• ブランド
    特設サイト
公開日 2022/05/22 17:43

<HIGH END>final完全ワイヤレス最上位「ZE8000」、和紙活用「D8000」限定版も/Meze新ヘッドホンプロトタイプ

ヘッドホン専用エリアが初登場
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
5月19日よりドイツ・ミュンヘンで開催されているミュンヘン・ハイエンド。今回はヘッドホン関連アイテムのみを集めたエリアも開設されていた。ここではfinal、Astell&Kern、dCS、MEZE Audio等のブースを紹介しよう。

ヘッドホン関連エリアも連日賑わいを見せていた

【final】
finalは、フラグシップ平面磁界型ヘッドホン「D8000」の限定バージョンである「D8000 Pro Limited Edition」と、完全ワイヤレスイヤホン「ZE8000」(ブラック・ホワイトを展開)を発表した。

「D8000 Pro Limited Edition」の特徴は、イヤーカップ内部に金メッキを施し、イヤーパッドに「和紙」を活用した素材を利用していることにある。基本的なチューニングは変更されていないということだが、イヤーパッドの素材の違いによる音質の違いはあり、より伸びやかで溌剌としたサウンドになる印象。「素材が和紙なので、使い込んでいくうちにさらに耳に馴染んで、こなれてくるでしょう」と語ってくれた。

final「D8000 Pro Limited Edition」、写真では分かりづらいがイヤーカップの内側が金色になっている

完全ワイヤレスイヤホン「ZE8000」は、「ZE3000」をさらに進化させたもので、「新開発のFIRフィルターによって、さらにヴィヴィッドなサウンドを実現することができた」とアピール。またボリューム調整について、「よく使われる領域」について、より細かく調整できるようにしたほか、アプリで周波数ごとの帯域を微調整し、より“パーソナライズ”した再生が可能になるという。

「パーソナライズ」にもこだわったというfinalの最上位完全ワイヤレス「ZE8000」

発表会において、finalの音作りのこだわりを見せたムービーが公開された。販売ショップと研究所をひとところに集約したビルを川崎に新設したことで、ユーザーからの声をすぐに開発に生かせるようになっていることもアピールしていた。

研究所では人間の耳にどう聴こえるかもふまえたさまざまな研究が日夜行われているという

【Astell&Kern】
Astell&Kernは、今回のヘッドホン関連ブースの中でも最大規模のブースを展開。新製品のDAP「KANN MAX」やスティック型USB-DAC「AK HC2」、Campfire Audioと共同開発したIEM「PATHFINDER」などを中心に展示し、多くの来場者が関心を寄せていた。

「KANN MAX」と組み合わせられていたのは、FOCALやSTAX、RAAL-requisiteなど、国内でも人気の高いハイエンドヘッドホンブランド。FOCALの「Stellia」と組み合わせて試聴をしてみると、上質な質感と切れ味の良さが印象的だった。

ASTELL&KERNのブースも人気。KANN MAXとFOCALの「Stellia」で試聴

「AK HC2」と「PATHFINDER」をスマートフォンと組み合わせて試聴したが、こちらは非常に爽やかで、すっきりとした味わいが特徴と感じられた。ずっと聴いていても疲れない印象で、日常使いとしても活用できそうな穏やかさと豊かさが感じられた。

AK HC2とPATHFINDERの組み合わせにも期待!

【dCS】
dCSは、スピーカー再生の本格的なブースのほかに、「Bartók DAC with Headphone Amplifier」を中心としたヘッドホン専用ブースも別途出展していた。AC/DCがここまでパワフルに鳴るのか!と衝撃を受けるサウンドだった。ブースは常に大盛況で、特にdCSはBartók DAC with Headphone Amplifierによって、ヘッドホン再生でも注目されていることが感じられた。


dCSは「Bartok+」によるヘッドフォン再生に特化したブースも構築
【MEZE AUDIO】
MEZE AUDIOは、プロトタイプとして「109 Pro」を出展。詳細な資料等は用意されていなかったが、世界観のはっきりしたサウンドで、輪郭が強く、ミュージシャンの伝えたいメッセージをより色濃く伝えてくれるサウンドという印象。まだプロトタイプということで、今後どう仕上げていくのか楽しみだ。


MEZE AUDIOの「109 Pro」プロトタイプ
そのほかにも、スティック型の「Colibri」や「Tradutto」シリーズなどで国内でも人気が高まるEARMENからは、ブルーカラーが特徴のポータブルヘッドホンアンプ「ANGEL」が登場。また、ゼンハイザー等でヘッドホン設計を手掛けたアクセル・グレルによる新ブランド「Grell」の第一弾モデルとなる完全ワイヤレスなども置かれていた。


EARMENの「ANGEL」。USB typeC入力、S/PDIF入力、3.5mmと4.4mmバランス出力を搭載する

アクセル・グレルによる新ブランド「grell」の完全ワイヤレス
なお、3日目の夕方からは製品が片付けられ、アルコールも提供しながらの歓談タイムが設けられていた。


3日目の夕方はアルコールを提供しての歓談タイム

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX