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公開日 2008/04/09 10:15
“おまかせドンピシャ高画質”とネットワーク機能強化をユーザーに訴求 − 東芝発表会詳報
(株)東芝は、別項でお伝えした新製品の発表会を都内で開催した。本項では発表会の模様をレポートする。
会の冒頭には(株)東芝 デジタルメディアネットワーク社 テレビ事業部 日本部 部長の柴田健太郎氏が登壇。同社の国内テレビ事業について説明した。
誕生から3年目となる“REGZA”ブランドは高い評価を受けており、2007年下期は、国内の液晶テレビ市場の20%・業界2位となるシェアを獲得したという。柴田氏はこの理由を、同社が行った購入者アンケートの結果を引いて「メタブレイン・プロによる高画質、市販HDDに録画可能など録画機能の充実が支持を受けている」と説明した。
柴田氏はさらに「今年8月には撮影・放送・家庭での視聴まで全てが初めてフルHDで行われる北京五輪が開催され、録画に対する大きな需要が予想される。高画質と録画機能を併せ持った新“REGZA”はこれらのニーズに応えられるもの。これからもデジタル市場をリードする、こだわりのある製品を積極的にリリースしていく」と抱負を述べた。なお、スリムなベゼルと4色のカラーバリエーションを揃えたデザインコンシャスな「RF350」シリーズの後継モデルについては「デザインに注力したモデルは長いスパンでの展開を考えている。新モデルは今秋くらいのリリースを考えている」とした。
続いて同テレビ事業部 日本部 参事の本村裕史氏が、新レグザの製品概要についての説明とデモンストレーションを行った。
同社の調査によれば、ユーザーの約97%はテレビの映像モードを視聴環境やコンテンツに応じて調整していないのだという。この点を指摘して本村氏は「高画質の実現にはテレビだけではなく視聴環境も大切なもの。環境に応じて最適な視聴画質をリアルタイム解析して提供可能にするのが、“おまかせドンピシャ高画質”というコンセプトを銘打った『おまかせ』モードだ。このモードは今回新レグザ全シリーズに搭載している」と自信をみせた。(『おまかせモード』については別項で詳しくお伝えしている)
なお、新レグザの広告・販促戦略についても説明が行われた。テレビCMは昨年に引き続き「半導体のチカラが、美しさを変える。実力のレグザ。」をキャッチフレーズに、「メタブレイン」による高画質の実現を訴求する。また店頭では、人気アニメ「ヤッターマン」とコラボレートし、レグザの性能や特長を説明するオリジナルアニメを放映。アピールを進めていくという。
また、発表会にはDolby Japan(株)の尾関沢人氏、(株)NTTぷららの伊藤康之氏、(株)アクトビラの久松龍一郎氏が出席。新レグザに搭載された「ドルビーボリューム」や、「ひかりTV」(関連ニュース)、「アクトビラ」など各社の技術・サービスの説明を行い、これらに対応した新レグザの優位性について言及した。
「新レグザはドルビーボリューム技術を搭載する世界初のテレビ。ドルビーボリュームは、音量・音質の差をリアルタイムに自動調整してどんな環境・音量でも快適なリスニングを提供することができる。画質のみならず音質にもこだわりのある“レグザ”の性能に微力ながら力添えができたのではと考えている」(Dolby Japan 尾関沢人氏)
「東芝さんとはレグザブランド誕生当初から連携してきた。我々の基本理念は“テレビに高画質の映像を届けたい”ということ。『ひかりTV』は、H.264映像に力を入れるなど、今後ますます高画質な映像をユーザーに提供していきたい」(NTTぷらら 伊藤氏)
「アクトビラ・ビデオ視聴に対応したテレビは、新レグザの登場により計3メーカー43機種となった。今後ますます対応機種を増やしていきたいと考えている」(アクトビラ 久松龍一郎氏)
その他発表会にはHDMIのCEC機能である“レグザリンク”と連動するヤマハやオンキヨーの新製品も登場。レグザとの連携性をアピールしていた。
なかでもヤマハのフロントサラウンドシステムの新モデル「YSP-600」(関連ニュース)はレグザを始め、パナソニック、日立、シャープなど国内主要5社のテレビと連動が可能。ヤマハの説明員は「HDMI ver.1.3aの標準コマンドを使って、1年ほど前から協業できるテレビメーカーと協調して順次連動の検証を行ってきた。YSP-600は今回発表された新モデルだけでなく、現行のレグザとも連動可能。YSPの他モデルと比較しコンパクトなボディながら、迫力の音を楽しんでもらえる製品だ」と語った。
(Phile-web編集部)
誕生から3年目となる“REGZA”ブランドは高い評価を受けており、2007年下期は、国内の液晶テレビ市場の20%・業界2位となるシェアを獲得したという。柴田氏はこの理由を、同社が行った購入者アンケートの結果を引いて「メタブレイン・プロによる高画質、市販HDDに録画可能など録画機能の充実が支持を受けている」と説明した。
柴田氏はさらに「今年8月には撮影・放送・家庭での視聴まで全てが初めてフルHDで行われる北京五輪が開催され、録画に対する大きな需要が予想される。高画質と録画機能を併せ持った新“REGZA”はこれらのニーズに応えられるもの。これからもデジタル市場をリードする、こだわりのある製品を積極的にリリースしていく」と抱負を述べた。なお、スリムなベゼルと4色のカラーバリエーションを揃えたデザインコンシャスな「RF350」シリーズの後継モデルについては「デザインに注力したモデルは長いスパンでの展開を考えている。新モデルは今秋くらいのリリースを考えている」とした。
続いて同テレビ事業部 日本部 参事の本村裕史氏が、新レグザの製品概要についての説明とデモンストレーションを行った。
同社の調査によれば、ユーザーの約97%はテレビの映像モードを視聴環境やコンテンツに応じて調整していないのだという。この点を指摘して本村氏は「高画質の実現にはテレビだけではなく視聴環境も大切なもの。環境に応じて最適な視聴画質をリアルタイム解析して提供可能にするのが、“おまかせドンピシャ高画質”というコンセプトを銘打った『おまかせ』モードだ。このモードは今回新レグザ全シリーズに搭載している」と自信をみせた。(『おまかせモード』については別項で詳しくお伝えしている)
なお、新レグザの広告・販促戦略についても説明が行われた。テレビCMは昨年に引き続き「半導体のチカラが、美しさを変える。実力のレグザ。」をキャッチフレーズに、「メタブレイン」による高画質の実現を訴求する。また店頭では、人気アニメ「ヤッターマン」とコラボレートし、レグザの性能や特長を説明するオリジナルアニメを放映。アピールを進めていくという。
また、発表会にはDolby Japan(株)の尾関沢人氏、(株)NTTぷららの伊藤康之氏、(株)アクトビラの久松龍一郎氏が出席。新レグザに搭載された「ドルビーボリューム」や、「ひかりTV」(関連ニュース)、「アクトビラ」など各社の技術・サービスの説明を行い、これらに対応した新レグザの優位性について言及した。
「新レグザはドルビーボリューム技術を搭載する世界初のテレビ。ドルビーボリュームは、音量・音質の差をリアルタイムに自動調整してどんな環境・音量でも快適なリスニングを提供することができる。画質のみならず音質にもこだわりのある“レグザ”の性能に微力ながら力添えができたのではと考えている」(Dolby Japan 尾関沢人氏)
「東芝さんとはレグザブランド誕生当初から連携してきた。我々の基本理念は“テレビに高画質の映像を届けたい”ということ。『ひかりTV』は、H.264映像に力を入れるなど、今後ますます高画質な映像をユーザーに提供していきたい」(NTTぷらら 伊藤氏)
「アクトビラ・ビデオ視聴に対応したテレビは、新レグザの登場により計3メーカー43機種となった。今後ますます対応機種を増やしていきたいと考えている」(アクトビラ 久松龍一郎氏)
その他発表会にはHDMIのCEC機能である“レグザリンク”と連動するヤマハやオンキヨーの新製品も登場。レグザとの連携性をアピールしていた。
なかでもヤマハのフロントサラウンドシステムの新モデル「YSP-600」(関連ニュース)はレグザを始め、パナソニック、日立、シャープなど国内主要5社のテレビと連動が可能。ヤマハの説明員は「HDMI ver.1.3aの標準コマンドを使って、1年ほど前から協業できるテレビメーカーと協調して順次連動の検証を行ってきた。YSP-600は今回発表された新モデルだけでなく、現行のレグザとも連動可能。YSPの他モデルと比較しコンパクトなボディながら、迫力の音を楽しんでもらえる製品だ」と語った。
(Phile-web編集部)