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公開日 2009/01/23 17:55
シャープ、ミリ波モジュールを利用した地上デジタル放送伝送システムの試作機を開発
集合住宅に低コストで地デジ伝送システムの設置が可能に
シャープは、簡単な取り付け工事で設置可能なミリ波モジュールを利用した地上デジタル放送伝送システムの試作機を開発した。
同社が総務省からの委託研究案件として開発に取り組んできた、60GHz帯のミリ波帯を利用した小型無線伝送モジュールを利用したシステム。ミリ波帯は5GHz帯の無線LANに比べて約125倍の広帯域の伝送が可能で、ハイビジョン放送などの大容量データの無線通信に対応する。地上デジタルのほかBS/CS110度放送にも対応する。
これまで古いマンションなどの集合住宅でアナログから地デジ放送へ切り替えを行う際には、建物内にケーブルを新設するなど大規模な工事を必要とする場合があり、地デジ普及における課題のひとつとなっていた。本無線システムを導入すれば、複雑な配線工事を省略でき、低コストの取り付け工事だけで地デジ放送を伝送できるようになる。
同社が総務省からの委託研究案件として開発に取り組んできた、60GHz帯のミリ波帯を利用した小型無線伝送モジュールを利用したシステム。ミリ波帯は5GHz帯の無線LANに比べて約125倍の広帯域の伝送が可能で、ハイビジョン放送などの大容量データの無線通信に対応する。地上デジタルのほかBS/CS110度放送にも対応する。
これまで古いマンションなどの集合住宅でアナログから地デジ放送へ切り替えを行う際には、建物内にケーブルを新設するなど大規模な工事を必要とする場合があり、地デジ普及における課題のひとつとなっていた。本無線システムを導入すれば、複雑な配線工事を省略でき、低コストの取り付け工事だけで地デジ放送を伝送できるようになる。