三菱化学メディア、BDビデオカメラ対応の8cmBD-R/-REを発売

三菱化学メディア（株）は、ビデオカメラ用の8cmサイズのBD-RとBD-REを8月10日に発売する。各製品ともに日立から発表されたBD対応ビデオカメラ（関連ニュース）に対応している。

価格はオープンだが、BD-R「VBR60N1」は2,700円前後、BD-RE「VBE60N1」は3,700円前後で販売される見込みだ。いずれも単品での販売単位となる。

ディスクの記録容量は片面1層7.5GB。フルハイビジョンの1920×1080i画素の映像を連続60分録画できる。同社が既に発売している12cmの録画用BDディスクと同様、繰り返し再生に強く長期保存に優れる特性を実現している。

BD-Rには独自の特殊な金属窒化物を利用したアブレーティブ方式の同社独自の記録膜MABLを採用。化学的に安定度の高い金属窒化物を利用することにより、高信頼性アゾ色素膜に匹敵する長時間の保存安定性を確保。ドライブの記録パワーの変動や、ばらつき等による影響を受けにくいワイドパワーマージンを実現している。

BD-REは、同社が12倍速CD-RWに採用した独自の記録膜SERL（Super-Eutectic-Recording-Layer：共晶系相変化膜）技術を踏襲。高いワイドパワーマージンを実現するとともに、繰り返しの記録・再生に強い高度な耐久性と長期間にわたる安定した記録特性を持たせている。

またカバー層、ハードコート層の製造には独自の精密スピンコーティング法を採用し、膜全面に渡り膜厚精度±1μm以内という超均一厚み精度を実現している。マスタリングにおいては、Deep UVレーザ露光装置を開発すると共に、マスタリングプロセスの最適化により超精細記録案内溝の形成を可能にしている。記録面には有機・無機ハイブリッドコーティング材料開発力をフルに生かしたディスク表面保護層を採用。キズやほこり、指紋に強い、高性能ハードコート処理が施されている。

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（Phile-web編集部）