• ブランド
    特設サイト
公開日 2009/01/10 21:25

<ビクター>次世代薄型液晶ディスプレイ技術やビデオカメラの最新機種を展示

CES2009レポート
ホームシアターファイル編集部・井田
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ビクター(JVC)は今年もラスベガスコンベンションセンターにはブースを構えず、ホテルでプライベートショーを行った。会場はシーザーズパレス・ホテルのボールルーム。開発中の技術中心の展示ではなく、実現可能なプロダクトの展示が目立った。中でも注目製品をピックアップしてご紹介しよう。

■「Everio」はコンパクトサイズのHDカムと筐体色が豊富なSDカム
まず入り口に大きく並べられていたのが、日本でも豊富なラインアップを誇るビデオカメラ「Everio」だ。今年の春に投入されるモデルは、フルHDカム3機種とSDカム5機種の合計8機種が発表された。

フルHDカムはHDDとSD/SDHCカードのハイブリッド記録ができる「GZ-HD320」(HDD:120GB)とHDD容量違いの「GZ-HD300」(HDD:60GB)。発売は2009年2月。価格は、HD320が799.95ドル、HD300が699.95ドル。撮像素子は1/4型、305万画素CMOSセンサーを採用している。AVCHDの記録に対応し、1,920×1,080での記録と出力が可能だという。

GZ-HD320。iTunesにワンタッチで映像を取り込むことができ、iPodに出力し持ち運ぶことも可能になった

GZ-HD300。カラー名称が鉱物をイメージしてあるため、展示もきらびやかな見せ方になっていた

いずれも日本ではSDカムに採用されていたようなスマートデザインを有している。記録方式はAVCHD(MPEG4-AVC H.264)を採用。ビクターが最初に1,920フルHD記録を実現した際に採用していたMPEG2-TSには対応していない。また、SD/SDHCカードを2枚挿入できる「GZ-HM200」も見られた。発売は2009年3月。価格は579.95ドル。

You Tubeへのアップも気軽にできる

SDカムのラインアップも刷新された。SD/SDHCカードだけを記録メディアに採用したSシリーズに「GZ-MS120」(発売日:2009年2月/価格299.95ドル)、「GZ-MS130」(発売日:2009年2月/価格349.95ドル)が追加される。

GZ-MS120。記録メディアがSDカードなので、非常にコンパクトなデザインを実現している

また、HDDとSD/SDHCカードのハイブリッド記録を採用したモデル「GZ-MG680」(発売日:2009年1月/価格549.95ドル)、「GZ-MG670」(発売日:2009年1月/価格479.95ドル)、「GZ-MG630」(発売日:2009年1月/価格429.95ドル)も展示していた。

GZ-MS630。SDカムはワールドワイドでみるとまだ大きな市場とのことで、力の入ったラインアップ構成になっている

新製品の筐体のカラーバリエーションは鉱物をイメージした「Ruby Red」、「Onyx Black」、「Diamond Silver」、「Topaz Blue」と4色。モデルごとに採用されるカラーも異なる。日本の春モデルとして上陸することを期待したい。

また、昨年のCEATECなどでも参考展示されていたコンセプトモデルの展示も行われていた。SD/SDHCカードを記録メディアに、「より手軽に楽しむデジタルムービー」をコンセプトに掲げたモデルだ。縦型と横型2つのプロトタイプが展示されていたが、まだどちらのタイプを採用するといった話には至っていないという。早い商品化を願うばかりだ。

横型のプロトタイプ

縦型のプロトタイプ

■北米市場初となるブルーレイプレーヤーが登場
ついにビクターからブルーレイプレーヤーの初号機「XV-BP1」が発売される。発売は2009年3月。価格は299.95ドル。日本での販売は未定。HDMIのバージョンは1.3a。CEC認証にも対応している。ドルビーTrueHDなどロスレス音声にも対応しているが、ビットストリーム出力はせず、プレーヤー側でPCM変換する。上位モデルは市場のニーズが高まれば検討するとのことだ。

ビクター(JVC)初めてとなるブルーレイプレーヤー、XV-BP1。レコーダー市場の日本では、まず「らく録ブルーレイ」をしっかりと販売したいとのことだ(ブース説明員)

CEC機能を搭載してあるので、同梱のリモコンでテレビの操作もできる

さらにホームシアターシステムの中には、ブルーレイプレーヤーを組み合わせた「TH-SB100」が見られた。発売は2009年4月。価格は699.95ドル。

このように設置すればコンパクトシアターは簡単に完成する。是非日本での発売を期待したい

フロント、センターを担うサウンドバー、サブウーファー、ブルーレイプレーヤーの3ピースのホームシアターシステムだ。左右のフロントスピーカーは、3インチウーファーと1/2インチトゥイーターの2ウェイ2スピーカー。センタースピーカーは3インチウーファー1基を搭載する。8インチウーファーを有するサブウーファーとの接続はワイヤレスで、設置の幅が広がる。アンプ駆動はフロント、センター部が30W、サブウーファーが100W。

テレビ下部に取り付けられているのが、サウンドバー。壁掛けでも、このようにラックに取り付けることもできる

次ページ薄型&軽量化をはかった次世代液晶テレビを参考展示

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
2 連載:世界のオーディオブランドを知る(3)日本発ブランドの象徴「デノン」の歴史を紐解く
3 ボーズ、ながら聴きTWS「Bose Ultra Open Earbuds」にさらに新色。計7色のカラバリを用意
4 FX-AUDIO-、ヘッドホンアンプ/プリアンプとしても使えるコンパクトDAC「DAC-T3J」。税込7480円
5 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.1】10000円未満のオススメは?
6 日本発、高コスパイヤホン新本命。final「ZE3000SV」は機能充実、そして何より音が良い!
7 BenQ、ノングレアIPSパネル搭載のプログラミング向け31.5型4Kモニター「RD320U」
8 e☆イヤホン、2025年「福耳袋」を12/20から順次販売開始。スタッフセレクト袋や100万円の「超福耳袋」も
9 装着性が向上してさらに進化! “ハイルドライバー” AMT搭載のオープン型ヘッドホン「HEDDphone TWO」を聴く
10 【インタビュー】エソテリックとティアック、進化し続ける2ブランド。世界にアピールする技術力でオーディオを推進
12/18 9:21 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX