ペンタックス、光学26倍ズーム「PENTAX X90」、防水対応「Optio W90」のデジカメを発売

HOYA（株）PENTAXイメージング・システム事業部は、コンパクトデジタルカメラの新製品として光学26倍ズームレンズ搭載の「PENTAX X90」、防水性能搭載の「Optio W90」の2機種を発売する。

■PENTAX X90　￥OPEN（予想実売価格40,000円前後）　3月下旬発売

小型のボディに光学26倍ズームレンズを搭載し、35ミリ判換算で広角26mmから676mmまでの撮影領域をカバー。さらに被写体に最短1cmまで近づいて近接撮影を行える「1cmマクロモード」も搭載している。有効約1,210万画素、撮像素子は1/2.33型CCD。

シャッタースピード換算で最大約3段分に相当する補正効果を得られるCCDシフト方式の手ぶれ補正機構「SR（Shake Reduction）」を搭載する。本機は最高1280×720（30fps）のハイビジョン動画撮影にも対応するが、動画撮影時はソフトウェアにより手ぶれを効果的に補正するMovie SR機能を搭載している。

大型バッテリーを搭載したのも特長。従来機種から撮影可能枚数を約50％向上した大容量のリチウムイオン充電池を新たに採用し、1回の充電で約255枚の撮影が可能になった。

“顔検出AF&AE”機能の性能をさらに向上するとともに、撮影後に人物の顔部分だけをひとまわり小さくして画像を整える「小顔フィルター」を新たに採用している。人物の顔検出は同時に32人まで可能だ。


■Optio W90　￥OPEN（予想実売価格40,000円台前半）　3月中旬発売

水中撮影可能な防水性能を搭載する「Optio W」シリーズの最新モデル。防水性能、耐衝撃性能の強化に加え、アクトドアでの自然撮影に最適な撮影モード「デジタル顕微鏡モード」を新たに搭載した点が特長だ。広角28mmから140mm（35ミリ判換算）の光学5倍ズームレンズを搭載。有効約1210万画素、撮像素子は1/2.3型CCDを採用している。液晶モニターは約23万ドットの2.7型ディスプレイ。記録メディアはSD/SDHCメモリーカードとなる。

本体外装の気密性を強化することで防水性能を向上させ、水深6mで連続2時間の撮影が可能になった（従来は水深5mまで）。また耐衝撃を考慮したデザインの採用や内部構造の改良により耐落下衝撃性能も従来の1mから1.2mへと向上した。砂やホコリに強いIP6X相当の防塵性能やマイナス10度の低音環境下でも動作が可能な耐寒構造も備えている。

新機能の「デジタル顕微鏡モード」は1cmのマクロ撮影とデジタルズームを組み合わせたモード。肉眼では気づきにくい微小な被写体を拡大して液晶モニターで観察したり、撮影するなどして楽しむことができる。レンズ周囲に3灯の近距離補助光が配置されており、被写体を明るく鮮明に撮影することができるという。

動画撮影も可能で、最大1280×720（30fps）のハイビジョン撮影が行える。顔検出機能も充実しており、最大32人まで認識でき、「小顔フィルター」といった応用機能を備えた人物の顔検出にも対応している。また犬や猫の顔認識も行える。動物の登録は3匹まで可能だが、同時に認識できるのは1匹のみ。

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