公開日 2023/03/10 10:00
ラックスマン、増幅帰還エンジン“LIFES” 搭載の新旗艦プリアンプ「C-10X」
「M-10X」のベストパートナー
ラックスマンは、プリアンプの新フラグシップモデル「C-10X」を4月下旬より発売する。価格は1,650,000円(税込)。
「C-10X」は、2013年に発売されたプリアンプ「C-900u」の後継機にあたる新しいフラグシップモデル。アンプ回路を一新するなど、2025年に控える創業100周年を見据えた次世代製品として、圧倒的なオーディオクオリティを目指して開発したとアピールする。
アンプ部には、フラグシップ・ステレオパワーアンプ「M-10X」にも採用する同社の新増幅帰還エンジン「LIFES」をプリアンプとして初搭載。フルバランス構成のプリアンプ回路として4基を完全に同一条件で配置することで、自然で立体的な音場を実現したとする。ゲインは前モデルC-900uの12dBから15dBに向上した。
LIFESでは、差分アンプの初段にNチャネル・デュアルJFETを採用することで、歪みの検出精度を大幅に向上。回路を構成する素子のパラレル数も削減しており、 増幅回路全体の動作構成を大きく改良したことで、増幅時の歪みを約半分まで低減したとのこと。
定電圧回路もブラッシュアップする。 回路の安定動作に寄与するデュアルパッケージを採用した制御素子と、 米ビシェイ社製のツェナーダイオードを組み合わせることでデリケートな増幅動作をサポート。電源供給回路には入力変動と負荷変動に強く、交流ゲインと直流ゲインを変化させるハイイナーシャ電源を採用。音楽のディテールをしっかり再現すると説明する。
環境変化に対する改善策として、デュアル・トランジスタ採用のカレントミラー型定電流回路を、LIFES内部にチャンネルあたり4基配置することで、リスニングルームの環境温度や電源電圧の変動による影響を徹底的に抑制。 さらに、電流増幅段の温度補償はトランジスタとサーミスタを組み合わせたバイアス変動を抑える構成とすることで、 より安定した製品動作を実現する。
音量調整部には、同社が独自開発する電子制御アッテネーター方式「LECUA」に、高精度ロータリーエンコーダーと新開発の重量回転機構を組み合わせた「LECUA-EX」を採用。0.5dB刻み192段階のきめ細やかなステップ数と、ボリュームノブを回転させる速度やリモコンの長押しで適度に音量の増減を加速する設定など、 音質劣化を徹底的に抑える快適な音量調節を可能にするという。
内部配線には各芯スパイラルラップ・シールドと芯線の非メッキ処理により自然な信号伝送を実現するオリジナルのOFCワイヤーを採用。すべてのオーディオ回路にはレジスト被覆の誘電効果を排除した100μm厚のレジストレス金メッキピールコート基板を採用する。
筐体は、C-900uを踏襲するオーセンティックなブラスターホワイトのフロントウェイスと、ヘアライン仕上げのアルミ製トップパネルとの間に「くびれ」を表現した立体的なレイヤー構成。精緻なブラスターホワイトの仕上げにもマッチする視認性に優れたズームおよびディマー機能付きの各種モード表示用FLディスプレイを装備する。
シャーシ電流によるアースインピーダンスの上昇や発生磁界の影響を隔絶するループレスシャーシ構造、音楽信号を不要な振動から守るグラデーション鋳鉄製レッグを採用する。
機能面では、電子制御のバス/トレブル式トーンコントロールとLECUAによる音量シフト機能を使用したLRバランス調節機能や、出力レベルの異なる複数の入力機器のレベルを揃える入力オフセット機能を搭載。入力オフセット機能では入力端子ごとに0〜-6dBでの範囲でプリセットが可能だ。
人の聴感特性に合わせる音量連動式のラウドネス機能 (付属リモコンでON/OFF可能)や、アンバランス/バランス/バイアンプからシステム環境に合わせて選択・切替できる出力モードを備える。アンバランス接続専用のバイアンプ出力モードでは、出力系統ごとのレベル設定(±6dB)が可能となっている。バランス入力1〜3はプリセットした位相を端子ごとに記憶できるほか、AVアンプのプリ出力などが可能なアンバランス外部プリ入力端子を装備する。
入力端子はアンバランス、バランスともに各3系統、出力端子はアンバランス、バランスともに各2系統。アンバランス入出力にはオリジナルの27mmピッチの高剛性RCA端子、バランス入出力にはノイトリック社製XLR 端子を採用。 ACインレットは金メッキ仕上げで、端子全体でケーブル重量をサポートできるように従来とは装着方向を変更している。
そのほか、将来的なリモート操作への対応拡張も考慮した外部コントロール端子、他のオーディオ機器との電源連動を可能にするトリガー入出力端子(デイジーチェーンも可能)を装備する。
入力感度/入力インピーダンスは、アンバランス 180mV/45kΩ、バランス 180mV/90k。出力/出力インピーダンスはアンバランス 1V(最大14.1V)/90Ω、バランス 1V(最大28.7V)/180Ω。周波数特性は20Hz〜20kHz(+0、-0.1dB)、5Hz〜110kHz(+0、-3.0dB)、全高調波歪率はアンバランス 0.006%(20Hz〜20kHz)、バランス 0.004%(20Hz〜20kHz))、S/N比はアンバランス 129dB(IHF-A)、バランス 132dB(IHF-A)。
消費電力は33W(電気用品安全法)、2.6W(スタンバイ時)。外形寸法は440W×130H×434Dmm、質量は19.8kg。付属品として、アルミ製の専用リモコン「RA-20」、ノンツイスト電源ケーブル「JPA-15000」をベースに、3.5mm 2径の芯線の30%をD.U.C.C.に変更して音質を大幅アップグレードした電源ケーブル「JPA-17000」を同梱する。
「C-10X」は、2013年に発売されたプリアンプ「C-900u」の後継機にあたる新しいフラグシップモデル。アンプ回路を一新するなど、2025年に控える創業100周年を見据えた次世代製品として、圧倒的なオーディオクオリティを目指して開発したとアピールする。
アンプ部には、フラグシップ・ステレオパワーアンプ「M-10X」にも採用する同社の新増幅帰還エンジン「LIFES」をプリアンプとして初搭載。フルバランス構成のプリアンプ回路として4基を完全に同一条件で配置することで、自然で立体的な音場を実現したとする。ゲインは前モデルC-900uの12dBから15dBに向上した。
LIFESでは、差分アンプの初段にNチャネル・デュアルJFETを採用することで、歪みの検出精度を大幅に向上。回路を構成する素子のパラレル数も削減しており、 増幅回路全体の動作構成を大きく改良したことで、増幅時の歪みを約半分まで低減したとのこと。
定電圧回路もブラッシュアップする。 回路の安定動作に寄与するデュアルパッケージを採用した制御素子と、 米ビシェイ社製のツェナーダイオードを組み合わせることでデリケートな増幅動作をサポート。電源供給回路には入力変動と負荷変動に強く、交流ゲインと直流ゲインを変化させるハイイナーシャ電源を採用。音楽のディテールをしっかり再現すると説明する。
環境変化に対する改善策として、デュアル・トランジスタ採用のカレントミラー型定電流回路を、LIFES内部にチャンネルあたり4基配置することで、リスニングルームの環境温度や電源電圧の変動による影響を徹底的に抑制。 さらに、電流増幅段の温度補償はトランジスタとサーミスタを組み合わせたバイアス変動を抑える構成とすることで、 より安定した製品動作を実現する。
音量調整部には、同社が独自開発する電子制御アッテネーター方式「LECUA」に、高精度ロータリーエンコーダーと新開発の重量回転機構を組み合わせた「LECUA-EX」を採用。0.5dB刻み192段階のきめ細やかなステップ数と、ボリュームノブを回転させる速度やリモコンの長押しで適度に音量の増減を加速する設定など、 音質劣化を徹底的に抑える快適な音量調節を可能にするという。
内部配線には各芯スパイラルラップ・シールドと芯線の非メッキ処理により自然な信号伝送を実現するオリジナルのOFCワイヤーを採用。すべてのオーディオ回路にはレジスト被覆の誘電効果を排除した100μm厚のレジストレス金メッキピールコート基板を採用する。
筐体は、C-900uを踏襲するオーセンティックなブラスターホワイトのフロントウェイスと、ヘアライン仕上げのアルミ製トップパネルとの間に「くびれ」を表現した立体的なレイヤー構成。精緻なブラスターホワイトの仕上げにもマッチする視認性に優れたズームおよびディマー機能付きの各種モード表示用FLディスプレイを装備する。
シャーシ電流によるアースインピーダンスの上昇や発生磁界の影響を隔絶するループレスシャーシ構造、音楽信号を不要な振動から守るグラデーション鋳鉄製レッグを採用する。
機能面では、電子制御のバス/トレブル式トーンコントロールとLECUAによる音量シフト機能を使用したLRバランス調節機能や、出力レベルの異なる複数の入力機器のレベルを揃える入力オフセット機能を搭載。入力オフセット機能では入力端子ごとに0〜-6dBでの範囲でプリセットが可能だ。
人の聴感特性に合わせる音量連動式のラウドネス機能 (付属リモコンでON/OFF可能)や、アンバランス/バランス/バイアンプからシステム環境に合わせて選択・切替できる出力モードを備える。アンバランス接続専用のバイアンプ出力モードでは、出力系統ごとのレベル設定(±6dB)が可能となっている。バランス入力1〜3はプリセットした位相を端子ごとに記憶できるほか、AVアンプのプリ出力などが可能なアンバランス外部プリ入力端子を装備する。
入力端子はアンバランス、バランスともに各3系統、出力端子はアンバランス、バランスともに各2系統。アンバランス入出力にはオリジナルの27mmピッチの高剛性RCA端子、バランス入出力にはノイトリック社製XLR 端子を採用。 ACインレットは金メッキ仕上げで、端子全体でケーブル重量をサポートできるように従来とは装着方向を変更している。
そのほか、将来的なリモート操作への対応拡張も考慮した外部コントロール端子、他のオーディオ機器との電源連動を可能にするトリガー入出力端子(デイジーチェーンも可能)を装備する。
入力感度/入力インピーダンスは、アンバランス 180mV/45kΩ、バランス 180mV/90k。出力/出力インピーダンスはアンバランス 1V(最大14.1V)/90Ω、バランス 1V(最大28.7V)/180Ω。周波数特性は20Hz〜20kHz(+0、-0.1dB)、5Hz〜110kHz(+0、-3.0dB)、全高調波歪率はアンバランス 0.006%(20Hz〜20kHz)、バランス 0.004%(20Hz〜20kHz))、S/N比はアンバランス 129dB(IHF-A)、バランス 132dB(IHF-A)。
消費電力は33W(電気用品安全法)、2.6W(スタンバイ時)。外形寸法は440W×130H×434Dmm、質量は19.8kg。付属品として、アルミ製の専用リモコン「RA-20」、ノンツイスト電源ケーブル「JPA-15000」をベースに、3.5mm 2径の芯線の30%をD.U.C.C.に変更して音質を大幅アップグレードした電源ケーブル「JPA-17000」を同梱する。