の粋が投入されたフルデジタルアンプ「JENO デジタルエンジン」を搭載

スピーカーの特性に合わせてアンプの周波数位相特性を補正する独自技術「LAPC」は、テクニクス製品はもちろん他社製スピーカーでも使えると紹介されていました

そしてネットワークプレーヤー「ST-C700」は、最大192kHz/24bitのPCM音源と、最大5.6MHzのDSDという、現在主流であるハイレゾ音源の再生に対応。音質的にはノイズ対策に注力しており、USBやLAN、同軸端子部分に、入力機器からのノイズを徹底的に排除するパーツを配置しています。さらに、「Virtual Battery Operation」機能によって音楽再生時に電源ノイズがクロック生成回路に混入するのを防ぎ、ジッターを減らしています。

ネットワークプレーヤーは現在主流のソースに対応。ノイズ対策を徹底し音質向上に努めています

CDプレーヤー「SL-C700」はCDの音源を最大176.4kHz/32bitまでアップサンプリングできる「High Res Re-master」機能も搭載し、ハイレゾ時代にも対応した楽しみ方ができることを紹介していました。

CDプレーヤーはアップサンプリング機能も搭載。ハイレゾ時代にも対応した楽しみ方が可能です

そしてスピーカー「SB-C700」は、同軸平板ユニットを採用。「80年代後半のTechnicsブランドで既に採用していたもの。その頃に培った技術を活かしながら、使う材料などを進化させています。当時はウーファー振動板はアルミだけでしたが、今回はアルミとカーボンクロススキン材を組み合わせたサンドイッチ構造です。トゥイーターは、ドーム形状をシミュレーションで最適化することで100kHzまでの再生を実現しました。またキャビネットはMDF製で、板厚を不均一にすることで余計な共振を低減。ラウンド形状とすることで回折反射を低減しています。

同軸平板ユニットは、これまで培ったTechnicsの技術を活かしつつ進化させたものになっています

井谷氏は「C700シリーズは広大な音場と立体感ある音像を再現し、聴いていて気持ちいい音を目指しました」と締めくくりました。


■「技術面でのこだわりが、実際に音を聴いてみるとよく分かる」

試聴パートでは、評論家の鴻池賢三氏が選んだ音源を使ってC700シリーズの音をお楽しみいただきました。今回も、東京会場に引き続き誰もが聴いたことがあるポピュラーな音楽を中心にセレクト。大阪でも非常にみなさんの反応が良かったのは、やはり松田聖子「裸足の季節」(96kHz/24bit FLAC)でした。「これは昔の音源と同じものなんですか?」と驚く方や、「古い録音なのにすごく音がいい!」と笑顔を見せる方など、そのサウンドに感銘を受けていました。

鴻池賢三氏のナビのもと、C700シリーズのサウンドをじっくりとご体感いただだきました

そのほかにもクラシックやポップス、女性ボーカルなど様々なソースを再生。LAPCのON/OFFによる音の違いや、CDをアップサンプリングする「High Res Re-master」の効果を実際にご体感いただきました。鴻池氏は各曲の聴きどころなどを説明しながら、「時間軸とか位相とか、技術的な言葉だけだと難しく感じるかも知れませんが、実際に音を聴いてみるとよく分かると思います」とコメントしていました。

鴻池賢三氏

次ページ参加者と開発者の歓談では喜びの声多数

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX