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公開日 2010/01/14 12:10

ソニー、広角29.8mmモデルなど“Handycam”6機種発売 − 全機種Exmor R搭載、24Mbps記録/SDカード対応

「おまかせオート」も初搭載
ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは、ビデオカメラ“Handycam”の2010年春モデルとして、新製品6機種を1月29日より順次発売する。

「HDR-XR550V」(CESに展示されていた北米向けモデル)

新製品6モデルはすべてハイビジョン記録に対応していることはもちろん、同社として初めて24MbpsのAVCHD映像を撮影できるようになった。なお、24Mbps記録時は静止画同時記録は行えない。

また全機種が、メモリースティックデュオとSD/SDHCメモリーカードに対応したメモリーカードスロットを装備した。さらにサイズは機種ごとに異なるものの、エントリー機も含めて全機種が撮像素子にExmor Rを採用。高感度なCMOSセンサーを搭載することで暗所撮影能力を高めた。さらに撮影モードには、Handycamとして初めて、シーンに応じてカメラが設定を自動で行う「おまかせオート(iAUTO)」機能を新設した。

ラインナップ構成は、内蔵メモリー+メモリーカードの製品と、内蔵HDD+メモリーカードの製品に大別され、それぞれハイエンド、ミドル、エントリーの3機種ずつが用意されている。型番の「HDR-」の後に続く文字が「CX」の製品が内蔵メモリー、「XR」のものが内蔵HDDとなる。

さらに、付属ソフト「PMB(ピクチャーモーションブラウザー)」も進化。インターフェースを一新し、使いやすさを高めた。本ソフトではカレンダー上での画像の管理や簡易編集、ディスク作成、YouTubeなどへのアップロード、デコレーションなどの機能が利用できる。

■ハイエンドモデル「HDR-CX550V」「HDR-XR550V」

・「HDR-CX550V」2月19日発売 ¥OPEN(予想実売価格130,000円前後)
・「HDR-XR550V」2月19日発売 ¥OPEN(予想実売価格150,000円前後)

HDR-CX550V

HDR-XR550V

CX550Vは64GBメモリー、XR550Vは240GB HDDを搭載。前述したように、メモリースティックデュオとSD/SDHCメモリーカードに対応したメモリーカードスロットを備えている。本体色は2機種ともブラック。

レンズはソニーGレンズで、16対9動画撮影時の35ミリ換算f値が29.8mmと、これまでの同社製品の43mmに比べて大幅に広角化。これにより撮影領域は約2倍に拡大した。これは、各レンズのハイブリッド化や複合非球面レンズへのコーティングなど、同社独自の光学技術を結集した成果という。レンズ構成は11群14枚で、虹彩絞りも引き続き採用している。光学ズーム倍率は10倍、デジタルズームは120倍となる。

従来機で定評のあった手ブレ補正も進化。手ブレ補正範囲を広げる「アクティブモード」が「新アクティブモード」となり、光学式補正に加え、電子式補正も併用することで、ズーム時の手ブレ補正角度を2倍に広げた。

また、細かな改善点としてフォーカスの合焦速度を向上させた。アルゴリズムを改善することで、既存モデルに比べ、暗所はもちろん明所でもフォーカススピードが速くなったという。

撮像素子は1/2.88型のExmor R CMOSセンサーで、後述するミドル/エンドリークラスモデルの1/4型より大型のものを搭載している。総画素数は663万画素、有効画素数は415万画素だが、信号補間処理によって、静止画記録時は1,200万画素相当、動画と同時記録したときの静止画は830万画素相当で撮影が行える。

撮影モードには「おまかせオート」を新設。顔認識とシーン認識だけでなく、歩き/三脚などの揺れ具合や屋内/屋外の4つの要素を認識し、計12の撮影状況を認識し、90通り以上の組み合わせから最適な設定を行う。おまかせオートモードは本体に装備したボタンを押すだけでON/OFF切替が可能で、ONの場合、画面にどのモードが選択されているかがアイコンで表示される。

記録モードも既存モデルから変更が加えられた。これまでのHD記録モードは16Mbpsが上限だったが、新たに24Mbpsの「FXモード」を新設。24Mbpsの場合、撮影したデータをDVDには記録することができず、光ディスクの場合はBDのみに記録が行えるが、同社では「BD機器の出荷台数が増えてきたことで対応を決めた」と説明している。なお、24Mbpsモードを選択した場合は、DVDに書き込めない旨のアラートが表示される。

また、これまで9/6/3Mbpsの3モードが用意されていたSD記録モードは、2010年モデルからは9Mbpsのみに整理され、HD記録へのシフトがより鮮明になった。

ユニークなモードとして「ゴルフショット」機能も新設。その名の通り、ゴルフスイングの動作を連続写真として撮影するもので、スイングが終わった後に動画撮影ボタンを押すと、ボールを叩いた音からさかのぼって、スイングを開始したタイミングから記録を開始する。動画と静止画、両方に対応できる。なお、モード名は「ゴルフショット」だが、当然ながらほかのスポーツや撮影シーンでも撮影できる。ヒット音が無い場合は、動画撮影ボタンを押した時から2秒間さかのぼって記録を開始するという。

GPS機能も引き続き装備。ここにも改善が加えられており、2009年モデルではGPSの測位に約40秒要していたが、2010年モデルではGPS衛星の軌道情報をあらかじめダウンロードしておき、カメラ側でそれを参照するという方法を採ることにより、測位時間を約5秒に短縮することに成功した。

液晶画面は大型の3.5インチで、同社のデジタルフォトフレーム「S-Frame」にも採用されているTruBlack液晶を採用。既存モデルに比べてコントラストを50%、輝度を13%高めながら、黒の沈み込みも高めたという。また映り込みが少ないのも特徴だ。タッチパネル操作にも対応している。また、電子ビューファインダーも備えている。

小型クラスのハイエンドモデルらしく、マニュアル機能も充実。ボケ味のある撮影を楽しめる「アイリス優先」モード、躍動感のある撮影ができる「シャッタースピード優先」モードを新設したほか、本体前面、レンズの下にはカメラコントロールダイアルを搭載。ダイアルにマニュアルフォーカスや明るさ調整、AEシフト、WBシフトの各機能を割り当てることで、スムーズなマニュアル撮影が可能になる。

■ミドルクラスモデル「HDR-CX370V」「HDR-XR350V」

・「HDR-CX370V」2月19日発売 ¥OPEN(予想実売価格110,000円前後)
・「HDR-XR350V」2月19日発売 ¥OPEN(予想実売価格120,000円前後)

HDR-CX370V

HDR-XR350V

ミドルクラスモデルとして位置づけられる両機は、上位機の機能の多くを引き継ぎながら、よりコンパクト化を図ったモデル。CX370Vは64GBメモリー、XR350Vは160GB HDDをそれぞれ内蔵している。メモリースティック、SD/SDHCメモリーカードスロットも備えている。

撮像素子は1/4型のExmor Rで、総画素数は420万だが、静止画記録は約730万画素相当、動画撮影時の静止画同時記録は約530万画素相当で行える。

レンズは上位機と同様にGレンズを採用。29.8mmの広角対応も果たしているほか、ズーム対応の新手ブレ補正機能「新アクティブモード」にも対応している。合焦速度の改善を図ったのも上位機と同様。光学ズーム倍率は12倍。

また、24MbpsのAVCHD記録やおまかせオート機能、ゴルフショット、おまかせオート撮影モード、GPSも搭載。液晶ディスプレイは23万ドットの2.7インチ クリアフォト液晶プラスで、タッチパネル操作に対応。ディスプレイ周囲のフレームを狭くし、よりスッキリとしたデザインとしている。電子ビューファインダーは非搭載。

両モデルとも本体色はシルバーを用意。加えて内蔵メモリータイプのCX370Vは新色の「ボルドーブラウン」も選択できる。「洗練されたシックな大人の高級感」をイメージしたカラーとなる。

CX370Vには新色のボルドーブラウンも用意されている

■エントリークラスモデル「HDR-CX170」「HDR-XR150」

・「HDR-CX170」1月29日発売 ¥OPEN(予想実売価格65,000円前後)
・「HDR-XR150」1月29日発売 ¥OPEN(予想実売価格80,000円前後)

HDR-CX170

HDR-XR150

両機種は、気軽にハイビジョン撮影を楽しみたいというユーザー向けのエントリーモデル。CX170は32GBメモリー、XR150は120GB HDDをそれぞれ内蔵している。本体色は、XR150はブラックのみだが、CX170はシルバー/ブラック/ブルー/レッドの4色を用意し、好みに応じて選択できる。

CX170はシルバー/ブラック/ブルー/レッドの4色を用意

上位機種と同様にExmor R CMOSセンサーを搭載し、暗所撮影時の感度を向上。センサーのサイズは1/4型となる。静止画記録は約310画素相当、動画撮影時の静止画同時記録は約270万画素相当で行える。

レンズは中上位機のGレンズではなく、カールツァイスのバリオテッサーを採用。光学ズーム倍率は25倍。ワイド端で30mmを切る広角撮影には対応していない。また手ブレ補正は電子式となるが、電子式手ブレ補正としては初めてアクティブモードを採用。補正量を約10倍に拡大した。

本機もAVCHDの24Mbps記録に対応。また、おまかせオート撮影機能も搭載している。液晶ディスプレイはタッチパネル対応のクリアフォト液晶プラス。ただし、中上位機に搭載されているゴルフショット、GPS、電子ビューファインダーなどは省略されている。

【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株)
買い物相談窓口
TEL/0120-777-886

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製品スペックを見る
  • ジャンルSD+HDDムービー
  • ブランドSONY
  • 型番HDR-XR550V
  • 発売日2010年2月19日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格150,000円前後)
【SPEC】●イメージセンサー:1/2.88型“Exmor R”CMOSセンサー ●総画素数:663万画素 ●ズーム:光学10倍、デジタル120倍/光学10倍 ●記録メディア:内蔵メモリー64GB、HDD 240GB、メモリースティック PROデュオ/PRO-HGデュオ、SD/SDHCメモリーカード ●映像記録:MPEG-4 AVC/H.264、MPEG-2 PS ●液晶モニター:3.5型、92.1万ドット、エクストラファイン液晶、タッチパネル
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  • 型番HDR-CX550V
  • 発売日2010年2月19日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格130,000円前後)
【SPEC】●イメージセンサー:1/2.88型“Exmor R”CMOSセンサー ●総画素数:663万画素 ●ズーム:光学10倍、デジタル120倍/光学10倍 ●記録メディア:内蔵メモリー64GB、HDD 240GB、メモリースティック PROデュオ/PRO-HGデュオ、SD/SDHCメモリーカード ●映像記録:MPEG-4 AVC/H.264、MPEG-2 PS ●液晶モニター:3.5型、92.1万ドット、エクストラファイン液晶、タッチパネル
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  • 型番HDR-XR350V
  • 発売日2010年2月19日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格120,000円前後)
【SPEC】●イメージセンサー:1/4型“Exmor R”CMOSセンサー ●総画素数:420万画素 ●ズーム:光学12倍、デジタル160倍/光学12倍 ●記録メディア:内蔵メモリー64GB、HDD 160GB、メモリースティック PROデュオ/PRO-HGデュオ、SD/SDHCメモリーカード ●映像記録:MPEG-4 AVC/H.264、MPEG-2 PS ●液晶モニター:2.7型、23万ドット、クリアフォト液晶、タッチパネル
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  • ブランドSONY
  • 型番HDR-CX370V
  • 発売日2010年2月19日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格110,000円前後)
【SPEC】●イメージセンサー:1/4型“Exmor R”CMOSセンサー ●総画素数:420万画素 ●ズーム:光学12倍、デジタル160倍/光学12倍 ●記録メディア:内蔵メモリー64GB、HDD 160GB、メモリースティック PROデュオ/PRO-HGデュオ、SD/SDHCメモリーカード ●映像記録:MPEG-4 AVC/H.264、MPEG-2 PS ●液晶モニター:2.7型、23万ドット、クリアフォト液晶、タッチパネル
  • ジャンルSD+HDDムービー
  • ブランドSONY
  • 型番HDR-XR150
  • 発売日2010年1月29日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格80,000円前後)
【SPEC】●イメージセンサー:1/4型“Exmor R”CMOSセンサー ●総画素数:420万画素 ●ズーム:光学25倍、デジタル300倍/光学25倍 ●記録メディア:内蔵メモリー32GB、HDD 120GB、メモリースティック PROデュオ/PRO-HGデュオ、SD/SDHCメモリーカード ●映像記録:MPEG-4 AVC/H.264、MPEG-2 PS ●液晶モニター:2.7型、23万ドット、クリアフォト液晶、タッチパネル
  • ジャンルメモリームービー
  • ブランドSONY
  • 型番HDR-CX170
  • 発売日2010年1月29日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格65,000円前後)
【SPEC】●イメージセンサー:1/4型“Exmor R”CMOSセンサー ●総画素数:420万画素 ●ズーム:光学25倍、デジタル300倍/光学25倍 ●記録メディア:内蔵メモリー32GB、HDD 120GB、メモリースティック PROデュオ/PRO-HGデュオ、SD/SDHCメモリーカード ●映像記録:MPEG-4 AVC/H.264、MPEG-2 PS ●液晶モニター:2.7型、23万ドット、クリアフォト液晶、タッチパネル
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