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公開日 2009/05/25 19:19
ソニー、新型“α”3機種のメディア向け説明会を実施 - 製品特徴を解説
チルト液晶や「クイックAFライブビュー」を採用したデジタル一眼レフ機
ソニーは、従来機比約15%の軽量化を果たしたデジタル一眼レフカメラ“α”「DSLR-A380」など3モデルのメディア向け説明会を実施。同製品の特徴などを解説した。
説明会の対象となったのは、6月25日より発売される「DSLR-A380」「DSLR-A330」「DSLR-A230」の3機種(関連ニュース)。絞りとシャッタースピードの操作で得られる効果をわかりやすいグラフィックで液晶画面に表示するなど、エントリーユーザー向けの諸機能を搭載している点が特徴の機種で、記録媒体にはメモリースティックのほかにSDカードにも対応している。
説明会では、同社デジタルイメージング本部の永井敏雄氏がコンパクトデジカメのユーザーがデジタル一眼機を購入していない理由に、「難しそう」「重い/大きい」「価格」という3点があるという調査結果を明らかにした。こうした調査結果を受け、エントリーユーザー向けの機能を搭載し「これらの三大障壁をクリアして、はじめてのデジタル一眼レフの世界を楽しんでもらいたい」とコメントする。
2009年全世界CIPA予測では、デジタルカメラ市場はコンパクト機が約1.1億台であるのに比べ、デジタル一眼は約1,000万台であるという。同社ではこの予測結果に加えて、第三者機関による調査で「次の1台は一眼レフを購入したい」と考えているコンパクト機ユーザーが10%前後存在しているという結果も明かし、「単純計算になるが、一眼レフの市場は現在の2倍になるポテンシャルを持っている」と、エントリー層へ訴求する重要性を説明する。
そうした観点に基づいた本製品の特徴のひとつが、グラフィカルな液晶画面表示。「初心者には絞りとシャッタースピードが壁になっている」とし、絞りやシャッタースピードを変更した際に得られる効果を液晶画面上に表示するなどしている。
また画面表示では上記に加えて、現在選択しているモードで設定変更可能な項目のみを表示する「表示シンプル化」も可能。さらに、モード選択時に、そのモードがどんなシチュエーションに適したものなのかなどの説明も画面へ表示される。また、液晶画面のカラーは好みによって「ホワイト」「ブラック」「ピンク」「ブラウン」の4色から選択可能なため、例えばあまり液晶画面を明るく光らせたくない場合はブラックを選択するといったような使い方ができる。
そして、本機では操作ボタンの配置も見直しを行い、右手のみで操作できるように主要なボタンを右側に固めて配置。また、十字キーに欲使う機能を割り付け、コンパクト機に近い操作で設定ができる。
また、前モデルの「DSLR-A300」および「DSLR-A350」で搭載していた「クイックAFライブビュー」とチルト式液晶を継承。両機能はユーザーへも好評だとのことで、同社による「DSLR-A350」ユーザーへの調査では、ライブビューで95%、チルト液晶で90%以上という非常に高い使用率だったという。
「クイックAFライブビュー」では、ライブビュー専用センサーを機体に搭載。一般的な一眼レフカメラでは撮影用センサーでライブビューを行うため、AFセンサーに光が当たらないという問題があったが、専用センサーの搭載でこの障壁をクリア。ライブビュー中もオートフォーカスを行えるようにし、一般的なデジタル一眼レフ機よりも素早いオートフォーカスを可能にした。
チルト液晶では、可動各も拡大。液晶画面を下向きにする際には55度、上向きにする際には135度までチルト可能。「DSLR-A300」では前者で40度、後者で130度だったチルト角度を広げている。
これらにより「難しそう」という理由で一眼レフ機を敬遠していたユーザーへ配慮。そして、サイズも「DSLR-A230」で123.0W×97.0H×67.5Dmmと前モデルよりも一回り小さくすることへ成功。質量も約450gと、ボディ内に手ブレ補正機能を搭載した“α”シリーズで最軽量を実現している。
また、オートフォーカスのヒット率を向上させるなど、性能面でもブラッシュアップを図っている。フラグシップ機「DSLR-A900」にも搭載している自動逆光補正機能「Dレンジオプティマイザー」を採用したことに加え、同じく上位機種に搭載されている新規アルゴリズムを用いてオートホワイトバランスも改善させている。
また、オートフォーカスでは望遠やマクロの合焦時間を0.3秒と大幅に改善したほか、大人数での集合写真撮影時などへの用途を想定しセルフタイマーでの連射撮影も可能にした。これにより、ひとりだけ目をつぶってしまっているなどといった場合をカバーしやすくしている。
また、交換レンズにはポートレート写真撮影に適した「ポートレートレンズ」を用意するなど、レンズやアクセサリーにもエントリーユーザーを意識したものを用意している点も特徴だ。
外部フラッシュ「HVL-F20AM」は、電源のON/OFFをライト部を起こしたり倒したりする動作に連動させるなど、シンプルな操作を実現。また、普段のバッグに直接カメラを入れて持ち歩けるように、本体を保護するラッピングクロスも用意している。
そのほか、アクセサリーではカメラをななめがけできるよう90cmの長さとしたショルダーストラップも用意。これらのアクセサリーについて永井氏は「子供の手を引いていたり、手荷物を持っている際には、首にかけるだけでは不安定になる」と語り、小さな子供を持つ母親層へも大きく配慮していると説明した。
【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株)
買い物相談窓口
TEL/0120-777-886
説明会の対象となったのは、6月25日より発売される「DSLR-A380」「DSLR-A330」「DSLR-A230」の3機種(関連ニュース)。絞りとシャッタースピードの操作で得られる効果をわかりやすいグラフィックで液晶画面に表示するなど、エントリーユーザー向けの諸機能を搭載している点が特徴の機種で、記録媒体にはメモリースティックのほかにSDカードにも対応している。
説明会では、同社デジタルイメージング本部の永井敏雄氏がコンパクトデジカメのユーザーがデジタル一眼機を購入していない理由に、「難しそう」「重い/大きい」「価格」という3点があるという調査結果を明らかにした。こうした調査結果を受け、エントリーユーザー向けの機能を搭載し「これらの三大障壁をクリアして、はじめてのデジタル一眼レフの世界を楽しんでもらいたい」とコメントする。
2009年全世界CIPA予測では、デジタルカメラ市場はコンパクト機が約1.1億台であるのに比べ、デジタル一眼は約1,000万台であるという。同社ではこの予測結果に加えて、第三者機関による調査で「次の1台は一眼レフを購入したい」と考えているコンパクト機ユーザーが10%前後存在しているという結果も明かし、「単純計算になるが、一眼レフの市場は現在の2倍になるポテンシャルを持っている」と、エントリー層へ訴求する重要性を説明する。
そうした観点に基づいた本製品の特徴のひとつが、グラフィカルな液晶画面表示。「初心者には絞りとシャッタースピードが壁になっている」とし、絞りやシャッタースピードを変更した際に得られる効果を液晶画面上に表示するなどしている。
また画面表示では上記に加えて、現在選択しているモードで設定変更可能な項目のみを表示する「表示シンプル化」も可能。さらに、モード選択時に、そのモードがどんなシチュエーションに適したものなのかなどの説明も画面へ表示される。また、液晶画面のカラーは好みによって「ホワイト」「ブラック」「ピンク」「ブラウン」の4色から選択可能なため、例えばあまり液晶画面を明るく光らせたくない場合はブラックを選択するといったような使い方ができる。
そして、本機では操作ボタンの配置も見直しを行い、右手のみで操作できるように主要なボタンを右側に固めて配置。また、十字キーに欲使う機能を割り付け、コンパクト機に近い操作で設定ができる。
また、前モデルの「DSLR-A300」および「DSLR-A350」で搭載していた「クイックAFライブビュー」とチルト式液晶を継承。両機能はユーザーへも好評だとのことで、同社による「DSLR-A350」ユーザーへの調査では、ライブビューで95%、チルト液晶で90%以上という非常に高い使用率だったという。
「クイックAFライブビュー」では、ライブビュー専用センサーを機体に搭載。一般的な一眼レフカメラでは撮影用センサーでライブビューを行うため、AFセンサーに光が当たらないという問題があったが、専用センサーの搭載でこの障壁をクリア。ライブビュー中もオートフォーカスを行えるようにし、一般的なデジタル一眼レフ機よりも素早いオートフォーカスを可能にした。
チルト液晶では、可動各も拡大。液晶画面を下向きにする際には55度、上向きにする際には135度までチルト可能。「DSLR-A300」では前者で40度、後者で130度だったチルト角度を広げている。
これらにより「難しそう」という理由で一眼レフ機を敬遠していたユーザーへ配慮。そして、サイズも「DSLR-A230」で123.0W×97.0H×67.5Dmmと前モデルよりも一回り小さくすることへ成功。質量も約450gと、ボディ内に手ブレ補正機能を搭載した“α”シリーズで最軽量を実現している。
また、オートフォーカスのヒット率を向上させるなど、性能面でもブラッシュアップを図っている。フラグシップ機「DSLR-A900」にも搭載している自動逆光補正機能「Dレンジオプティマイザー」を採用したことに加え、同じく上位機種に搭載されている新規アルゴリズムを用いてオートホワイトバランスも改善させている。
また、オートフォーカスでは望遠やマクロの合焦時間を0.3秒と大幅に改善したほか、大人数での集合写真撮影時などへの用途を想定しセルフタイマーでの連射撮影も可能にした。これにより、ひとりだけ目をつぶってしまっているなどといった場合をカバーしやすくしている。
また、交換レンズにはポートレート写真撮影に適した「ポートレートレンズ」を用意するなど、レンズやアクセサリーにもエントリーユーザーを意識したものを用意している点も特徴だ。
外部フラッシュ「HVL-F20AM」は、電源のON/OFFをライト部を起こしたり倒したりする動作に連動させるなど、シンプルな操作を実現。また、普段のバッグに直接カメラを入れて持ち歩けるように、本体を保護するラッピングクロスも用意している。
そのほか、アクセサリーではカメラをななめがけできるよう90cmの長さとしたショルダーストラップも用意。これらのアクセサリーについて永井氏は「子供の手を引いていたり、手荷物を持っている際には、首にかけるだけでは不安定になる」と語り、小さな子供を持つ母親層へも大きく配慮していると説明した。
【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株)
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TEL/0120-777-886