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公開日 2022/02/17 18:12

KEF、ハイエンドスピーカー「Blade」「The Reference」をリニューアル。新技術「MAT」を搭載

「Metamaterial Absorption Technology」
編集部:松永達矢
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KEFは、新技術「Metamaterial Absorption Technology(MAT)」の追加を含むハイエンドスピーカー「Bladeシリーズ」「The Referenceシリーズ」のリニューアルモデルを4月に発売することを発表した。ラインナップおよび価格は以下の通り(すべて税込)。

「Blade One Meta」(写真左)「Reference 5 Meta」(写真右)

■Bladeシリーズ
・Blade One Meta:4,400,000円
・Blade Two Meta:3,300,000円

「Blade One Meta」(写真左)「Blade Two Meta」(写真右)

■The Referenceシリーズ
・3Wayフロアスタンディングスピーカー
Reference 5 Meta:2,618,000円
Reference 3 Meta:1,958,000円
・3Wayブックシェルフスピーカー
Reference 1 Meta:1,089,000円
・3Wayセンタースピーカー
Reference 4c Meta:1,122,000円
Reference 2c Meta:880,000円
・スピーカースタンド
S-RF1 Floor Stand:158,400 円

「Reference 5 Meta」

2020年に発表された新技術「Metamaterial Absorption Technology 」(MAT)のほか、多くの最新技術を設計に反映している。

MATは、入り組んだ構造により特定の周波数帯を効率的に吸収する効果をもっており、99%のノイズ吸収率を実現するという技術。“マテリアル”という名前が入っているが素材や物質そのものではなく、構造や技術を指し、プラスチックなどの既存の素材で特殊な構造をつくることで、製品にとって必要な働きをする物質をつくりあげることを狙ったものだという。

両シリーズのスピーカーに搭載されるUni-Qドライバーは、MATが搭載される第12世代モデルを採用。音量に左右されることなく明瞭な高音再生を実現するほか、超低歪の新設計ミッドレンジボイスコイルを搭載することで、中域の高調波歪と熱圧縮を低減。駆動効率を向上させた。加えて、信号経路を微調整するなど、クロスオーバー設計を強化することで透明感に溢れる音源再生を実現したとアピールしている。

Bladeは低域、中域、高域を一つの点から放射する点音源の音響的理想をコンセプトとした技術 “Single Apparent Source Technology”の搭載と、ウーファーを2つずつ背中合わせに配置、お互いを強固に連結することで不要共振を抑制する“フォースキャンセリングベースドライバー”を採用する「同社の姿勢」を打ち出したというフロアスタンディングモデル。

低域、中域、高域を一つの点から放射する技術 “Single Apparent Source Technology”を搭載

同シリーズの特長ともいえる点音源スピーカーは、各音域のドライバーの方向性を進化させ、よりリアルで臨場感溢れるサウンドを実現できると同社はアピール。キャビネットは超高密度ポリウレタン複合材で作られたもので、象徴的な彫刻的なデザインは音響学に基づいており、複雑な放物線カーブは、定在波を排除するために巧妙に設計されたものだとしている。

ラインナップは5種のキャビネット仕上げと、6種類のドライバーコーンカラーをブレンドした計8パターンを用意。なお、シリーズ機の「Blade Two」は住環境に考慮して音質をそのままに小型化したモデルとなっている。

ラボで管理されている基準値との誤差が0.5dB以内、ということからシリーズ名が名付けられたThe Referenceは全モデル、有限要素解析により、側面からの二次放射を最適化するための理想的な形状とブレーシング形状をキャビネットに採用。また使用部材に、わずかな振動を熱に変えるために制振材を用いた拘束層減衰素材が適用されている。

「Reference 1 Meta」

搭載されるベース・ドライバーは、巨大なベント付きマグネット・アセンブリ、大型アルミニウム・ボイスコイル、非常に軽量で高剛性の合金コーンを組み合わせたものを採用。これにより、優れた音量、ダイナミクス、パワーハンドリングを実現したとアピールする。

ラインナップは、3種類のキャビネット仕上げと5種類のドライブユニットカラーを組み合わせた計5パターンから選択可能となっている。

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