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公開日 2004/05/26 18:47
三菱、フルハイビジョン対応37V型など液晶テレビ“REAL”シリーズを発売
●三菱電機(株)は、液晶テレビの新シリーズ“REAL(リアル)”を6月21日より順次発売する。“REAL”シリーズの製品ラインナップは既に発売中の17V型を含め以下のようになる。
地上・BS・110度CSデジタル ハイビジョン液晶テレビ
37V型「LCD-H37MRH4」\OPEN(予想実売価格65万円前後)9月1日発売
32V型「LCD-H32MX4」 \OPEN(予想実売価格45万円前後)9月21日発売
27V型「LCD-H27MX4」 \OPEN(予想実売価格35万円前後)6月21日発売
23V型「LCD-H23MX4」 \OPEN(予想実売価格30万円前後)11月1日発売
液晶テレビ
20V型「LCD-20V4」\OPEN(予想実売価格13万円前後)6月21日発売
17V型「LCD-17X4」\OPEN(予想実売価格9万円前後)発売中
最上位機種「LCD-H37MRH4」は、37V型の液晶テレビとしては世界初となる画素数1920×1080のフルハイビジョン表示を実現。また上位4モデルには高画質エンジン「Diamond Engine II」を搭載し、さらなる高画質化を図っている。
本日都内にて新製品の発表会が行われた。始めに登壇したリビング・デジタルメディア 事業本部長の大草文夫氏は、デジタル放送の普及が2004年以降急速に進むのではないかと予想。これにあわせ液晶・プラズマなどの直視型、プロジェクター・リアプロなどの投写型の新製品の需要が今後ますます伸びるだろう、と語った。また、液晶テレビについては「技術の蓄積、コンテンツの高画質化、最適デバイスの選択の多様化」が揃ったことで事業参入に至ったとした。また、製品説明を行った同副事業本部長の古賀良男氏は「40型以上はホームシアターというイメージが強かったが、今後は大型を購入する一般ユーザーも増えてくるだろう」と述べ、より多くのユーザーのニーズを満たすべく製品開発を行ったと説明した。
「LCD-H37MRH4」は、1920×1080のフルHD表示を実現したことにより、デジタルハイビジョン信号でる1920×1080iの高精細映像をそのまま表現することが可能だ。
また37、32、27、23V型の4モデルは、輝度500cd/m2、コントラスト600対1を実現。応答速度は業界トップクラスの12msecとなる。各モデルに搭載された「Diamond Engine II」は、1080pフォーマットまで変換可能な高性能I/P変換回路を採用したほか、R、G、B、Y、M、Cを輝度に応じて独立コントロールする「3次元カラーマネージメント」、はっきりした輪郭描写を実現する「ダイナミックイメージプロセッサー」、コントラストとブライトネスをリアルタイムで自動制御する「DLE回路」などを搭載した。
使い勝手の面では、電子番組表(EPG)を採用し、地上デジタル、BSデジタル、110°CSデジタル放送それぞれの番組情報を閲覧・検索することが可能だ。また、2画面表示機能や、入力端子ごとに映像設定が可能な「入力ダイレクトAVメモリー」機能などを搭載している。背面端子部にはDVI入力を始めi.LINK端子、D4端子など、様々な信号の入力に対応した。
下位モデル2機種は、電源回路を内蔵することでACアダプタを排除。テレビの向きを上下左右に動かすことのできる「チルト機構」やキャリングハンドルを採用するなど、使い勝手のよい設計となっている。
本日行われた発表会では、大画面薄型を実現するDLP方式の「超広角光学エンジン」の発表も行われたが、そちらは別項にて紹介する。
発表会の最後に行われた質疑応答の内容は以下の通り。
Q.具体的なシェア目標は?
A.テレビ全般では10%を保持していきたいと考えています。液晶テレビは15〜20%を目標としています。
Q.フルHDパネルは自社開発か?
A.パネル部分は他社製です。
Q.他社のパネルを使うことのメリットとデメリットは?
A.メリットは現時点で最先端のものを使えるということです。デメリットは、供給に問題が起こったりした場合に困るということです。
Q.発売が出遅れ、オリンピックに間に合わない事についてどう考えているか?
A.一番いいものをつくろうとして遅れてしまったことは確かです。
Q.海外展開は考えているか?
A.弊社は日本とアメリカだけでの展開です。アメリカではリアプロジェクションテレビの需要が多いが、液晶やプラズマも売りたいと考えています。しかし、それぞれの市場のニーズに合わせることが一番だと考えています。
Q.CRT、液晶、プラズマ、リアプロと全てに力を入れると投資が大きくなってしまうと思うが、それぞれで勝算はあるのか?
A.映像を再現するという技術には共通のものがあり、やっていけると考えています。大画面製品についてはアメリカで20%のシェアをもっています。日本では日本のニーズにあうように展開していきます。
Q.液晶のパネルメーカーは日本と韓国のどちらか?
A.台湾のメーカーと韓国のメーカーと提携しています。
Q.リアプロジェクションテレビはプラズマに比べ、どれくらい安くなるか?
A.液晶やプラズマに比べ、サイズが大きくなるほど有利であると考えています。60インチを超えると遥かに安くなります。
Q.テレビメーカーとしてパネル生産を行っていないと収益面で苦しくないか?
A.パネルをつくっていないメーカーも多いと思います。弊社は、設計技術、デバイスのドライブ技術などの強みを持っています。今年は投資の年と考え、来年度は収益を出していきたいと考えています。
Q.製品はパネルメーカーで組み立てていると考えてよいか?
A.パネルメーカーの関係している工場で組み立てを行っています。韓国と台湾にある3つの拠点です。
【問い合わせ先】
三菱電機お客さま相談センター
0120-139-365
(Phile-web編集部)
地上・BS・110度CSデジタル ハイビジョン液晶テレビ
37V型「LCD-H37MRH4」\OPEN(予想実売価格65万円前後)9月1日発売
32V型「LCD-H32MX4」 \OPEN(予想実売価格45万円前後)9月21日発売
27V型「LCD-H27MX4」 \OPEN(予想実売価格35万円前後)6月21日発売
23V型「LCD-H23MX4」 \OPEN(予想実売価格30万円前後)11月1日発売
液晶テレビ
20V型「LCD-20V4」\OPEN(予想実売価格13万円前後)6月21日発売
17V型「LCD-17X4」\OPEN(予想実売価格9万円前後)発売中
最上位機種「LCD-H37MRH4」は、37V型の液晶テレビとしては世界初となる画素数1920×1080のフルハイビジョン表示を実現。また上位4モデルには高画質エンジン「Diamond Engine II」を搭載し、さらなる高画質化を図っている。
本日都内にて新製品の発表会が行われた。始めに登壇したリビング・デジタルメディア 事業本部長の大草文夫氏は、デジタル放送の普及が2004年以降急速に進むのではないかと予想。これにあわせ液晶・プラズマなどの直視型、プロジェクター・リアプロなどの投写型の新製品の需要が今後ますます伸びるだろう、と語った。また、液晶テレビについては「技術の蓄積、コンテンツの高画質化、最適デバイスの選択の多様化」が揃ったことで事業参入に至ったとした。また、製品説明を行った同副事業本部長の古賀良男氏は「40型以上はホームシアターというイメージが強かったが、今後は大型を購入する一般ユーザーも増えてくるだろう」と述べ、より多くのユーザーのニーズを満たすべく製品開発を行ったと説明した。
「LCD-H37MRH4」は、1920×1080のフルHD表示を実現したことにより、デジタルハイビジョン信号でる1920×1080iの高精細映像をそのまま表現することが可能だ。
また37、32、27、23V型の4モデルは、輝度500cd/m2、コントラスト600対1を実現。応答速度は業界トップクラスの12msecとなる。各モデルに搭載された「Diamond Engine II」は、1080pフォーマットまで変換可能な高性能I/P変換回路を採用したほか、R、G、B、Y、M、Cを輝度に応じて独立コントロールする「3次元カラーマネージメント」、はっきりした輪郭描写を実現する「ダイナミックイメージプロセッサー」、コントラストとブライトネスをリアルタイムで自動制御する「DLE回路」などを搭載した。
使い勝手の面では、電子番組表(EPG)を採用し、地上デジタル、BSデジタル、110°CSデジタル放送それぞれの番組情報を閲覧・検索することが可能だ。また、2画面表示機能や、入力端子ごとに映像設定が可能な「入力ダイレクトAVメモリー」機能などを搭載している。背面端子部にはDVI入力を始めi.LINK端子、D4端子など、様々な信号の入力に対応した。
下位モデル2機種は、電源回路を内蔵することでACアダプタを排除。テレビの向きを上下左右に動かすことのできる「チルト機構」やキャリングハンドルを採用するなど、使い勝手のよい設計となっている。
本日行われた発表会では、大画面薄型を実現するDLP方式の「超広角光学エンジン」の発表も行われたが、そちらは別項にて紹介する。
発表会の最後に行われた質疑応答の内容は以下の通り。
Q.具体的なシェア目標は?
A.テレビ全般では10%を保持していきたいと考えています。液晶テレビは15〜20%を目標としています。
Q.フルHDパネルは自社開発か?
A.パネル部分は他社製です。
Q.他社のパネルを使うことのメリットとデメリットは?
A.メリットは現時点で最先端のものを使えるということです。デメリットは、供給に問題が起こったりした場合に困るということです。
Q.発売が出遅れ、オリンピックに間に合わない事についてどう考えているか?
A.一番いいものをつくろうとして遅れてしまったことは確かです。
Q.海外展開は考えているか?
A.弊社は日本とアメリカだけでの展開です。アメリカではリアプロジェクションテレビの需要が多いが、液晶やプラズマも売りたいと考えています。しかし、それぞれの市場のニーズに合わせることが一番だと考えています。
Q.CRT、液晶、プラズマ、リアプロと全てに力を入れると投資が大きくなってしまうと思うが、それぞれで勝算はあるのか?
A.映像を再現するという技術には共通のものがあり、やっていけると考えています。大画面製品についてはアメリカで20%のシェアをもっています。日本では日本のニーズにあうように展開していきます。
Q.液晶のパネルメーカーは日本と韓国のどちらか?
A.台湾のメーカーと韓国のメーカーと提携しています。
Q.リアプロジェクションテレビはプラズマに比べ、どれくらい安くなるか?
A.液晶やプラズマに比べ、サイズが大きくなるほど有利であると考えています。60インチを超えると遥かに安くなります。
Q.テレビメーカーとしてパネル生産を行っていないと収益面で苦しくないか?
A.パネルをつくっていないメーカーも多いと思います。弊社は、設計技術、デバイスのドライブ技術などの強みを持っています。今年は投資の年と考え、来年度は収益を出していきたいと考えています。
Q.製品はパネルメーカーで組み立てていると考えてよいか?
A.パネルメーカーの関係している工場で組み立てを行っています。韓国と台湾にある3つの拠点です。
【問い合わせ先】
三菱電機お客さま相談センター
0120-139-365
(Phile-web編集部)
関連リンク
トピック
- ブランドMITSUBISHI
- 型番LCD-H37MRH4
- 発売日2004年9月1日
- 価格\OPEN(予想実売価格65万円前後)
【SPEC】
●受信チャンネル:VHF/UHF/地上デジタル/BSデジタル/110°CSデジタル/CATV ●パネル解像度:1920×1080 ●接続端子:D4端子2、DVI1、S入力3、ビデオ入力3、ビデオ出力1、iLINK2、光音声出力1、Irシステム端子1、モジュラー端子 ●外形寸法:946W×660H×134Dmm(スタンド無し)
●受信チャンネル:VHF/UHF/地上デジタル/BSデジタル/110°CSデジタル/CATV ●パネル解像度:1920×1080 ●接続端子:D4端子2、DVI1、S入力3、ビデオ入力3、ビデオ出力1、iLINK2、光音声出力1、Irシステム端子1、モジュラー端子 ●外形寸法:946W×660H×134Dmm(スタンド無し)