• ブランド
    特設サイト
公開日 2016/01/22 10:42

ラックスマン、フォノイコライザー「E-250」。インピーダンス/負荷容量切替に対応

E-200をフルモデルチェンジ
編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ラックスマンは、半導体方式のフォノイコライザーアンプ「E-250」を2月下旬より発売する。価格は128,000円(税抜)。

「E-250」

本機はNF型イコライザーを採用し、RIAAカーブに対応。2008年登場のE-200(関連ニュース)の後継モデルとなる。回路やパーツの大幅なブラッシュアップを行うと共に、同社の真空管フォノイコライザーアンプ「EQ-500」(関連ニュース)にも搭載された、カートリッジの特性に合わせた負荷インピーダンスと負荷容量の切り替え機能も新たに搭載した。

背面端子部

従来機に引き続き、MC/MMカートリッジに対応。2系統の入力端子を搭載し、ツインアームや2台のアナログプレーヤーとの接続が可能だ。出力はアンバランスRCAを1系統備える。B4ファイルサイズのコンパクトな筐体も踏襲し、ブラスターホワイト仕上げのフロントパネルには、レバー型制御スイッチを配置した。

カートリッジのインピーダンスに合わせた負荷インピーダンス切り替え機能は、34k/47k/56k/100kΩで切り替えが可能。回路の高域特性を変化させて好みの音色に調整できる負荷容量の切り替え機能も備え、こちらは0p/100p/220p/320pFから選択ができる。

機能面では、レコードの反りなどにより発生する有害な低域成分を排除できるローカット・スイッチ、モノラルレコードの再生時に用いるモノラルモード・スイッチを装備。また、再生する音楽の信号電流でカートリッジやMCトランスを消磁するアーティキュレーター機能も備えている。

NF型フォノイコライザー回路を採用。その初段はFETをパラレル接続とし、高S/Nによる低ノイズを実現したという。電源部には、L/Rチャンネルを独立させた2基のスーパーパーマロイ製MC昇圧トランスを搭載。さらに電源回路には、新開発のブロックコンデンサーとディスクリート構成のレギュレーター回路を採用している。

音質を重視して選定されたオリジナル・カスタムパーツを多数用いたことも特徴。アナログレコードからトレースした繊細な音楽信号の伝送に配慮して、スムーズな電流伝送を可能にするラウンドパターン配線基板を採用した。

電源ケーブルは、OFC極太線ノンツイスト構造の同社純正・電源ケーブル「JPA-10000」が付属する。

入力感度(1kHz)は、MM:3.2mV、MC HIGH:0.37mV、MC LOW:0.12mV。入力インピーダンスは、MMが34k/47k/56k/100kΩ(切替式)、MCがHIGH:40Ω、MC LOW:2.5Ωとなる。

定格出力は250mV、出力インピーダンスは300Ω。利得(1kHz)はMM:38dB、MC HIGH:57dB、MC LOW:66dB。

RIAA偏差はMM:20Hz〜20kHz(±0.3dB)、MC HIGH/MC LOW:20Hz〜20kHz(±0.5dB)。全高調波歪率は0.003%、S/NはMM:90dB、MC HIGH:83dB、MC LOW:80dB、セパレーションは91dB以上(10kHz)となる。

消費電力は6W。外形寸法は364W×81H×274Dmm、質量は4.3kg。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
製品スペックを見る
  • ジャンルイコライザー
  • ブランドLUXMAN
  • 型番E-250
  • 発売日2016年2月下旬
  • 価格¥128,000(税抜)
【SPEC】●入力感度(1kHz):MM…3.2mV、MC HIGH…0.37mV、MC LOW…0.12mV ●入力インピーダンス:MM…34k/47k/56k/100kΩ(切替式)、MC HIGH…40Ω、MC LOW…2.5Ω ●定格出力/出力インピーダンス:250mV/300Ω ●利得(1kHz):MM…38dB、MC HIGH…57dB、MC LOW…66dB ●最大許容入力(1kHz):MM…120mV、MC HIGH…15mV、MC LOW…5mV ●全高調波歪率:0.003% ●S/N 比:MM…90dB、MC HIGH…83dB、MC LOW…80dB ●セパレーション:91dB以上(10kHz) ●接続端子:入力…アンバランス×2、出力…アンバランス×1 ●消費電力:6W ●外形寸法:364W×81H×274Dmm(前面ノブ・背面端子含む) ●質量:4.3kg
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ヤマダデンキ、「ブラックフライデー」セールを11/16より開始。ベスト電器、マツヤデンキでも開催
2 iPhone買い換え、手持ちモデルを手放す際に必ずやっておくべきこととは?
3 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
4 「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ」11月23日・24日開催。出展メーカーや連続試聴イベントの内容はコチラ!
5 <Inter BEE>ゼンハイザー、国内未発売製品を初お披露目/NHK、“自由に変形する”ディスプレイ/コルグ「Live Extreme」試聴デモ
6 THIEAUDIO「Origin」は低音好き垂涎!骨伝導搭載・クアッドハイブリッド構成のイヤホンを聴く
7 B&Wの人気シリーズ、トゥイーター・オン・トップ式ブックシェルフ3機種の魅力を探る
8 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
9 MUSE HiFi、真空管搭載ポータブルDAC/AMP「M5 ULTRA」。ESS社と独自回路を共同開発
10 スピーカーの“原音再生”をデジタルフィルターで解決!テレビや車に搭載広がるEilex PRISMの秘密に迫る
11/15 10:43 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX