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公開日 2012/09/27 13:00

ヤマハ、AirWired対応“YSP”新モデル「YSP-4300/3300」 − ワイヤレスサブウーファーも採用

iPhoneのほかPC内音源のワイヤレス再生も
ファイル・ウェブ編集部
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ヤマハ(株)は、デジタルサウンドプロジェクター“YSPシリーズ”の新モデルとして、独自の非圧縮PCM伝送技術「AirWired」に対応し、ワイヤレスサブウーファーを採用する2機種を11月中旬より順次発売する。

・「YSP-4300」¥OPEN(予想実売価格18万円前後)11月下旬発売
・「YSP-3300」¥OPEN(予想実売価格14万円前後)11月中旬発売

YSP-4300

YSP-3300

サウンドバーに内蔵する複数のスピーカーを個別に制御し、音をビーム化して壁面反射することでサラウンドを再現するYSPシリーズの最新機種。2機種とも7.1ch音場の再現に対応する。

■ワイヤレスサブウーファーを採用した2ユニット構成

本体は従来モデル「YSP-2200」と同じく、フロントサラウンドバー部とサブウーファー部による2ユニット構成を採用した。なお2機種の大きな違いとして、サウンドバーに内蔵するビームスピーカーの数が異なり、上位モデルYSP-4300は22個、YSP-3300は16個を搭載している。

YSP-4300のサウンドバー。22個のビームスピーカーを搭載している

YSP-3300のサウンドバー。こちらは16個のビームスピーカーを搭載する

さらに、YSP-2200のユーザーから寄せられた声をフィードバックさせ、細部をブラッシュアップ。2機種ともサウンドバーの左右内部に6.5cmの真円形ウーファーユニットを追加し、より音質の向上を図っている。

サウンドバーの左右内部にウーファーユニットを追加

サウンドバーの寸法は1,000W×80H×158Dmmで、剛性の高いアルミボディを採用した。テレビの前に置いた際にテレビ画面と重ならないよう、高さを8cmまでに抑えている。なお脚部は取り外し可能で、こちらを取り外すとさらに高さを7cm程度に抑えられる。テレビリモコンリピーターも内蔵している。

脚部は取り外しも可能

サブウーファーには16cmのコーン型ユニットを搭載し、上質な重低音を再現する独自の「ヤマハ・アクティブサーボ・テクノロジー」を採用。本体サイズ145W×446H×371Dmm、質量9kgで設置性にも配慮しており、縦置き/横置きの両方に対応する。

YSP-4300のサブウーファー

YSP-3300のサブウーファー

なお、YSP-2200ではサウンドバーと有線接続するパッシブタイプのサブウーファーであったのに対し、YSP-4300/3300ともサウンドバーとワイヤレス接続するアクティブサブウーファーを採用している。そのため、電源コードだけのシンプルな配線が可能となった。

■新たなAirWiredトランスミッターを付属 − iPhoneだけでなくPC内音源のワイヤレス再生も

上述の通りYSP-4300/3300とも、2.4GHz帯を使用したヤマハ独自の非圧縮PCM音声伝送技術AirWiredに対応。さらに本体には、新しくなったiPod用ワイヤレストランスミッター「YIT-W12」も付属する。

新たなAirWiredトランスミッター「YIT-W12」

YIT-W12は、iPhone/iPod/iPadのドックに直接接続すれば、iPhone/iPod/iPad内の音源をAirWired技術を介して対応再生機でワイヤレスで楽しめるトランスミッター。今回新たにmicroUSB端子を備え、USB接続に対応可能となった。USBケーブル経由でYIT-W12をPCと接続すれば、AirWiredを介してPC内音源ファイルのワイヤレス再生も行える。

YIT-W12は11月中旬に単品での発売も予定している。こちらも価格はオープンだが、1万円前後での実売が予想される。

なお今回発表の2モデルは、サウンドバーとサブウーファー間のワイヤレス接続にも、AirWired技術が採用されている。ワイヤレス接続というと一般にBluetooth技術が多く採用されているが、ヤマハによれば「AirWiredは1基の送信デバイスから複数の対応機器にデータを送信することができるため、今回のような2ユニットの製品に採用した」とのこと。また、AirWiredを採用することによって、非圧縮音源の伝送に対応することもポイントだ。

■その他・特徴 − 上位モデルYSP-4300はUSB経由でiOSデジタル接続も

2機種ともHDMI入力は4系統を装備しており、3D&ARCや4K信号のパススルー、入力切換を素早く行えるInstaPort機能、各主要メーカーのテレビと連動するHDMIリンク機能に対応している。音声入力は光デジタル×2、同軸デジタル×1、アナログ×1を装備。出力はHDMIを1系統を備えている。

付属リモコン

音声は、ドルビーTrueHD/DTS-HD Master AudioなどのHDデコードに対応する。圧縮音声を補間する「ミュージック・エンハンサー」機能も搭載する。

また、約3分で簡単に最適な音響処理を施すことができる音場調整機能「インテリビーム」にも対応。ヤマハ独自の音場創生技術「シネマDSP」は10個のプログラムを搭載する。そのほか、放送番組とCM間の音量差を自動補正する「ユニボリューム」機能も備えている。

なお上位モデル YSP-4300はUSB入力も備えており、iPhone/iPodのデジタル伝送に対応する。USB経由での再生対応フォーマットは、MP3/WMA/AAC/WAV。そのほかFMチューナーも内蔵している。


【問い合わせ先】
ヤマハ(株)AVお客様ご相談センター
TEL/0570-01-1808(ナビダイヤル)
TEL/053-460-3409(携帯電話、PHS)

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製品スペックを見る
  • ジャンルフロントサラウンドシステム
  • ブランドYAMAHA
  • 型番YSP-4300
  • 発売日2012年11月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格180,000円前後)
【SPEC】 <サウンドバー>●スピーカー:ビームスピーカー×22、6.5cm真円形ウーファー×2 ●入力端子:HDMI×4/光デジタル×2、同軸デジタル×1、アナログ×1、USB×1 ●出力端子:HDMI×1 ●外形寸法:1,000W×80H×158Dmm ●質量:6.3kg
<サブウーファー>●スピーカー:16cmコーン型 ●外形寸法:145W×446H×371Dmm ●質量:9kg
  • ジャンルフロントサラウンドシステム
  • ブランドYAMAHA
  • 型番YSP-3300
  • 発売日2012年11月中旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格140,000円前後)
【SPEC】 <サウンドバー>●スピーカー:ビームスピーカー×16、6.5cm真円形ウーファー×2 ●入力端子:HDMI×4/光デジタル×2、同軸デジタル×1、アナログ×1 ●出力端子:HDMI×1 ●外形寸法:1,000W×80H×158Dmm ●質量:6.3kg
<サブウーファー>●スピーカー:16cmコーン型 ●外形寸法:145W×446H×371Dmm ●質量:9kg
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