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公開日 2007/10/02 20:27
<CEATEC2007:日立>最薄1.9cmの32V型液晶/iVDR新ソリューション続々登場
日立製作所のブースで最も大きな話題を呼んでいるのは、“New Style TV”と名付けられた、次世代テレビの展示コーナー。中でも注目したいのは、最薄部が1.9cmの32V型液晶テレビの参考出展だ。
この試作機は、特別に設けられた展示室の内部に設置。展示室の周りには、試作機を一目見ようとする来場者の長い行列が伸びた。試作機は3台展示され、薄さをアピールするよう、細いスタンドの上にディスプレイが置かれるスタイルが取られていた。バックライトの方式は非公表で、製品化は2009年以降を予定する。
また、iVDRコーナーでは、様々なiVDRのコンセプトモデルなどを展示。すでに発表済みのiVDR-S対応デジタルチューナー「IV-R1000」(製品データベース)のほか、iVDR対応ビューワー、iVDR対応カムなどが参考出展された。
さらに、「iV多機能プレーヤー」という新製品も展示。I-O DATAとマクセルから、来年早々に発売される予定という。SAFIAに対応し、iVポケット搭載のWoooで録画した番組を再生することが可能。さらにUSB端子も備え、パソコンとつないでストレージとして用い、iVDRに動画を保存することも可能。本体は小型なので、気軽に持ち運んで、様々な機器とつなげて使うことができそうだ。LAN端子も備えられており、ネットワークHDDとして使用することもできる。
ビデオ出力はHDMI/D端子/Sビデオ端子/ビデオ端子を各1系統装備。対応ビデオフォーマットはMPEG-1/MPEG-2/MPEG-4/WMV9/DivX/H.264。オーディオ出力は光デジタル端子と2chアナログ音声端子を備え、MP3/WMA/WAV/AACの再生に対応する。
また、iVDRを媒体に用いたパッケージソフトについても、参考出展ながらデモが行われた。現在発売されているiVDR-Sは、容量が最大160GBで、BDやHD DVDに比べ長時間のコンテンツ収録が可能。この特徴を活かし、アニメやドラマの全話を1個のiVDRに収録することなどを検討しているという。長時間を収録した場合、見たいシーンを探すことが困難になるため、新たに「iV-Tag」というタグ型メタデータによるデータ整理を提案。ユーザーがタグを自由に登録できるほか、ソフトメーカーがあらかじめタグを仕込んでおくこともできるという。たとえば「オーディション」というタグを選択すると、オーディションに関連したシーンがリスト表示され、好みのシーンをかんたんに選ぶことができる。デモでは、この機能を内蔵した薄型テレビWoooが用いられた。現在は、こうしたサンプルをもとに、コンテンツメーカーへの働きかけを行っている最中という。
さらに、日立マクセルが開発した、ハードディスクiVのコンセプトモデルも展示されていた。女性向けを意識した「kawaii」、家族間での使い分けに便利な「family」、渋いデザインの「traditional」などで、ともすればシンプルで無愛想になりがちな記録メディアだが、デザインコンシャスなモデルが登場することで、より家庭の中にiVが入り込んでいくことになるだろう。
なお、日立製作所ブースに隣接したiVDRコンソーシアムブースにも、様々なコンセプトモデルが置かれていた。サンヨーは車内リアシート用エンターテイメントシステムを出展し、iVDR内の映像を液晶モニターで再生するデモを出展。また、シャープのiVDR対応レコーダーや、(株)アドバンスト・コミュニケーションズのiVDR対応STB「ECCLE iVDR」なども注目を集めていた。
現行製品では、世界初のBD+HDDハイブリッドカメラ「DZ-BD7H」を大きくフィーチャー。SD画質のカメラとの画質の比較デモや、内部構造がわかる分解モデルやスケルトンモデルなども置かれ、様々な角度からBDカメラの魅力をアピールしていた。
また、プラズマ/液晶テレビ“Wooo”についても、世界初のiVポケット搭載を大きく訴求。小型モデルから大型モデルまで、ラインナップが勢揃いした。
さらに、先日発表されたばかりの超短投写距離業務用フロントプロジェクター「CP-A100J」(関連ニュース)も、専用室を設けて大々的にアピール。世界で初めて「自由曲面レンズ・ミラー」をフロントプロジェクターの投写光学系に採用することで、63cm(本体含む)の近距離から80型の大画面表示を可能としたモデルで、説明員によると「将来的には家庭用プロジェクターへの応用も検討したい」とのこと。プロジェクターを部屋の後方に設置した場合、Wiiをプレーする際に、自分が映像の影を作ってしまうことがあるが、本機ならスクリーンの真上や真下に本体を置くことができるため、このような問題が起きないという。
(Phile-web編集部)
この試作機は、特別に設けられた展示室の内部に設置。展示室の周りには、試作機を一目見ようとする来場者の長い行列が伸びた。試作機は3台展示され、薄さをアピールするよう、細いスタンドの上にディスプレイが置かれるスタイルが取られていた。バックライトの方式は非公表で、製品化は2009年以降を予定する。
また、iVDRコーナーでは、様々なiVDRのコンセプトモデルなどを展示。すでに発表済みのiVDR-S対応デジタルチューナー「IV-R1000」(製品データベース)のほか、iVDR対応ビューワー、iVDR対応カムなどが参考出展された。
さらに、「iV多機能プレーヤー」という新製品も展示。I-O DATAとマクセルから、来年早々に発売される予定という。SAFIAに対応し、iVポケット搭載のWoooで録画した番組を再生することが可能。さらにUSB端子も備え、パソコンとつないでストレージとして用い、iVDRに動画を保存することも可能。本体は小型なので、気軽に持ち運んで、様々な機器とつなげて使うことができそうだ。LAN端子も備えられており、ネットワークHDDとして使用することもできる。
ビデオ出力はHDMI/D端子/Sビデオ端子/ビデオ端子を各1系統装備。対応ビデオフォーマットはMPEG-1/MPEG-2/MPEG-4/WMV9/DivX/H.264。オーディオ出力は光デジタル端子と2chアナログ音声端子を備え、MP3/WMA/WAV/AACの再生に対応する。
また、iVDRを媒体に用いたパッケージソフトについても、参考出展ながらデモが行われた。現在発売されているiVDR-Sは、容量が最大160GBで、BDやHD DVDに比べ長時間のコンテンツ収録が可能。この特徴を活かし、アニメやドラマの全話を1個のiVDRに収録することなどを検討しているという。長時間を収録した場合、見たいシーンを探すことが困難になるため、新たに「iV-Tag」というタグ型メタデータによるデータ整理を提案。ユーザーがタグを自由に登録できるほか、ソフトメーカーがあらかじめタグを仕込んでおくこともできるという。たとえば「オーディション」というタグを選択すると、オーディションに関連したシーンがリスト表示され、好みのシーンをかんたんに選ぶことができる。デモでは、この機能を内蔵した薄型テレビWoooが用いられた。現在は、こうしたサンプルをもとに、コンテンツメーカーへの働きかけを行っている最中という。
さらに、日立マクセルが開発した、ハードディスクiVのコンセプトモデルも展示されていた。女性向けを意識した「kawaii」、家族間での使い分けに便利な「family」、渋いデザインの「traditional」などで、ともすればシンプルで無愛想になりがちな記録メディアだが、デザインコンシャスなモデルが登場することで、より家庭の中にiVが入り込んでいくことになるだろう。
なお、日立製作所ブースに隣接したiVDRコンソーシアムブースにも、様々なコンセプトモデルが置かれていた。サンヨーは車内リアシート用エンターテイメントシステムを出展し、iVDR内の映像を液晶モニターで再生するデモを出展。また、シャープのiVDR対応レコーダーや、(株)アドバンスト・コミュニケーションズのiVDR対応STB「ECCLE iVDR」なども注目を集めていた。
現行製品では、世界初のBD+HDDハイブリッドカメラ「DZ-BD7H」を大きくフィーチャー。SD画質のカメラとの画質の比較デモや、内部構造がわかる分解モデルやスケルトンモデルなども置かれ、様々な角度からBDカメラの魅力をアピールしていた。
また、プラズマ/液晶テレビ“Wooo”についても、世界初のiVポケット搭載を大きく訴求。小型モデルから大型モデルまで、ラインナップが勢揃いした。
さらに、先日発表されたばかりの超短投写距離業務用フロントプロジェクター「CP-A100J」(関連ニュース)も、専用室を設けて大々的にアピール。世界で初めて「自由曲面レンズ・ミラー」をフロントプロジェクターの投写光学系に採用することで、63cm(本体含む)の近距離から80型の大画面表示を可能としたモデルで、説明員によると「将来的には家庭用プロジェクターへの応用も検討したい」とのこと。プロジェクターを部屋の後方に設置した場合、Wiiをプレーする際に、自分が映像の影を作ってしまうことがあるが、本機ならスクリーンの真上や真下に本体を置くことができるため、このような問題が起きないという。
(Phile-web編集部)