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公開日 2012/08/21 17:05
三菱、新コンセプト「スマートクオリティ」推進 − “REAL LASERVUE”新色ブラックを9月発売
女優・モデルの杏さんが新イメージキャラクターに
三菱電機(株)は、家庭電器事業部門の新トータルコンセプトとして「スマートクオリティ」を掲げ、家庭電器事業における提案強化と事業拡大に取り組むことを発表した。
本日開催された記者発表会には、同社 常務執行役 リビング・デジタルメディア事業本部 本部長 梅村博之氏が登壇し、今後の成長戦略を語った。さらに会場には、新コンセプト「スマートクオリティ」のイメージキャラクターに就任した女優・モデルの杏さんも登場した。
■“REAL LASERVUE”新色ブラックを9月に発売 − 会場には三菱製品が一堂にずらり
記者発表会場には、三菱が展開する調理家電から、液晶テレビ/BDレコーダーなどのAV機器、太陽光発電モジュールにいたるまで多くの同社製品が展示された。
液晶テレビの展示コーナーには、バックライトに赤色レーザー光源を使用した55V型液晶テレビ“REAL LASERVUE”「LCD-55LSR3(関連ニュース)」のカラーバリエーションモデルとして、新色のブラックが登場。9月下旬の発売を予定しているという。
“REAL LASERVUE”は、赤色レーザー光源とシアンLEDを組み合わせたバックライトを採用することで赤色の表現性や色域を拡張したモデル。本体には「DIATONE NCVスピーカー」を内蔵し、音の臨場感にもこだわっている。
新色のブラックは、本体カラー以外は既存のブロンズモデルと同一の仕様。価格はオープンだが、こちらも既存モデルと同じく38万円前後での実売が予想される。同社説明員によれば「ユーザーより多くの声を頂き、インテリアに調和するカラバリとしてブラックモデルを展開することになった」とのことだ。
■新コンセプト「スマートクオリティ」で、“明日の暮らしのクオリティを向上させる”
記者発表会にて梅村氏はまず、リビング・デジタルメディア事業本部における今後の各事業戦略を説明した。
テレビやBDレコーダーを含む家電事業については、三菱の総合力を活かした製品開発を促進するオンリーワン事業の強化と、業務用市場への展開も積極的に行っていくことをアピール。また、同じく業務用事業の強化を推進するプロジェクターやモニターなどのデジタルメディア事業についても、成長分野での規模拡大を目指す。
そのほか、ルームエアコンなどの空調冷熱事業では「グローバル成長戦略」を掲げ、2015年度の売上目標を7,200億円として取り組みを加速。さらに電材住設事業における基幹事業の基盤強化、太陽光発電事業における徹底した国内事業強化に取り組む姿勢を明らかにした。
梅村氏は「東日本大震災以来、生活者の価値観が変わってきている。同時に、私たちのような総合商社に求められるものも変わってきている。物質的な豊かさよりも、安全・安心が求められている」とし、「電力インフラへ大きな注目が集まっていることもポイントだ」とも語った。
三菱はこれらの現状を踏まえ、従来のトータルコンセプト「ユニ&エコ チェンジ!」のもとで展開してきた「らく楽アシスト」「節電アシスト」戦略と、業界に先駆けて取り組みを行ってきた「スマート電化」から「スマートハウス」への戦略展開を融合し、新トータルコンセプト「スマートクオリティ」を打ち出して取り組みを強化していくという。
梅村氏によれば同社における「スマートクオリティ」への取り組みは、「家庭電器事業部門の原点に回帰すること」だという。同氏は「私たちの原点とは、“社会から暮らしまで”、“顧客視点”、“品質重視”、“本物志向”の4つ」とし、「幅広い事業分野における高いクオリティへのこだわりを持って取り組んでいく。スマートクオリティが目指すのは、賢い・つながる・ムダがない“スマート”な技術により、社会・暮らし・製品・人をつなぎ、“明日の暮らしのクオリティ向上”を実現すること」と語った。
具体的には、太陽光発電・給湯暖房・調理家電・換気空調・映像情報・家事家電・照明の7事業を強化し、それぞれのシナジー効果によって「スマートクオリティ」コンセプトを推進していく。今回はこの「スマートクオリティ」を体現する第一弾製品として、冷蔵庫「JXシリーズ」とルームエアコン“ハイブリッド霧ヶ峰”「ZWシリーズ」を発表した。
さらに現在は、大船スマートハウスにて、電気自動車の大容量蓄電池から家庭内に電力を供給する「PV・EV連携HEMS」実証実験に取り組んでいる。梅村氏は「スマートハウス、HEMS関連事業が今後の成長の柱。PV/EV連携のHEMSを事業化するべく開発している」とコメントした。
さらに今後は、ビルなどの施設におけるエネルギーを最適化する「業務用省エネ」への取り組みも強化。また、梅村氏は映像ソリューションについても「家庭用AV機器から業務用デジタルサイネージまでの幅広い分野について、スマートクオリティを体現するものとして積極的に開発していく」とした。
会見の最後には、新コンセプト「スマートクオリティ」のイメージキャラクターに就任した女優・モデルの杏さんが登場した。
会場では、梅村氏より杏さんに花束が贈呈される一幕も。杏さんは「スマートクオリティの良さを精一杯お伝えしていきたいです。私自身も楽しみながらスマートクオリティを学び、この先の暮らしに活かしていきたいと思います」とコメントした。
本日開催された記者発表会には、同社 常務執行役 リビング・デジタルメディア事業本部 本部長 梅村博之氏が登壇し、今後の成長戦略を語った。さらに会場には、新コンセプト「スマートクオリティ」のイメージキャラクターに就任した女優・モデルの杏さんも登場した。
■“REAL LASERVUE”新色ブラックを9月に発売 − 会場には三菱製品が一堂にずらり
記者発表会場には、三菱が展開する調理家電から、液晶テレビ/BDレコーダーなどのAV機器、太陽光発電モジュールにいたるまで多くの同社製品が展示された。
液晶テレビの展示コーナーには、バックライトに赤色レーザー光源を使用した55V型液晶テレビ“REAL LASERVUE”「LCD-55LSR3(関連ニュース)」のカラーバリエーションモデルとして、新色のブラックが登場。9月下旬の発売を予定しているという。
“REAL LASERVUE”は、赤色レーザー光源とシアンLEDを組み合わせたバックライトを採用することで赤色の表現性や色域を拡張したモデル。本体には「DIATONE NCVスピーカー」を内蔵し、音の臨場感にもこだわっている。
新色のブラックは、本体カラー以外は既存のブロンズモデルと同一の仕様。価格はオープンだが、こちらも既存モデルと同じく38万円前後での実売が予想される。同社説明員によれば「ユーザーより多くの声を頂き、インテリアに調和するカラバリとしてブラックモデルを展開することになった」とのことだ。
■新コンセプト「スマートクオリティ」で、“明日の暮らしのクオリティを向上させる”
記者発表会にて梅村氏はまず、リビング・デジタルメディア事業本部における今後の各事業戦略を説明した。
テレビやBDレコーダーを含む家電事業については、三菱の総合力を活かした製品開発を促進するオンリーワン事業の強化と、業務用市場への展開も積極的に行っていくことをアピール。また、同じく業務用事業の強化を推進するプロジェクターやモニターなどのデジタルメディア事業についても、成長分野での規模拡大を目指す。
そのほか、ルームエアコンなどの空調冷熱事業では「グローバル成長戦略」を掲げ、2015年度の売上目標を7,200億円として取り組みを加速。さらに電材住設事業における基幹事業の基盤強化、太陽光発電事業における徹底した国内事業強化に取り組む姿勢を明らかにした。
梅村氏は「東日本大震災以来、生活者の価値観が変わってきている。同時に、私たちのような総合商社に求められるものも変わってきている。物質的な豊かさよりも、安全・安心が求められている」とし、「電力インフラへ大きな注目が集まっていることもポイントだ」とも語った。
三菱はこれらの現状を踏まえ、従来のトータルコンセプト「ユニ&エコ チェンジ!」のもとで展開してきた「らく楽アシスト」「節電アシスト」戦略と、業界に先駆けて取り組みを行ってきた「スマート電化」から「スマートハウス」への戦略展開を融合し、新トータルコンセプト「スマートクオリティ」を打ち出して取り組みを強化していくという。
梅村氏によれば同社における「スマートクオリティ」への取り組みは、「家庭電器事業部門の原点に回帰すること」だという。同氏は「私たちの原点とは、“社会から暮らしまで”、“顧客視点”、“品質重視”、“本物志向”の4つ」とし、「幅広い事業分野における高いクオリティへのこだわりを持って取り組んでいく。スマートクオリティが目指すのは、賢い・つながる・ムダがない“スマート”な技術により、社会・暮らし・製品・人をつなぎ、“明日の暮らしのクオリティ向上”を実現すること」と語った。
具体的には、太陽光発電・給湯暖房・調理家電・換気空調・映像情報・家事家電・照明の7事業を強化し、それぞれのシナジー効果によって「スマートクオリティ」コンセプトを推進していく。今回はこの「スマートクオリティ」を体現する第一弾製品として、冷蔵庫「JXシリーズ」とルームエアコン“ハイブリッド霧ヶ峰”「ZWシリーズ」を発表した。
さらに現在は、大船スマートハウスにて、電気自動車の大容量蓄電池から家庭内に電力を供給する「PV・EV連携HEMS」実証実験に取り組んでいる。梅村氏は「スマートハウス、HEMS関連事業が今後の成長の柱。PV/EV連携のHEMSを事業化するべく開発している」とコメントした。
さらに今後は、ビルなどの施設におけるエネルギーを最適化する「業務用省エネ」への取り組みも強化。また、梅村氏は映像ソリューションについても「家庭用AV機器から業務用デジタルサイネージまでの幅広い分野について、スマートクオリティを体現するものとして積極的に開発していく」とした。
会見の最後には、新コンセプト「スマートクオリティ」のイメージキャラクターに就任した女優・モデルの杏さんが登場した。
会場では、梅村氏より杏さんに花束が贈呈される一幕も。杏さんは「スマートクオリティの良さを精一杯お伝えしていきたいです。私自身も楽しみながらスマートクオリティを学び、この先の暮らしに活かしていきたいと思います」とコメントした。