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公開日 2001/09/12 18:29
日本マランツ、新製品発表会で今後の経営戦略を明らかに
日本マランツ(株)代表取締役会長兼CEO株本氏(左)、代表取締役社長兼COOの佐藤氏(右) |
日本マランツは、今年5月フィリップスからマランツブランドと欧米販売事業を買収し、3年前日本マランツの社長であった株本辰夫氏が同社の代表取締役会長兼CEOに就任した。本日の発表会席上で株本会長は「ピュアオーディオ市場の厳しい昨今、会長となって、なんとかもう一手全力投球したい。顧客ニーズに対応した商品を提案していくこと、また共通の悩みをもつ業界全体で協力しあうことで、困難な状況を打破していきたい」と語った。
また、同社代表取締役社長兼COOの佐藤卓氏により、同社経営戦略の説明があった。民生分野ではマランツブランドのAVグローバル事業化を図ること。具体的には、市場のグローバル化を視野に入れた事業展開、マランツの国内販売においては、2チャンネルの分野で16ビットからSACDによる高品位ハイファイへの移行をはかること、デジタルマルチチャンネル分野でSACDをマルチチャンネル化するとともにピュアサラウンドによるAVホームシアターを創出すること、ビデオディスプレイ分野で社内開発の高品質DLPプロジェクターによるプレミアムシアターを実現すること、などが明らかにされた。
今回、マランツブランドから発表された新製品は3機種。AVサラウンドアンプのPS9200、DLPビデオプロジェクターのVP-12S1、DVDプレーヤーのDV-12S1である。また開発中の製品としてステレオコントロールアンプのSC-7S1、MA-9S1の発表も予告された。さらに、B&Wスピーカー新製品については、ノーチラス800のスペシャルバージョンをはじめとするモデルが発表された。(各製品の詳細については別項目のニュースを参照のこと)
(Phile-web編集部)