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公開日 2008/08/30 12:46
<IFA2008レポート:パナソニック>薄型大画面“VIERA”とつながるBDワールドを提案
パナソニックは前日のプレスカンファレンスで発表を行った次世代PDP技術「Neo PDP」や、Blu-rayを核にしたハイビジョンの世界の魅力を強くアピールする展示内容となっている。
“厚さ24.7mm”のスーパースリムPDPの反響は上々
欧州ではハイビジョン画質のデジタル放送が、まだ一部の国でしか行われておらず、薄型大画面テレビの人気が高まる一方で、テレビの実力を存分に引き出せるハイビジョン映像のコンテンツが限られている。パナソニックでは、今年初めから急速に欧州でも注目が高まりつつあるBlu-rayのパッケージメディアを中心に、薄型テレビ“VIERA”と最新BDプレーヤーの組み合わせによる“BDシアター”の体験展示に力を入れている。
「Neo PDP」に関連した展示は、プレスカンファレンスでも脚光を浴びた“厚さ24.7mm”のスーパースリムPDPに来場者の視線が集まっている。カメラを片手にディスプレイを横から記念撮影していく来場者が後を絶たない。一昨年・昨年のイベントに比べ、今年のIFA2008では明らかに薄型大画面テレビの注目度が上がり、“フルHD”というキーワードもそこかしこで耳にする機会が増えた。フルHDについては、来場者の関心に火がつくのに少し時間を要したように感じるが、“超薄型”については、欧州のコンシューマーも大変“食い付き”が良いようだ。
他にも150インチのPDPや「VIERA CAST」のサービス紹介にも注目が集まっていた。
ワイヤレスモデルは特にナビゲーター付のショースペースを設け、壁掛け設置やワイヤレスになることによる屋内レイアウトのシンプル化など、ライフスタイル的な側面からもたらされる魅力をアピールした。なおワイヤレスモデルの“VIERA”について、商品化の目途を日本人説明員に訊ねたところ「来年中には商品化する方向で検討中」とのことだった。なお、ショースペースではディスプレイだけでなく、ワイヤレスのサラウンドシステムについてもコンセプトモデルを紹介していた。こちらも来年中の商品化が検討されているという。
BDシアターの体験スペースも充実
BDプレーヤーの最新モデルが体験できるシアタースペースも充実する。BDプレーヤー新製品「DMP-BD55/BD35」と、国内でも発表のあったHDオーディオ対応AVアンプ「SA-BX500」、ならびにスリムタイプのホームシアターシステム「SB-TP1000」を組み合わせた高画質・高音質体験スペースはひっきりなしに訪れる来場者が席を奪い合うほど。製品単体の展示もさることながら、その製品の楽しみ方やライフスタイル提案がよりはっきり見える体験展示の方がIFA会場でも人気が高い。
BD関連の製品でユニークだったのが“BDホームシネマシステム”として紹介されていた「SC-BT100」。BDプレーヤーとiPodドックコネクターを搭載したセンターユニットに、3本のサテライトスピーカーとサブウーファーをパッケージにした3.1chシアターシステムである。HDオーディオデコーダーや1080/24pやVIERA Linkに対応するHDMIインターフェースも備えている。オプションで最大7.1chまで拡張できるサラウンドスピーカーや、リア用のワイヤレスユニットまでもそろえる、非常にお得感の強い“全部入り”のBDシアターパッケージだ。
プレスカンファレンスの目玉となったBDレコーダーは実演を行わず、製品展示のみのためか、来場者の関心はどちらかと言えばプレーヤーの方が高い。なお、欧州ではフランスから販売が開始されるが、価格は1,800ユーロが見込まれている。
なお、パナソニックのブースの壁面に描かれた展示の“ハイライト”のイラストには、フルHDプロジェクターの新製品と思われる「PT-AE3000E」というモデルが描かれていた。本機が展示されていないか、ホールの中をくまなく探し、メーカーの担当者にも訊ねてみたのだが、残念ながらIFA2008では実機の展示は行われていないとのことだった。
(Phile-web編集部・山本)
“厚さ24.7mm”のスーパースリムPDPの反響は上々
欧州ではハイビジョン画質のデジタル放送が、まだ一部の国でしか行われておらず、薄型大画面テレビの人気が高まる一方で、テレビの実力を存分に引き出せるハイビジョン映像のコンテンツが限られている。パナソニックでは、今年初めから急速に欧州でも注目が高まりつつあるBlu-rayのパッケージメディアを中心に、薄型テレビ“VIERA”と最新BDプレーヤーの組み合わせによる“BDシアター”の体験展示に力を入れている。
「Neo PDP」に関連した展示は、プレスカンファレンスでも脚光を浴びた“厚さ24.7mm”のスーパースリムPDPに来場者の視線が集まっている。カメラを片手にディスプレイを横から記念撮影していく来場者が後を絶たない。一昨年・昨年のイベントに比べ、今年のIFA2008では明らかに薄型大画面テレビの注目度が上がり、“フルHD”というキーワードもそこかしこで耳にする機会が増えた。フルHDについては、来場者の関心に火がつくのに少し時間を要したように感じるが、“超薄型”については、欧州のコンシューマーも大変“食い付き”が良いようだ。
他にも150インチのPDPや「VIERA CAST」のサービス紹介にも注目が集まっていた。
ワイヤレスモデルは特にナビゲーター付のショースペースを設け、壁掛け設置やワイヤレスになることによる屋内レイアウトのシンプル化など、ライフスタイル的な側面からもたらされる魅力をアピールした。なおワイヤレスモデルの“VIERA”について、商品化の目途を日本人説明員に訊ねたところ「来年中には商品化する方向で検討中」とのことだった。なお、ショースペースではディスプレイだけでなく、ワイヤレスのサラウンドシステムについてもコンセプトモデルを紹介していた。こちらも来年中の商品化が検討されているという。
BDシアターの体験スペースも充実
BDプレーヤーの最新モデルが体験できるシアタースペースも充実する。BDプレーヤー新製品「DMP-BD55/BD35」と、国内でも発表のあったHDオーディオ対応AVアンプ「SA-BX500」、ならびにスリムタイプのホームシアターシステム「SB-TP1000」を組み合わせた高画質・高音質体験スペースはひっきりなしに訪れる来場者が席を奪い合うほど。製品単体の展示もさることながら、その製品の楽しみ方やライフスタイル提案がよりはっきり見える体験展示の方がIFA会場でも人気が高い。
BD関連の製品でユニークだったのが“BDホームシネマシステム”として紹介されていた「SC-BT100」。BDプレーヤーとiPodドックコネクターを搭載したセンターユニットに、3本のサテライトスピーカーとサブウーファーをパッケージにした3.1chシアターシステムである。HDオーディオデコーダーや1080/24pやVIERA Linkに対応するHDMIインターフェースも備えている。オプションで最大7.1chまで拡張できるサラウンドスピーカーや、リア用のワイヤレスユニットまでもそろえる、非常にお得感の強い“全部入り”のBDシアターパッケージだ。
プレスカンファレンスの目玉となったBDレコーダーは実演を行わず、製品展示のみのためか、来場者の関心はどちらかと言えばプレーヤーの方が高い。なお、欧州ではフランスから販売が開始されるが、価格は1,800ユーロが見込まれている。
なお、パナソニックのブースの壁面に描かれた展示の“ハイライト”のイラストには、フルHDプロジェクターの新製品と思われる「PT-AE3000E」というモデルが描かれていた。本機が展示されていないか、ホールの中をくまなく探し、メーカーの担当者にも訊ねてみたのだが、残念ながらIFA2008では実機の展示は行われていないとのことだった。
(Phile-web編集部・山本)