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公開日 2010/10/25 11:52
ビクター、3D対応のD-ILAプロジェクター「DLA-X7」「DLA-X3」を発売
第3世代の光学エンジンにより基本画質を大幅向上
ビクターは、独自開発のD-ILAデバイスを採用し、3D映像の投写に対応するホームプロジェクター「DLA-X7」、「DLA-X3」を12月上旬に発売する。
価格は上位機の「DLA-X7」が84万円(税込)、「DLA-X3」はオープン価格だが、およそ49万円前後での販売が見込まれる。DLA-X3にはブラックとホワイトのカラーバリエーションが揃う。なお、先ごろ米JVCが北米市場向けに展開する製品として発表した、ネイティブコントラスト値に秀でる上位機種の「DLA-X9」(関連ニュース)については、「国内市場でのニーズをみながら、今後投入するかを検討していく」(同社広報)予定という。
「基本画質の大幅向上」を実現するため、昨年発売された「DLA-HD950」「DLA-HD550」から機能・性能、本体のデザインまでフルモデルチェンジを行った。それぞれX7がHD950の、X3がHD550の後継機となる。
両モデルともにビクターのD-ILAプロジェクターとして、初めて3D映像の表示に対応。フレームシーケンシャル方式の3D映像表示に対応し、別売のアクティブシャッター方式の3Dメガネ「PK-AG1」(17,850円・税込)および3D映像のシンクロエミッター「PK-EM1」(9,450円・税込)を使用することで立体視が可能になる。フレームシーケンシャル方式を採用しているため、一般的なマットスクリーンでも3D映像の視聴が楽しめる。Blu-ray 3D再生のほか、サイドバイサイド、トップアンドボトムの3D映像にも対応している。
なお、両方のモデルがVer.1.4aのHDMI端子を2系統搭載し、3D、DeepColorや1080/24p入力、HDMI CECによるコントロール機能にも対応。X7はアナログPC入力やLAN、リモートコントロール端子も備えており、トリガー端子、RS-232C端子は各モデルともに備えている。端子類は本体背面に、ダイレクト操作用のボタンとともに配置されている。
表示素子は0.7インチのフルHD(1,920×1,080画素)D-ILAデバイスを採用。“第3世代”へと進化した「Wire Grid光学エンジン」と組み合わせることで、ネイティブコントラスト値が昨年発売されたDLA-HD950で実現した5万対1と比べ、DLA-X7は7万対1に向上。DLA-X3でも5万対1のスペックを実現している。
新しいエンジンと駆動回路の搭載により、デジタル駆動方式では苦手とされてきた階調表現がより滑らかになり、階調の段差も大幅に低減されている。また、両方のモデルが120Hzの倍速表示に対応しているが、高精細なフルHD解像度の映像を1コマずつ面単位で描画できるD-ILA素子のデジタル駆動技術を活かして、3D再生時でも明るく、かつクロストークを抑えた映像表示が可能であるという。
X7/X3ともに、昨年のモデルから搭載した動画応答改善技術を継承し、さらに進化させた「新クリアモーションドライブ」を採用し、動画の再現性能が大きく向上した。動きの速いシーンなどに発生しがちな残像感やボヤケを低減させ、疑似輪郭を抑えた高精細な映像を再現できる。「新クリアモーションドライブ」の効果は、映像のコマ間に新しく補間画像を生成して挿入する「画像生成」を“強/弱”から選べるほか、新機種からは「黒挿入」を行うことで残像感を低減させる機能の効果が“大/小”より選べるようになった。それぞれの機能により、動きの速いシーンなどに発生する残像感やぼやけが低減され、クリアで鮮明な動画再生が可能になる。
光源となるランプは、HD950が搭載する200Wの超高圧水銀ランプから、新機種はいずれも220Wに出力が高められた超高圧水銀ランプに変更された。これにより、輝度もHD950の900ルーメンから1,300ルーメンに向上している。上位機のX7は、よりフィルムライクな映像を実現するため、映画館で使用されているキセノンランプの特性を活かした色温度設定モードを搭載する。これにより高効率の超高圧水銀系ランプでありながら、キセノンランプに迫るフィルムライクな発色性を実現している。色温度の設定モードは異なる色温度で3種類のプリセットを設けるほか、ユーザーのカスタム設定を3つまで保存できる。
価格は上位機の「DLA-X7」が84万円(税込)、「DLA-X3」はオープン価格だが、およそ49万円前後での販売が見込まれる。DLA-X3にはブラックとホワイトのカラーバリエーションが揃う。なお、先ごろ米JVCが北米市場向けに展開する製品として発表した、ネイティブコントラスト値に秀でる上位機種の「DLA-X9」(関連ニュース)については、「国内市場でのニーズをみながら、今後投入するかを検討していく」(同社広報)予定という。
「基本画質の大幅向上」を実現するため、昨年発売された「DLA-HD950」「DLA-HD550」から機能・性能、本体のデザインまでフルモデルチェンジを行った。それぞれX7がHD950の、X3がHD550の後継機となる。
両モデルともにビクターのD-ILAプロジェクターとして、初めて3D映像の表示に対応。フレームシーケンシャル方式の3D映像表示に対応し、別売のアクティブシャッター方式の3Dメガネ「PK-AG1」(17,850円・税込)および3D映像のシンクロエミッター「PK-EM1」(9,450円・税込)を使用することで立体視が可能になる。フレームシーケンシャル方式を採用しているため、一般的なマットスクリーンでも3D映像の視聴が楽しめる。Blu-ray 3D再生のほか、サイドバイサイド、トップアンドボトムの3D映像にも対応している。
なお、両方のモデルがVer.1.4aのHDMI端子を2系統搭載し、3D、DeepColorや1080/24p入力、HDMI CECによるコントロール機能にも対応。X7はアナログPC入力やLAN、リモートコントロール端子も備えており、トリガー端子、RS-232C端子は各モデルともに備えている。端子類は本体背面に、ダイレクト操作用のボタンとともに配置されている。
表示素子は0.7インチのフルHD(1,920×1,080画素)D-ILAデバイスを採用。“第3世代”へと進化した「Wire Grid光学エンジン」と組み合わせることで、ネイティブコントラスト値が昨年発売されたDLA-HD950で実現した5万対1と比べ、DLA-X7は7万対1に向上。DLA-X3でも5万対1のスペックを実現している。
新しいエンジンと駆動回路の搭載により、デジタル駆動方式では苦手とされてきた階調表現がより滑らかになり、階調の段差も大幅に低減されている。また、両方のモデルが120Hzの倍速表示に対応しているが、高精細なフルHD解像度の映像を1コマずつ面単位で描画できるD-ILA素子のデジタル駆動技術を活かして、3D再生時でも明るく、かつクロストークを抑えた映像表示が可能であるという。
X7/X3ともに、昨年のモデルから搭載した動画応答改善技術を継承し、さらに進化させた「新クリアモーションドライブ」を採用し、動画の再現性能が大きく向上した。動きの速いシーンなどに発生しがちな残像感やボヤケを低減させ、疑似輪郭を抑えた高精細な映像を再現できる。「新クリアモーションドライブ」の効果は、映像のコマ間に新しく補間画像を生成して挿入する「画像生成」を“強/弱”から選べるほか、新機種からは「黒挿入」を行うことで残像感を低減させる機能の効果が“大/小”より選べるようになった。それぞれの機能により、動きの速いシーンなどに発生する残像感やぼやけが低減され、クリアで鮮明な動画再生が可能になる。
光源となるランプは、HD950が搭載する200Wの超高圧水銀ランプから、新機種はいずれも220Wに出力が高められた超高圧水銀ランプに変更された。これにより、輝度もHD950の900ルーメンから1,300ルーメンに向上している。上位機のX7は、よりフィルムライクな映像を実現するため、映画館で使用されているキセノンランプの特性を活かした色温度設定モードを搭載する。これにより高効率の超高圧水銀系ランプでありながら、キセノンランプに迫るフィルムライクな発色性を実現している。色温度の設定モードは異なる色温度で3種類のプリセットを設けるほか、ユーザーのカスタム設定を3つまで保存できる。
次ページ“カラープロファイル”の設定も可能になった新画質モード
関連リンク
トピック
- ジャンルD-ILAプロジェクター
- ブランドVICTOR
- 型番DLA-X7
- 発売日2010年12月上旬
- 価格¥840,000(税込)
【SPEC】●表示デバイス:フルハイビジョン対応D-ILA デバイス ●パネルサイズ:0.7インチ×3(16:9) ●解像度:1920×1080 ●レンズ:2倍電動ズーム・フォーカスレンズ ●レンズシフト:上下80%、左右34% ●投影サイズ:60インチ〜200インチ ●光源ランプ:220W超高圧水銀ランプ ●輝度:1,300lm ●コントラスト:70,000対1 ●ビデオ入力端子:HDMI×2、コンポーネント1、PC入力1、トリガー端子、RS-232C、LAN端子、リモート端子、3Dシンクロ ●騒音レベル:20dB(ランプ標準モード時) ●消費電力:350W(スタンバイ時0.9W) ●外形寸法:455W×179H×472Dmm ●質量:15.1kg
- ジャンルD-ILAプロジェクター
- ブランドVICTOR
- 型番DLA-X3
- 発売日2010年12月上旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格490,000円前後)
【SPEC】●表示デバイス:フルハイビジョン対応D-ILA デバイス ●パネルサイズ:0.7インチ×3(16:9) ●解像度:1920×1080 ●レンズ:2倍電動ズーム・フォーカスレンズ ●レンズシフト:上下80%、左右34% ●投影サイズ:60インチ〜200インチ ●光源ランプ:220W超高圧水銀ランプ ●輝度:1,300lm ●コントラスト:50,000対1 ●ビデオ入力端子:HDMI×2、コンポーネント1、トリガー端子、RS-232C、リモート端子、3Dシンクロ ●騒音レベル:20dB(ランプ標準モード時) ●消費電力:350W(スタンバイ時0.9W) ●外形寸法:455W×179H×472Dmm ●質量:14.7kg