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公開日 2010/08/20 18:38
ソニー、1本のケーブルでデータ伝送と電源供給が行える伝送技術を開発
「機器内ワンワイヤ・インターフェース技術」
ソニー(株)は、1本のケーブルでデータ伝送と電源供給が行える信号・電源統合伝送技術「機器内ワンワイヤ・インターフェース技術」を開発したと発表した。
本技術では、映像、信号、制御信号など複数種類の信号を、各時間毎に別々のデータを送受信する時分割多重方式にすることで、1本のケーブルで、ディスプレイとカメラといった異なる信号の双方向伝送を実現。さらにその信号線に電源も重畳させる。
近年、携帯電話などモバイル機器の高性能化等によるデータ伝送量の増大にともない、機器内の接続配線数が増加する傾向にあるという。その結果、インターフェース用のコネクタが大型化し、ケーブルの折り曲げが難しくなるといった課題が発生していたが、それらの問題をクリアするものだとしている。
また、本技術では独自開発の多値符号を用いることで、直流成分を抑圧し、かつ使用する周波数帯域を抑えて電源供給とデータ伝送の高速化を図っている。
同社は本技術の早期実用化に向け、周辺技術分野で実績のあるローム社とアナログ部の試作チップの共同開発を行い技術検証を実施。今後は今回開発した技術のうち、ソニーが開発したデジタル部のIPをロームへライセンスし、、アナログ・デジタルを合わせた送信側・受信側、双方の回路の1チップ化を進めていくとしている。
本技術では、映像、信号、制御信号など複数種類の信号を、各時間毎に別々のデータを送受信する時分割多重方式にすることで、1本のケーブルで、ディスプレイとカメラといった異なる信号の双方向伝送を実現。さらにその信号線に電源も重畳させる。
近年、携帯電話などモバイル機器の高性能化等によるデータ伝送量の増大にともない、機器内の接続配線数が増加する傾向にあるという。その結果、インターフェース用のコネクタが大型化し、ケーブルの折り曲げが難しくなるといった課題が発生していたが、それらの問題をクリアするものだとしている。
また、本技術では独自開発の多値符号を用いることで、直流成分を抑圧し、かつ使用する周波数帯域を抑えて電源供給とデータ伝送の高速化を図っている。
同社は本技術の早期実用化に向け、周辺技術分野で実績のあるローム社とアナログ部の試作チップの共同開発を行い技術検証を実施。今後は今回開発した技術のうち、ソニーが開発したデジタル部のIPをロームへライセンスし、、アナログ・デジタルを合わせた送信側・受信側、双方の回路の1チップ化を進めていくとしている。