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公開日 2007/07/20 14:59
1からわかるホームシアターづくり − 第6回:さあ、ホームシアターをつくろう!
前回まで5回に渡ってホームシアターづくりの心構えや段取り、機器の選定ポイントなどをお伝えしてきた。最終回となる今回は、これまでのポイントをおさらいしていこう。
■シアターづくりにあたって
トムテックの浅田氏は「ホームシアターづくりは、ことさらに構えなくてもいいもの」と語る。何もかも最上の機器を使ってものすごいシアターを作ろう!と考えてしまうと、確かにシアターは高額の費用がかかる、敷居の高いものになってしまう。例えばフルHDプロジェクターも、ひところに比べれば格段に安く手に入れられるようになってきた。高性能な機器が安価に手に入れられるようになったことで、ホームシアターづくりのハードルは低くなったと言える。
そこで、第1回でお伝えしたように、まずシアターで何をしたいのか、どのように利用したいのか、というコンセプトを固めよう。
・Who(誰が)
・When(いつ)
・Where(どこで)
・What(何を)
・Why(何故/どんな目的で)
・How(どのように)観たいのか
・How much(いくら)掛けられるのか
この「5W2H」が固まれば、自分の求めるシアターにはどの程度の設備が必要なのか分かるはずだ。とにかく専用シアタールームを、と考えすぎて結局ほとんど足を運ばない部屋になってしまったり、リビングに作ったはいいものの、自分ひとりで楽しみたい映画をあまり見られなくなったり…なんてことになってしまったら悲しいもの。それに、あまりにお金をかけすぎてしまい、奥さんとの仲が険悪になってしまったら、シアターが一家団欒の中心地になることもできなくなってしまう。
第2回でお伝えしたように、ホームシアターは
・ スクリーン(100インチ以上が望ましい)
・ プロジェクター
・ 5.1chを組めるスピーカー
・ AVアンプ
・ DVDレコーダー
というたった5つの設備があれば十分楽しめるもの。これを予算内でやりくりして、機器を選択すればよい。例えば予算が100万円だとしたら、「週に2、3回、妻と映画を観たい。映画館気分を味わいたいので専用シアタールームがいい。映画を観るのが好きで画質にはこだわりたいので、プロジェクターはどうしてもフルHDのいいものでなければ。スクリーンも質にはこだわりたい。しかし予算をオーバーしそうなので、残念だけどスピーカーにかける予算を少し抑えよう」などというように、優先すべきものとそうでないものを見極めよう。そうすれば、第3回でお伝えした基本の5製品の選定ポイントなどを元に、予算内で最良の選択ができるはずだ。
つねにより良いものを目指すという点では、ホームシアターはずっと「未完成」のものだと言える。最初から全て完璧を求めるのではなく、いったん完成したあとも「次はどうしよう?」と考え、設備をだんだんと揃えていくのもまた醍醐味と言えるのではないだろうか。第5回でお伝えしたように、LANや次世代音声フォーマットへの対応など、機能を拡張し、シアターの可能性を広げていこう。
ホームシアターとは、「人の一番多く滞在する空間で娯楽を提供するもの」。空間に彩りを与えてくれる新しい住設備のひとつなのだ。そして家族のコミュニケーションツールであり、客人をもてなして共有時間を盛り上げてくれる演出ツールとしても活躍する。DVDで映画鑑賞、大画面でスポーツ観戦などのほか、ホームビデオで撮影した映像を楽しむこともできる、いわば一家団欒の中心地。安価に手に入れられるハイビジョン機器も増えてきた。地上デジタル放送や、BD/HD DVDなどのハイビジョンソースも続々と登場している。劇場は環境のいいところと悪いところの格差が激しいが、自分のシアターを作れば、安定したクオリティで自分好みの映像や音楽を、好きなときに楽しむことができるのだ。
家庭で映画館に匹敵する映像や音を楽しめるシアターをつくることはもう夢物語ではない。さあ、ホームシアターをつくろう!
(Phile-web編集部)
■シアターづくりにあたって
トムテックの浅田氏は「ホームシアターづくりは、ことさらに構えなくてもいいもの」と語る。何もかも最上の機器を使ってものすごいシアターを作ろう!と考えてしまうと、確かにシアターは高額の費用がかかる、敷居の高いものになってしまう。例えばフルHDプロジェクターも、ひところに比べれば格段に安く手に入れられるようになってきた。高性能な機器が安価に手に入れられるようになったことで、ホームシアターづくりのハードルは低くなったと言える。
そこで、第1回でお伝えしたように、まずシアターで何をしたいのか、どのように利用したいのか、というコンセプトを固めよう。
・Who(誰が)
・When(いつ)
・Where(どこで)
・What(何を)
・Why(何故/どんな目的で)
・How(どのように)観たいのか
・How much(いくら)掛けられるのか
この「5W2H」が固まれば、自分の求めるシアターにはどの程度の設備が必要なのか分かるはずだ。とにかく専用シアタールームを、と考えすぎて結局ほとんど足を運ばない部屋になってしまったり、リビングに作ったはいいものの、自分ひとりで楽しみたい映画をあまり見られなくなったり…なんてことになってしまったら悲しいもの。それに、あまりにお金をかけすぎてしまい、奥さんとの仲が険悪になってしまったら、シアターが一家団欒の中心地になることもできなくなってしまう。
第2回でお伝えしたように、ホームシアターは
・ スクリーン(100インチ以上が望ましい)
・ プロジェクター
・ 5.1chを組めるスピーカー
・ AVアンプ
・ DVDレコーダー
というたった5つの設備があれば十分楽しめるもの。これを予算内でやりくりして、機器を選択すればよい。例えば予算が100万円だとしたら、「週に2、3回、妻と映画を観たい。映画館気分を味わいたいので専用シアタールームがいい。映画を観るのが好きで画質にはこだわりたいので、プロジェクターはどうしてもフルHDのいいものでなければ。スクリーンも質にはこだわりたい。しかし予算をオーバーしそうなので、残念だけどスピーカーにかける予算を少し抑えよう」などというように、優先すべきものとそうでないものを見極めよう。そうすれば、第3回でお伝えした基本の5製品の選定ポイントなどを元に、予算内で最良の選択ができるはずだ。
つねにより良いものを目指すという点では、ホームシアターはずっと「未完成」のものだと言える。最初から全て完璧を求めるのではなく、いったん完成したあとも「次はどうしよう?」と考え、設備をだんだんと揃えていくのもまた醍醐味と言えるのではないだろうか。第5回でお伝えしたように、LANや次世代音声フォーマットへの対応など、機能を拡張し、シアターの可能性を広げていこう。
ホームシアターとは、「人の一番多く滞在する空間で娯楽を提供するもの」。空間に彩りを与えてくれる新しい住設備のひとつなのだ。そして家族のコミュニケーションツールであり、客人をもてなして共有時間を盛り上げてくれる演出ツールとしても活躍する。DVDで映画鑑賞、大画面でスポーツ観戦などのほか、ホームビデオで撮影した映像を楽しむこともできる、いわば一家団欒の中心地。安価に手に入れられるハイビジョン機器も増えてきた。地上デジタル放送や、BD/HD DVDなどのハイビジョンソースも続々と登場している。劇場は環境のいいところと悪いところの格差が激しいが、自分のシアターを作れば、安定したクオリティで自分好みの映像や音楽を、好きなときに楽しむことができるのだ。
家庭で映画館に匹敵する映像や音を楽しめるシアターをつくることはもう夢物語ではない。さあ、ホームシアターをつくろう!
(Phile-web編集部)