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公開日 2011/06/15 13:04
ヤマハ、ネットワーク機能&FLAC再生対応のエントリーAVアンプ「RX-V771」を発売
PC専用操作システム「ウェブコントロールセンター」にも対応
ヤマハは、ネットワーク機能を備え96/24のFLAC再生に対応するエントリー向けAVアンプ「RX-V771(関連レビュー)」を7月下旬に発売する。価格は89,250円(税込)。カラーはブラックとゴールドの2色をラインナップする。
本機は、定格出力95W×7(8Ω)のデュアル7.1ch再生に対応するAVアンプで、従来機「RX-V767(関連ニュース)」の後継機にあたるモデル。HDMIは1.4aに準拠し、6入力/2出力を装備するうちの入力1系統をフロントに配置。1,080pの映像アップスケーリング機能も備えるなど、従来機の特長を搭載している。
RX-V767の機能性も継承しており、フロントスピーカーの上方に仮想の2chフロントプレゼンススピーカーを創り出す「バーチャル・プレゼンス・スピーカー(VPS)」機能や、立体的なサラウンド空間を再現する独自の音場創成技術「シネマDSP<3Dモード>」、圧縮音源補間技術「ミュージックエンハンサー」とシネマDSPの併用などにも引き続き対応する。
加えて、様々な機能強化を果たしており、同社のエントリーモデルとして初めてネットワーク機能に対応。NAS内やPC内の音源再生が可能となった点もポイントだ。Windows 7/DLNA 1.5に準拠する。
■機能強化されたPC&iPod連携
ネットワーク機能への対応と併せて外部機器との連携も強化されており、本機のリリースに先駆けて発表されたPC用の専用操作システム「ウェブコントロールセンター」を使用することで、PCからネットワークを介した操作が行える。「ウェブコントロールセンター」は、本機とPCを接続中のIPアドレスを、PCブラウザのアドレスバーに打ち込むと操作用画面がウェブブラウザに表示されるもので、フラグシップ「Z11(関連ニュース)」以降のネットワーク機能を搭載するヤマハのモデルで使用することができる。
また、iOS用の専用コントロールアプリ「AV CONTROLLER App(関連ニュース)」にも対応しており、iPhone/iPod/iPadの画面で設定を確認しながら本機の操作が行える。なお、同アプリは今後Android OS版のリリースも予定しているとのこと。
オーディオデコードはドルビーTrueHD/DTS-HD Master Audioに対応で、本体前面に備えるUSB入力からは、iPod/iPhoneのデジタル伝送に対応する。USBメモリ内の音源や、“Walkman"内の一部音源の再生も可能。96kHz/24bitのFLACおよびWAV再生対応も従来機より性能強化された点で、USB内の96/24音源の再生も行える。そのほかの再生対応フォーマットは、MP3/WMA/MPEG-4 AAC。
■新たな高音質設計・構造
本機の筐体デザインはRX-V767とほぼ同一だが、クオリティを落とさずに上述の機能アップを図るため、端子の一部省略に加えて、内部基盤を新しくレイアウトしながら、さらなる高音質化を図っている。
内部はディスクリート回路を搭載。プリアンプ段にはナショナルセミコンダクター社のオペアンプを採用し、中高域の伸びを出すと同時に低域のバランスも取ることで、音域のワイドレンジ化を図った。ネットワークには、44.1kHz用と48/96kHz用にそれぞれ独立したクロック回路を備える「デュアルオーディオクロック」を採用するほか、全てのデジタル入力に働く「ロージッターPLL回路」も採用。DACは従来モデルと同様バーブラウン社製の「PCM1681」を搭載している。
また、フロントディスプレイ表示用の電源をメイントランスから完全に分離し、デジタル電源からの供給とすることで、磁気回路から回り込むノイズを低減している。加えてコストダウンを図るため、ヒートシンクの放熱フィンの長さを60mmから50mmに変更。これによりフィンの鳴きが低減され、音質の向上にも影響したという。
背面端子部は、D端子を1入力のみに変更したほか、アナログマルチチャンネルインプットも省略した。サブウーファーのプリアウトは従来モデルと同様に2系統を装備する。また、スピーカーターミナルは同社の現行モデルに対するユーザーからの声を反映させ、端子同士の間隔を広げてケーブルを差し込みやすいように工夫した。バイアンプ駆動にも対応している。
■操作性も改善
GUIは、従来モデルと同じく2階層の日本語対応で、「情報」メニューから設定情報を見ることができる。また、視聴中にリモコンの「ディスプレイ」ボタンを押すと、画面上下にステータスバーが表示され、設定画面に戻らなくても再生情報を確認することが可能となった。そのほか、6月発売の下位機種「RX-V571/471(詳細はこちら)」と同様に、ショートメッセージの非表示にも対応している。
RX-V571/471と同様に東芝の液晶テレビ"REGZA”との連携にも対応しており、REGZAのリモコンで本機の操作が可能。
省エネ設計にも注力しており、本機はスタンバイスルーON時の待機時消費電力を2.0W以下まで低減。2.7W以下だった従来モデルと比較し、25%カットを実現している。また、AVアンプのスタンバイ中でもHDMI入力を切り替えられる「インプットスタンバイセレクト」機能も搭載。リモコンには新たに「HDMI切り替え」ボタンを右下に配置することで、操作時の利便性も考慮した。
また、ヤマハ独自の音場補正技術「YPAO」にも引き続き対応。そのほか、シネマDSP専用プレゼンススピーカーとサラウンドバックスピーカーを、プログラムに応じて自動選択する「パワーアンプアサイン」機能や、アナログ入力の映像とオーディオの組み合わせを変えられる「BGV機能」も備えている。2出力同時出しも可能。
【問い合わせ先】
ヤマハ(株)
お客様コミュニケーションセンター
オーディオ・ビジュアル機器ご相談窓口
TEL/0570-011-808
TEL/053-460-3409
本機は、定格出力95W×7(8Ω)のデュアル7.1ch再生に対応するAVアンプで、従来機「RX-V767(関連ニュース)」の後継機にあたるモデル。HDMIは1.4aに準拠し、6入力/2出力を装備するうちの入力1系統をフロントに配置。1,080pの映像アップスケーリング機能も備えるなど、従来機の特長を搭載している。
RX-V767の機能性も継承しており、フロントスピーカーの上方に仮想の2chフロントプレゼンススピーカーを創り出す「バーチャル・プレゼンス・スピーカー(VPS)」機能や、立体的なサラウンド空間を再現する独自の音場創成技術「シネマDSP<3Dモード>」、圧縮音源補間技術「ミュージックエンハンサー」とシネマDSPの併用などにも引き続き対応する。
加えて、様々な機能強化を果たしており、同社のエントリーモデルとして初めてネットワーク機能に対応。NAS内やPC内の音源再生が可能となった点もポイントだ。Windows 7/DLNA 1.5に準拠する。
■機能強化されたPC&iPod連携
ネットワーク機能への対応と併せて外部機器との連携も強化されており、本機のリリースに先駆けて発表されたPC用の専用操作システム「ウェブコントロールセンター」を使用することで、PCからネットワークを介した操作が行える。「ウェブコントロールセンター」は、本機とPCを接続中のIPアドレスを、PCブラウザのアドレスバーに打ち込むと操作用画面がウェブブラウザに表示されるもので、フラグシップ「Z11(関連ニュース)」以降のネットワーク機能を搭載するヤマハのモデルで使用することができる。
また、iOS用の専用コントロールアプリ「AV CONTROLLER App(関連ニュース)」にも対応しており、iPhone/iPod/iPadの画面で設定を確認しながら本機の操作が行える。なお、同アプリは今後Android OS版のリリースも予定しているとのこと。
オーディオデコードはドルビーTrueHD/DTS-HD Master Audioに対応で、本体前面に備えるUSB入力からは、iPod/iPhoneのデジタル伝送に対応する。USBメモリ内の音源や、“Walkman"内の一部音源の再生も可能。96kHz/24bitのFLACおよびWAV再生対応も従来機より性能強化された点で、USB内の96/24音源の再生も行える。そのほかの再生対応フォーマットは、MP3/WMA/MPEG-4 AAC。
■新たな高音質設計・構造
本機の筐体デザインはRX-V767とほぼ同一だが、クオリティを落とさずに上述の機能アップを図るため、端子の一部省略に加えて、内部基盤を新しくレイアウトしながら、さらなる高音質化を図っている。
内部はディスクリート回路を搭載。プリアンプ段にはナショナルセミコンダクター社のオペアンプを採用し、中高域の伸びを出すと同時に低域のバランスも取ることで、音域のワイドレンジ化を図った。ネットワークには、44.1kHz用と48/96kHz用にそれぞれ独立したクロック回路を備える「デュアルオーディオクロック」を採用するほか、全てのデジタル入力に働く「ロージッターPLL回路」も採用。DACは従来モデルと同様バーブラウン社製の「PCM1681」を搭載している。
また、フロントディスプレイ表示用の電源をメイントランスから完全に分離し、デジタル電源からの供給とすることで、磁気回路から回り込むノイズを低減している。加えてコストダウンを図るため、ヒートシンクの放熱フィンの長さを60mmから50mmに変更。これによりフィンの鳴きが低減され、音質の向上にも影響したという。
背面端子部は、D端子を1入力のみに変更したほか、アナログマルチチャンネルインプットも省略した。サブウーファーのプリアウトは従来モデルと同様に2系統を装備する。また、スピーカーターミナルは同社の現行モデルに対するユーザーからの声を反映させ、端子同士の間隔を広げてケーブルを差し込みやすいように工夫した。バイアンプ駆動にも対応している。
■操作性も改善
GUIは、従来モデルと同じく2階層の日本語対応で、「情報」メニューから設定情報を見ることができる。また、視聴中にリモコンの「ディスプレイ」ボタンを押すと、画面上下にステータスバーが表示され、設定画面に戻らなくても再生情報を確認することが可能となった。そのほか、6月発売の下位機種「RX-V571/471(詳細はこちら)」と同様に、ショートメッセージの非表示にも対応している。
RX-V571/471と同様に東芝の液晶テレビ"REGZA”との連携にも対応しており、REGZAのリモコンで本機の操作が可能。
省エネ設計にも注力しており、本機はスタンバイスルーON時の待機時消費電力を2.0W以下まで低減。2.7W以下だった従来モデルと比較し、25%カットを実現している。また、AVアンプのスタンバイ中でもHDMI入力を切り替えられる「インプットスタンバイセレクト」機能も搭載。リモコンには新たに「HDMI切り替え」ボタンを右下に配置することで、操作時の利便性も考慮した。
また、ヤマハ独自の音場補正技術「YPAO」にも引き続き対応。そのほか、シネマDSP専用プレゼンススピーカーとサラウンドバックスピーカーを、プログラムに応じて自動選択する「パワーアンプアサイン」機能や、アナログ入力の映像とオーディオの組み合わせを変えられる「BGV機能」も備えている。2出力同時出しも可能。
【問い合わせ先】
ヤマハ(株)
お客様コミュニケーションセンター
オーディオ・ビジュアル機器ご相談窓口
TEL/0570-011-808
TEL/053-460-3409
- ジャンルAVアンプ
- ブランドYAMAHA
- 型番RX-V771
- 発売日2011年7月下旬
- 価格¥89,250(税込)
【SPEC】 ●定格出力:95W×7(8Ω) ●スピーカー出力: 7.2ch ●HDMI:6入力/2出力 ●HDMIアップスケーリング:1080p対応 ●デコーダー:ドルビーTrueHD/DTS-HD Master Audio ●再生対応フォーマット:FLAC(96/24)/MP3/WAV/WMA/MPEG-4 AAC ●総サラウンドプログラム数:38 ●外形寸法:435W×171H×367.5Dmm ●質量:11.2kg