公開日 2016/01/13 10:00
RE・LEAF、190万円の帰還電流駆動型DAC/ヘッドホンアンプ「E1 2016 model」
アンプ/iPad/ヘッドホンを収納できるスタンドも
RE・LEAF(株)は、DSD 11.2MHzに対応する据置き型のUSB-DAC搭載ヘッドホンアンプ「E1 2016 model」を発売開始した。受注生産で、価格は190万円(税抜)。
ソニー開発部門出身の中山邦男氏が開発を手掛けるUSB-DAC搭載ヘッドホンアンプで、同社が2014年に発売した「E1(関連ニュース)」をベースに、スペックアップしたモデル。従来はDSD 2.8MHzおよびPCM 192kHz/24bitまでの対応だったが、新しく11.2MHzまでのDSDをサポートした。DSD伝送はDoP形式。出力端子はRCAアナログ(オプションでXLRバランスに変更可)とヘッドホン用のXLRバランス(標準ジャック共用)を装備している。
特許申請中という「Current Drive(帰還型電流駆動)」信号増幅回路を搭載する点など、基本仕様はスタンダードモデル E1を継承する。Current Drive(帰還型電流駆動)は、通常の電圧駆動とは異なり、接続したヘッドホンにあわせて電圧に応じた電流が流れるシステム。接続するヘッドホンを換えても、ゲイン調整の必要がない。これによって高い駆動力を確保し、同社の開発思想である“正確な原音再生”の実現を図っている。
DAC部には、バーブラウン「PCM1792A」を採用。1ppm/℃偏差の電源供給をベースにした、緻密なアナログ変換システムを搭載している。DAC以降のアナログ回路は上述の電流駆動思想を投入しており、デジタル部からアナログ部まで電流駆動で統合した回路設計とした。
また電源回路は、4つの増幅段全てに電源を装備しており、さらに最終段はコンデンサーを一切使用せず構築。これによりコンデンサーの癖を抑えて再生品質を高めたことも特徴だ。内部では電源回路とアンプを1対1構成で基板を挟んで正反対に実装し、最短でアンプ電源端子に接続するレイアウトとしている。
基板は、通常のものは35μm以下のところ、本機は銅箔4層基板を採用。電源およびGND配線用の第2層・第3層には200μmの分厚い無酸素銅の銅箔を使用し、信号用の第1層・第4層は銅厚約100μmで、アナログ部はレジスト塗装せず金フラッシュ仕様としている。
筐体は航空機グレードのアルミニウムブロック削り出し。なお、従来ではアルミニウム製だったノブを2016 modelでは木製に変更していることもポイントで、インテリアとのより良いマッチングを図った。
なお、新宿伊勢丹で開催された国産技術による様々なプロダクトを紹介するフェア「JAPAN SENSES 日本x技術」にて、本機の実機が公開されていた。ソニーおよびJust Earブランドによるポータブルオーディオ系の展示と並ぶ形で展開し、インテリア性と高音質を両立した高品位オーディオによる豊かなライフスタイルを訴求する展示を行っていた。
さらに同フェアの会場では、アンプ/iPad/ヘッドホンを一緒に収納できる新開発の木製スタンド「EiT-1」も公開されていた。価格は38万円(税抜)で、こちらも今回の展示とあわせて受注を開始している。
EiT-1は、リクライニングチェアの隣やベッドサイドなどに設置して、室内の音楽を操作できるコントロールセンターとして開発したというスタンド。表面にiPadとアンプの収納スペースを有し、裏面にヘッドホンスタンドを備えている。取り外しのきくカクテルテーブルも備えており、ワイングラスや小物を置くことができる。リラックス空間で音楽を操作しながら、ワインやシガーなど嗜好品を楽しむことが可能。
AV機器用のスタンドであるが、通常暮らしている室内空間に溶け込むインテリア家具としてデザインされていることが特徴。本体には高品位なメープル材を使用し、国内の家具職人によるハンドメイドで仕上げられている。上述のE1 2016 modelと外観上の親和性も高めている。
ソニー開発部門出身の中山邦男氏が開発を手掛けるUSB-DAC搭載ヘッドホンアンプで、同社が2014年に発売した「E1(関連ニュース)」をベースに、スペックアップしたモデル。従来はDSD 2.8MHzおよびPCM 192kHz/24bitまでの対応だったが、新しく11.2MHzまでのDSDをサポートした。DSD伝送はDoP形式。出力端子はRCAアナログ(オプションでXLRバランスに変更可)とヘッドホン用のXLRバランス(標準ジャック共用)を装備している。
特許申請中という「Current Drive(帰還型電流駆動)」信号増幅回路を搭載する点など、基本仕様はスタンダードモデル E1を継承する。Current Drive(帰還型電流駆動)は、通常の電圧駆動とは異なり、接続したヘッドホンにあわせて電圧に応じた電流が流れるシステム。接続するヘッドホンを換えても、ゲイン調整の必要がない。これによって高い駆動力を確保し、同社の開発思想である“正確な原音再生”の実現を図っている。
DAC部には、バーブラウン「PCM1792A」を採用。1ppm/℃偏差の電源供給をベースにした、緻密なアナログ変換システムを搭載している。DAC以降のアナログ回路は上述の電流駆動思想を投入しており、デジタル部からアナログ部まで電流駆動で統合した回路設計とした。
また電源回路は、4つの増幅段全てに電源を装備しており、さらに最終段はコンデンサーを一切使用せず構築。これによりコンデンサーの癖を抑えて再生品質を高めたことも特徴だ。内部では電源回路とアンプを1対1構成で基板を挟んで正反対に実装し、最短でアンプ電源端子に接続するレイアウトとしている。
基板は、通常のものは35μm以下のところ、本機は銅箔4層基板を採用。電源およびGND配線用の第2層・第3層には200μmの分厚い無酸素銅の銅箔を使用し、信号用の第1層・第4層は銅厚約100μmで、アナログ部はレジスト塗装せず金フラッシュ仕様としている。
筐体は航空機グレードのアルミニウムブロック削り出し。なお、従来ではアルミニウム製だったノブを2016 modelでは木製に変更していることもポイントで、インテリアとのより良いマッチングを図った。
なお、新宿伊勢丹で開催された国産技術による様々なプロダクトを紹介するフェア「JAPAN SENSES 日本x技術」にて、本機の実機が公開されていた。ソニーおよびJust Earブランドによるポータブルオーディオ系の展示と並ぶ形で展開し、インテリア性と高音質を両立した高品位オーディオによる豊かなライフスタイルを訴求する展示を行っていた。
さらに同フェアの会場では、アンプ/iPad/ヘッドホンを一緒に収納できる新開発の木製スタンド「EiT-1」も公開されていた。価格は38万円(税抜)で、こちらも今回の展示とあわせて受注を開始している。
EiT-1は、リクライニングチェアの隣やベッドサイドなどに設置して、室内の音楽を操作できるコントロールセンターとして開発したというスタンド。表面にiPadとアンプの収納スペースを有し、裏面にヘッドホンスタンドを備えている。取り外しのきくカクテルテーブルも備えており、ワイングラスや小物を置くことができる。リラックス空間で音楽を操作しながら、ワインやシガーなど嗜好品を楽しむことが可能。
AV機器用のスタンドであるが、通常暮らしている室内空間に溶け込むインテリア家具としてデザインされていることが特徴。本体には高品位なメープル材を使用し、国内の家具職人によるハンドメイドで仕上げられている。上述のE1 2016 modelと外観上の親和性も高めている。
関連リンク
- ジャンルその他
- ブランドRE・LEAF
- 型番E1 2016 model
- 発売日2016年1月
- 価格¥1,900,000(税抜)
【SPEC】●入力端子:USB、SPDIF、RCAライン ●出力端子:RCAライン、ヘッドホン ●周波数特性:20Hz〜20kHz(PCM/44.1kHz動作時)、20Hz〜40kHz(PCM/96kHz動作時)、20Hz〜75kHz(上記以外) ●ヘッドホン出力:20mA(Max)インピーダンス600Ωまで ●外形寸法:約179W×44.5H×227Dmm(突起部含まず) ●質量:約2.5kg