• ブランド
    特設サイト
公開日 2022/10/21 20:06

アキュフェーズ、AB級プリメインアンプ「E-4000」。セパレート機の技術を投入

2018年発売「E-480」をフルモデルチェンジ
編集部:松永達矢
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
アキュフェーズは、セパレートアンプで培った技術を投入し、「E-480」をフルモデルチェンジしたAB級プリメインアンプ「E-4000」を11月中旬に発売する。価格は693,000円(税込)。

「E-4000」693,000円(税込)

2018年に発売されたプリメインアンプ「E-480」の後継モデル。プリアンプ部とパワーアンプ部をセパレートした設計を採用し、それぞれの性能を高めたことでセパレートアンプに迫る性能を実現したとアピールしている。

プリアンプ部に搭載される同社独自のボリューム調整機構「AAVA(Accuphase Analog Vari-gain Amplifier)」方式ボリューム・コントロールは、回路構成から全面的に見直し、再設計した。入力端子の近くに初段アンプを配置することで、AAVA基板に至る配線でのノイズ混入を抑制。さらに、AAVA基板自体も新規設計を施し、部品配置変更により配線を最適化。また、アースについても改善や最適化を図っている。

AAVA基板も新規設計が施されている

さらに、電圧-電流変換回路を低インピーダンス化、電流-電圧変換回路には 「ANCC(Accuphase Noise and distortion Cancelling Circuit)」を採用することで、低ひずみ・低ノイズ化を実現。通常使用時でのノイズが、「E-480」に比べて約20%低減したとのことだ。

パワーアンプ部は、同社AB級プリメインアンプのトップモデル「E-5000」を踏襲し、バイポーラトランジスタ4素子並列駆動を採用。出力トランジスタについてもE-5000と同品種の「2SC5200N」「2SA1943N」を使用する。

トップモデル「E-5000」と同様のバイポーラトランジスタ4素子並列駆動を採用するパワーアンプ部

電源には高効率トロイダルトランスと、40,000μF/80Vの高耐圧・大容量フィルターコンデンサーを2基搭載。定格連続平均出力は、180W/8Ω、260W/4Ωを実現。なお、スイッチ一つでプリ部とパワー部を独立して活用できる「MAIN IN 機能」も搭載する。また、無信号時の消費電力は54Wとなっており、消費電力も抑えている。

低ON抵抗MOSスイッチ、基板直結のスピーカー端子の採用、パワーアンプの帰還回路・パターンの改善を行うことで、ダンピングファクター値800を実現。なお、前モデルE-480のダンピングファクター値は600だった。

またデザイン面ではメーター、およびガラスを大型化し、ガラス周りを立体的にするなどの工夫で、上位機種のイメージを踏襲した。また、セレクターとボリューム周りのリング(台座)についても、前モデルではニッケルメッキだったが、本モデルでは金メッキが施されている。

本体背面部。オプションボードスロットを2基備える

入力端子はRCA×5、XLR×2、パワーアンプ入力端子がRCA×1、XLR×1。プリアンプ出力はRCA×1、XLR×1、レコーダー録音・再生端子にRCA×2、スピーカー出力端子を2基備える。

ほか、オプションボードを挿入可能なスロットを2基装備。デジタル入力ボード「DAC-60」、アナログボード「AD-50」、ライン入力ボード「LINE-10」(いずれも別売)による機能拡張に対応する。

全高調波歪率は両チャンネル同時動作、20Hz-20kHz間で0.05%(4-16Ω負荷)。再生周波数特性はINPUTが定格出力時で20Hz-20kHz(0 −0.5dB)、MAIN INが定格出力時で20Hz-20kHz(0 −0.2dB)、1W出力時が3Hz-150kHz(0 −3.0dB)。ゲインはINPUT→PRE OUTPUTで18dB、MAIN IN→SPEAKER OUTPUTが28dBとなる。

外形寸法は465W×181H×428Dmm、質量は24.4kg。付属品としてリモコン「RC-250」が同梱される。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX