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公開日 2011/10/04 18:50

<CEATEC>スマホ向けマルチメディア放送の名称が「NOTTV」に決定 − あらびき芸人も登場

「ワンセグの10倍高画質」
ファイル・ウェブ編集部
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(株)mmbiは、2012年4月の放送開始に向け認定申請中である「V-Highマルチメディア放送(モバキャス)を行う移動受信用地上基幹放送の業務」におけるスマートフォン向け新放送局名称を「NOTTV(ノッティーヴィー)」に決定し、ロゴも発表した。

発表会でのフォトセッションの様子

新サービスのロゴ

■「テレビを超えたテレビ」「ワンセグの10倍高画質」

「NOT+TV」による造語で、「テレビにできないことをする。テレビを超えたテレビになる。」をコンセプトにして命名。ロゴは「NOTTV」の「o」をキャラクター化することで、放送局のイメージである遊びゴコロや楽しさを表現したという。また、キャラクターの口は、スマートフォンのディスプレイを表現している。

なお、ロゴに使用されているキャラクターは「notty(ノッティー)」と命名。「NOTTV」がワクワクするメディアであることを伝えるために活用していくという。

番組内容や料金体系などの詳細については、決定次第アナウンスするとしているが、本日同社ではCEATEC開幕に合わせて会場の同社ブースで発表会を実施。その会見において、3チャンネルでサービスインし、月額数百円程度の有料放送とすること、さらに料金を上乗せしたプレミアムサービスを用意することも検討していることが、同社代表取締役社長の二木治成氏から明かされた。

Galaxy Tabでのデモ

二木治成氏

また、二木氏は「初年度で加入者数1万件を目指したい」と、ユーザー数の目標にも言及。「数年で1,000万加入を目指し、黒字化のメドもたてられるようにしたい」と展望を語った。

なお、サービスにおいてはリアルタイムでの放送に加えて、オンデマンドや録画で楽しむ「シフトタイム」サービスも用意。同サービスでは動画だけでなく新聞や雑誌、ゲームやアプリなども楽しめるようにするという。

全画面表示やSNSとの2画面表示などが可能

番組表を表示したところ

加えて、スマートフォン端末で視聴するというメリットを活かし、TwitterやFacebookなどSNSとの連携機能も搭載。コンテンツの楽しみを共有できるようにも配慮する。

SNSとの連携機能を搭載

なお、今年3月に同社が行ったメディア向けデモ(関連ニュース)でも明かされたように、コンテンツの画質は最大720×480(最大30fps)。ワンセグの最大解像度320×240(最大15fps)に対し、「解像度で5倍、フレームレートで2倍、つまりワンセグより10倍高画質だと訴求する」(同社スタッフ)という。また、サービスインに合わせて同放送用のチューナーやアプリに対応した端末が登場する予定だという。

また、発表会でインターフェースの紹介などを担当した同社常務取締役の小牧次郎氏は「今回のCEATEC会場では様々な場所でスマートフォンの姿が見られる。しかしスマートフォン向けのテレビサービスはなかなか見られない」と、新サービスの意義について言及。「100%ネットに繋がっているスマートフォン端末を使って放送を見るということで、SNS連携は当たり前。視聴者全員参加のクイズ番組なども放送できる」とメリットを説明する。

小牧次郎氏

なお、コンテンツについては外部企業との協力の下で制作していくとし「説明会を行ったところ200社以上が集まり、すでに500以上の企画が寄せられている」と説明。BSやCS、その他の番組を購入することも視野に入れてコンテンツを揃えていくとした。

スカパー!による「JリーグパーフェクトGOAL LIVE!」などのコンテンツでデモを実施

様々なコンテンツの放送を検討しているという

■“あらびき芸人”AMEMIYAさんやモデルの高垣麗子さんも登場

発表会には、お笑い芸人のAMEMIYAさんや、モデルの高垣麗子さんも登場。CEATEC会期中にブースで神戸コレクションとのコラボによるファッションショーを行うことなども紹介された。

AMEMIYAと高垣麗子さんも登場

高垣さん以外にも数名のモデルが登場

高垣さんはNOTTVのデモを体験した感想を「ケータイでこんなに高画質な映像を見たのは初めてだったので驚いた」とコメント。そして、もし自分が放送に参加するならどうしたいかを訊ねられたAMEMIYAさんは「自分のネタを披露する番組がいい。スタジオにいながらその場で反応を見られたら面白いだろう」と語り、「でも『飽きた』だとか『冷やし中華ばかりじゃないか』という反応は勘弁して欲しいが(笑)」と言葉を続けた。

さらにAMEMIYAさんは持ちネタの「冷やし中華始めました」を基に「NOTTV始めます」という歌も披露。新サービスのアピールにも一役買っていた。

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