• ブランド
    特設サイト
公開日 2024/02/20 10:55

<名古屋ショウ>Sigma Acousticsスピーカー初披露/JBL“鳴らし分け”に関心も高い

ヤマハのネットワークレシーバーも一挙展示
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
2月16-18日の期間で開催されたオーディオフェスタ・イン・名古屋。ここでは、ヤマハやハーマンインターナショナルなどが出展していた2号館1Fのブースの模様をお届けしよう。

ネットワークジャパンは、新たに取り扱いを開始したイタリアのブランドSigma Acousticsを初お披露目。社長の濱本氏が、ミュンヘン・ハイエンドで出会って惚れ込んで国内導入を決めたブランドとのことで、創業者のAldo Zaninello氏も来日し、製品の魅力について語っていた。

社長のAldo Zaninello氏

Aldo氏はヴェネツィア生まれで、現在も拠点をヴェネツィアに置いている。Sigma Acousticsはすでに15年を超える歴史のあるスピーカーブランドだという。

今回メインで登場したのは「M11」というフロア型スピーカーで、高域にAMTドライバーを採用、強力なネオジム磁石で駆動している。ミッドレンジに13cmのカーボンファイバー、16cm径のダブルウーファーを装備。トゥイーターのキャビネットは別筐体となっており、イタリアらしい木工技術の高さも感じさせてくれる。再生される音も優美で可憐、価格は3,080,000円(税込)とのこと。

Sigma Acoustic「M11」

また、参考出品として「Ouverture」というブックシェルフスピーカーも登場。スタンドまで一体でデザインされたスピーカーで、曲線を多用した優美なデザインが特徴。横から見たキャビネットの仕上げは、天然の木材を使用しているためひとつひとつ異なるということで、今回の名古屋ショウでの反響を見て今後の取り扱いについて決めたいとしている。

参考出品の「Ouverture」

ハーマンインターナショナルのブースでは、JBLを中心にマーク・レビンソン、ARCAMの中核モデルと多彩に展開。今回のテーマは「鳴らし分け」ということで、デモンストレーションの時間にはそれぞれ2機種のスピーカーを用意し、その違いを楽しんでもらうイベントを実施。

ハーマンインターナショナルのブース

例えば最新アクティブスピーカー「4329P」と人気のパッシブモデル「L100 Classic MkII」対決、「Project K2 S9900」と「Project EVEREST DD67000」の38cmウーファー対決など、オーディオファンならばぜひその違いを知りたいさまざまな聴き比べを実施。こちらのブースも常時満員状態で、JBL独特のパワー感ありながらも豊かな音楽世界が部屋を満たしていた。

38cmウーファー対決には来場者も興味津々

昨年秋に発表された「Classic Componetシリーズ」も登場し、ウッドとアルミで統一されたシンプルなデザインには来場者の関心も高い。また、発表されたばかりの扇型のオールインワンスピーカー「L42ms」なども初披露された。

「L75ms」(奥)よりひと回り小さくなった「L42ms」

エレクトリ&日本音響エンジニアリングのブースでは、マッキントッシュのスピーカー「ML1 MkII」を初お披露目。アメリカのMAGICOや、新たに取り扱いを開始したREVIVAL AUDIOなど、個性的なスピーカーを多様な組み合わせで提案していた。

久しぶりのマッキントッシュスピーカーも話題のエレクトリブース

ML1 MkIIは昨年のミュンヘン・ハイエンドで初お披露目されたモデルが日本初登場。1970年にマッキントッシュが初めて発売したブックシェルフスピーカー「ML1」をベースに現代に蘇らせたモデルで、ウォルナットキャビネットのレトロ風デザインだが、同社の強力なアンプとも組み合わせられる力を持っているという。税込価格ペア2,420,000円。

McIntosh「ML1 MkU」

届いたばかりというウェスタン・エレクトリックのスピーカーケーブル「KS-13385 Hookup Wire」も初披露。線材のみの販売で、ケーブルの太さごとに価格が異なっている。

スピーカーケーブルも初お披露目

“最新”300B搭載の「WE-91E」も登場

ルームチューニングにはもちろんアンクを使用、スピーカーの背後や部屋の隅、またスピーカーの前に床置きするタイプなどさまざまな実践的な使い方を提案している。

アンクの実践的な使い方も提案

CSポートのブースでは、ステレオパワーアンプ「GM70PA」をメインに、ソナス・ファベールの「Olympica Nova V」を組み合わせ。来場者からも「真空管ならではの艶感が素晴らしい!」と感嘆の声が上がっていた。

ステレオパワーアンプ「GM70PA」をメインに据えたCSポートのブース

担当の松岡雄祐氏さんによると、ここ最近は海外の売り上げが好調とのことで、特にヨーロッパ圏での評価が高いという。クラシック音楽の本場でも認められたことで、CSポート製品の実力にも自信を見せており、「やはり音楽を楽しむためのアイテムとしてのオーディオの楽しさを今一度広めたい」と力強く語ってくれた。

ターンテーブル「TAT2M2」とトーンアーム「AFU1-2」

ヤマハは、中核価格帯のスピーカー「NS-2000A」に、昨年発売となって話題を集めた「NS-800A」「NS-600A」など最新スピーカーを披露。また実売も好調だというネットワークレシーバーも4機種展示。テレビ等とも連携できるリビングオーディオのスタイルにはまだまだ可能性を感じられる。

上位機種の技術を搭載するブックシェルフスピーカー

ネットワークレシーバーも4機種勢揃い

1Fフロアではバナナレコードによる中古レコード即売会も開催。ジャズからクラシック、ロックポップスや演歌まで幅広いラインナップに、来場者はもちろん出展者も思わず足を止め、お気に入りのレコードがないかチェックしていた。

中古レコード販売ブースも人気

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX